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中国からの国際電話

 私がいた当時、日本との連絡手段はシン――手紙しかなかったので、もともと筆不精な私もけっこう筆まめになってた時期があります。

 返事が来ると、それはもう嬉しくてね。

 その日、一日がハッピーな気分になるほどだったんです。


 で、一応電話という手段もあるにはあったんですよ。

 体育学院が気を遣ってくれて、親の元に電話をしてあげなさいとか言うので、じゃ、遠慮なくと挑んでみたわけです。

 

 そんなオーバーな! と、思うでしょ?

 これがまた信じられないでしょうが、カスタムセンターみたいなところに取り次いでもらい、OKがでるまで30分待たされるんです。

 そして、日本の電話番号を述べて、つながるまで15分。

 母親がようやく出る。



「あ、俺だけど」

 んで、1分待つ。

「どうしたの? 国際電話?」

 んで、1分待つ。

「学院がかけろって言うもんで」

 んで1分wwww

 話にならない。しかも、雑音がひどい。

「忙しいからまたね」

(おい!) 

 これだけの会話をするのに、約一時間がかかった。

 母もじれったくなったのだろう。


 数か月後、成都という都市のホテルで気軽に国際電話をかけられる公衆電話があり、再度挑戦してみた。

 待ち時間はかなり短縮されていたが、やはり雑音がひどく、聞き取れない。

 まあ、大した用はなかったので、早々に切り上げる。

 請求された料金は日本円にして3000円ほどだった( ;∀;)


 さらに後日、香港に出たとき、カードでできる国際電話を発見。

 試してみた。

 すると――!

 これがもう快適すぎて、今までのはなんだったんだ? と言いたくなるほどの差なんです。

 雑音もないし、国内とまったく変わらない速さ。

 しかも料金も安いときた!


 30年近く前の香港(まだイギリス領のとき)だが、中国との差はまさに天と地ほどの差があったのである。

「大三元」のちゃーしゅーはんはめちゃウマで通い詰めたし、当時あった大丸やそごうではマンガを立ち読みしまくり(日本語に飢えてましたw)観光会社のチャーミングなお姉ちゃんに会いに毎日チケットの確認に行ったりね♪ すごくフレンドリーで可愛かったんだよ←また、女か!

 香港最高! 

 あ、ナイトマーケットの面白エピソード思い出したので、次回はそれ書きます! 

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