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時間がゆったり流れるからこそ・・・2

いわしという魚、実に驚くべきスピードで泳ぐ。しかも方向転換の瞬間がすごい!

リーダーらしきいわしがいるわけではないのに、みんながいっせいに方向転換するのだ。これはすごい。


まあ、いわしに限らず魚類は速い。


アシカやオットセイなども目を見張る速さだ。


水族館で芸をするときなども、二十五メートルプールなんか

あっという間の速さで泳ぎきってしまう。



どこからあんなパワーが生まれるのだ?



考え方によっては、ウロコとか、体毛が水の抵抗を弱めているとかもあるだろうが、大事なのは身体の奥底からはじき出されているパワーである。


人間とは大きな差がある。


科学的トレーニングを駆使し、食事の方面からも管理されたアスリートたちでさえ、ヤツらには到底かなわない。



しかも驚くべきはスタミナである。



魚たちは水に浮いたままで睡眠をとる。


いつ身体を休めているのだろうか?


遠い距離もおそらく疲れ知らず。(だりいなあ)などと思っている魚っているのかね?


サメやマグロは動いていないと死ぬなどとも言われているぐらいだから、

人間もこうなら仕事もはかどるのに、などとさえ思う。



魚に限らず、哺乳類、昆虫、鳥類、全てが驚くべき能力を秘めている。



たくさんありすぎて例に出すのも疲れるので、(この時点で、私は動物たちに負けている)核心に迫っていこう。



人は体調が悪いときや、病のとき、何をするか?

または何をもとめる傾向があるか?



1 休息をとる。


2 医師、または薬に頼る。


3 食べ物、またはサプリメントから栄養補給を求める。


4 ヨガ、気功、または癒し関連による心の安息を求める。



ざっとこんなところだろう。


1は当然だ。動物も休息はとる。


2は人間の特権であろう。(ペットや飼育されている動物などは除く)


3についてだが、頭でっかちになった人間はこれらにも理屈を求めすぎた。

野生の動物や魚たちを考えると、栄養のバランスという言葉はヤツらの辞書にはない。



吸収の仕方が異なるとか、単純な生活習慣だからという意見はこの際無視させていただく。



ただ、栄養学の知識もなしに本能で必要なものを摂取し

我々人間をはるかに超えた動きをする事実は動かしようがない。



で、問題の4である。



人類の歴史と英知がヨガや気功を生み出した。世界に誇れる東洋の文化である。




だけどね。(いきなり口語になる)


動物たちには必要ないんだよね、これらは。

こんなもの(失礼)なくてもヤツらは元気だ。



人間も野性に返れば元気が出るのかもしれない。が、それも無理というもの。



思うにヨガや気功は人間を野生(この場合は自然といったほうがいいか)に帰す手がかりを与えているのかもしれない。



ここまで考えると、核心に一歩近づく。



そう、ヨガや気功ですら、手がかり、あるいは幇助にすぎないのだ。



つまり!



人は自分の力で自然に帰ることが可能だということなのである。



ヨガのポーズや気功の呼吸法、

あるいはヒーリングに共通する要素として術者が治すのではなく

患者自身が治しているということが重要なのだ



言い換えればそれに気づいたとき、ある可能性に思い至る。



つまるところ、考え方。



いや、脳の使い方、働かせ方がほとんど全てを左右することに。



「プラシーボ効果」が発展し、

「シナジー効果」あるいは「ハーロー効果」を生み出す構図は

ある種宗教的なものへと変貌していく可能性もあるが

早い話、ヨガや気功で得られるりラックス感、安心感はすべて脳が感じ、身体に命じていること。



乱暴かもしれないが、

脳の未知の領域の使いかた、活かしかたをつかめば

先の動物のようなスーパーパワーに目覚める事もあるのかも知れない!


・・・なんてことを、中国でヒマをもてあましていた頃

よく考えたものでした。

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