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時間がゆったり流れるからこそ……

足の怪我から2週間経ち、ようやく歩けるようになってきた。

けっこう重症だったみたいで、靭帯50%ぐらいの損傷ってところでしょうか。

さすがに年を感じざるをえないな。


が、こうしたケガも何かと気付きみたいなことをくれるようで

退屈はしないね。ただでは起きません(*^_^*)


痛いところをかばいながら歩くとき、微妙な角度で痛みが変わる。

微妙な地面との触れ方で別のところにも負担が加わる。


歩き方をかえると、痛みはないが足の指や土踏まずのツボが刺激される。


人体の複雑怪奇なメカニズムが実感できる。



チャクラとか経絡みたいな大昔から伝わるものがあるが

いにしえの人はどう発見したんだろうね?


ペンフィールドのような科学者がいたのならわかる。


この人はてんかん患者の治療のために

脳みそのいろいろな箇所に電気刺激を与え

どの部位と関係してるかを研究したのだけど

とても今の時代では許されなかっただろうね。


話は戻るが、チャクラや経絡の発見について。


4000年ほどまえから行なわれていたとされるヨガだけど

昔の人ってのは、とにかくすることがなくて退屈。

やることは狩りやエッチしかないわけで、ちょっと知的な人は考える。

でも、哲学にまではいたらない。

これは地域柄というか、暑過ぎる天候がそれを許さなかったんだろう。



だから、体力をなるべく使わないですむように

ねっころがったりして、空想に耽ったりする。



ある種の条件を満たすと瞑想に近い状態になったりする。

突然、幻視が見えたり、お告げを聴いたりするようになる。



で、これはいったいなんやねん?となる。



信頼できる賢者に相談する。

「よし、いっしょにやってみよう」とか「ほかにも似た経験のあるひとがいるかもよ」

などと、情報を募ったり、収集に努める。

「おう、オレもそんな経験あるぜ」「あたしもぉ!」などという声がちらほら。



そんな状態が何百年も続き、

やがて肉体酷使したときにも似たような現象が起こることに気付く。



瞑想でも、肉体酷使(酸欠)でも似たようなことが起こるんだなあ・・・などと情報が少しずつまとまってくるが、まだ答えには至らない。


そして、昔にもきっといたであろう頭のいい人が何百年も知識の積み重ねを分析し、何かの結論に至った可能性は大いにある。



それが中国に流れ、道教の思想と合流し独特の考え方に発展を遂げていく。

プラーナから気へ概念が変化し、戦いや拷問の歴史から得た人体の内部への興味。

神経や血流、筋肉をいじる(ま、こういうことだと思う)


ここに針を刺せば、どうなる?

ここを圧すとどこに連動する?

ほとんどペンフィールド状態(笑)


インドや中国の長い歴史は闇の部分もたくさんある。

それに沿って発展を遂げたのがヨーガであり、漢方学であり、武術だ。


これらの蓄積が、どこをどう押せば人は倒れるとか、

どのツボをどの角度で抑えれば効果的か、

こう動けば必ず人はこう反応する、みたいなデータとして活用されてきた。



それに比べて、現代の文明というのは発展が早すぎるよね。

数十年で、何百年分も動きがある。(武術・格闘技もそうだな)


情報の伝達というのもかかわるんだろうけど、

もう少し、人類全体がのんびりとしてもいいかもしれないとは思うのです。

若者のスマホ活用度に、とてもついていけない自分を嘆きながらw

(いや、ほんとにすごいのだ。手の早さのみならず、アイディアやらなにやら)



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