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招かれざる訪問者たち・・・

中国に長くいると、いろいろなタイプの人が近づいてきます。


例のブラックマーケット的な外貨をくれないか?などのちょっと黒い人たち。

とにかく日本人と交流したい!というやたらフレンドリーで親切の押し売りがすぎるタイプの人。

私は政府の上の人を知っています。会わせてあげるから!もにゃもにゃな人。



あと、以前にも書きましたが、やたら挑戦的な人たち。

空手道コンショウタオに興味がある! 俺に教えろ! とかw


こういった変わった人たちが週にひとりは私のもとに訪れてきたんですが

これがかなり疲れるんです。

だって、人の都合なんてお構いなしに来ますからねw


この積極性?は、日本人も見習ってもいいかもしれないという気もします。

日本人はなんだかんだで謙虚、悪く言うと消極的すぎます。

いざ、外国に出てみるとそれがよくわかると思います。



それはともかく、今回は一風変わった訪問者の話です。


名前は某・西川といいまして、にしかわではなくシーチョワンと読むのですが、彼がまた変なやつでね。

一応、大学の英語教師なんですけど、性格に異常ありでして。


とにかく、スケベなんですよw


その彼が突然私の部屋を訪ねてきました。

「私は◯西川といいます。にしかわと呼んでください。日本人にも、にしかわっていますね!」

ここまで言って、まず一人で大笑い。

私は、ぽかーん。


「私は英語教師やってます。イングリッシュ・ティーチャーですよ!」

と、ここでまた大笑い。

どこがおかしいのだろうか? (^_^;)


ちなみにここまでなんと日本語で話し切った。

日本語上手ですね? と言うと

「おお! 必死で覚えてきたのです。日本語はまだまだですよ」


すると、声をひそめ、ツツーっと近寄ってきた。

「私はある本を探しています。あなたなら持っているかと思い、訪ねてきたのです」などという。


そして、西川はニヤリと笑い

「私はスケベな本を見たい。あなた、持ってる? あなたもスケベでしょ~?」

とか、勝手なことをほざく。


い、いや、私はたしかにスケベだが、残念なことに持ってきてないのだ。持ち込めないと聞いていたからなと説明すると、西川はまた大笑い。

「ふわっはっはっは。やっぱり、あなたもスケベね! 日本人、スケベだって知ってます! 私たち、友達ね!」


うるせーよ! つか、知ってんのかよ!?


さらに、西川は続ける。

「あなたは恋人がいますか? エッチはした? 女の人、スケベな体してますね?」

 おめえ、何しに来たんだよ!?


などと、一方的にまくしたて高笑いとともに去っていったのだが

翌日、数名の友だちを連れてまた訪ねてきたw

「日本人はスケベだってな? おまえもか?」

 そうかもしれんが、ひとくくりにするな!


「女の裸を見たいんだ! なんとかしてくれ!」

 女にたのめよ! 俺に言ってどうする?


「ビデオはないのか? 日本にはたくさんあると聞いたぞ」

 おまえ、デッキ持ってねえだろ!


などと、そんな話ばかりw


とどのつまり、中国の若い男性陣も、みんなスケベだったという話でした。万国共通ですねw 


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