表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/7

第1話

お読み戴きありがとうございます。


エルフっ娘の方で使おうとしていたネタだったんですが、話がぐちゃぐちゃになりそうだったので、新連載という形にしました。エルフっ娘とは違う世界の物語になります。あちらも未だ未だ更新します。

 ボクの名前は柴田強兵といいます。あぶな○刑事のあの方の様なカッコいい男になれる様に、強くて凛々しい者になる様にという願いを込めて、両親が名付けてくれました。


 両親の教え通り、ボクは強くて凛々しさを持ち、あの方の様な人に笑いと感動を与えられるそんな人間へと頑張ってなったつもりだったのですが____ボクは何処で間違ったのでしょうか。


 今、ボクは愛する人に裏切られて両親と親子二代で築きあげた財産(家や土地、貯金の全て)を騙し盗られ、愛する人の友人という男性に刺され、血の海に沈んでいます。


 もう、ボクには一言でも喋る元気もなく、手足の感覚もありません。ただ、残り少ない命の灯が尽きるのを待つばかりです。



 ___ああ。もう眠くなってきちゃいました。高校の時に事故で亡くなった両親の元に行けそうです。



 _____生まれ変わったら、今度こそ本当に愛してくれる方に巡り会うことができたらいいなぁ。



 ____。



 _____________________________________________________________________________________。





 



 ___あれ?



 気が付くと、いつの間にかボクは見知らぬ白い部屋に座っていました。刺され、死んだはずなのに、外傷もなく、手足の感覚もあります。



 ___ボクって死んだよね?・・・・・あれ?



 『うん。君は、君が愛した彼女の浮気相手に刺されて亡くなったよ。』


 声が聞こえた方向に目を向けると、白い服を着た中学生くらいの少女が立っていました。


 『初めまして。強兵君。わっちはこの世界の神様ですじゃ。』


 ___え?・・・・・神様?


 『うん。神様。』


 ___え~と・・・。神様って、確か・・・・髭もじゃで女性にだらしないおっさんだった様な・・・。


 『ああ。あやつか。あやつは某宗教で崇められとる全知全能を司る地球の神の1人ではあるが、わっちとは違うぞ。』


 ___え~と・・・・何処の神様でしょうか?


 『わっちは、地球含む世界の次元を司る神じゃ。』


 ___次元の神様?


 『そうじゃ。っと、時間もそろそろ残り少なくなってきたようじゃの。とっとと本題に移りたいんじゃが良いか?』


 ___はい。


 『強兵。お主はここの次元とは違う次元に住む神からの要望により、ある世界に行って貰う事になった。』


 ___違う次元の神様の要望・・・・ですか?


 『おお。そうじゃ。あやつらの要望の内容は詳しく話せんのだが、お主はあちらの世界に転生して貰う事になるのじゃ。まあ、詳しくはあちらの世界を司る神から聞いてくれ。』


 ___・・・・・。


 『でな。次元を渡る事になる、強兵。お主にわっちから加護を授けたいと思うんじゃが、受け取って貰えるかの?』


 ___加護?・・・・ですか?


 『そうじゃ。まあ。テンプレなやつで済まんが、わっちからの加護は異世界言語完全習得とアイテムボックスと呼ばれる収納能力をやろうと思うんだが受け取って貰えるかの?』


 ___確かに、ラノベとかゲームとかで有名なモノですね。有難く戴きます。


 『うむ。強兵。お主の魂にわっちの加護を与えた。』


 ___有難うございます。


 『さて時間も残り数分程しかないが、何か聞きたい事はあるか?』


 ___そういえば、ここって天国なんでしょうか?


 『わはははっ。いや違うぞ。ここはわっちが特別にお主の為に作った次元の間にある空間じゃ。』


 ___そうですか。


 『ああ。なるほど。お主の両親の事じゃな。心配せんでもあやつらなら天国で夫婦仲良く暮らしておるわい。』


 ___良かった。あの1つお願いしても良いでしょうか。両親に有難うって伝えてくれませんか?


 『分かっておる。お主の両親に伝えておこう。』


 ___有難うございます。


 『もう時間のようじゃ。このゲートをくぐってあちらの世界に行ってくれんかの。』


 神様はそう言うと、神様の横に虹色に輝く扉を出現させた。ボクはその扉を開け、虹色に輝く、その中へ入っていった。



 _______。



 『強兵。お主に幸あれ。』

20160120 誤字修正しました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ