毎日が腹痛との戦い
基本功というほんとに基本的な動きをみっちりと。
初級長拳3路という套路(型のこと)
これが、私が中国で習った一番最初の武術だ。(-_-;)
向こうではもちろん、現在では日本でも少年たちがこなしているレベルのもの。
まあ、カリキュラムの一貫としてどうしてもこれをしっかりと習わなければならないらしかったため渋々練習したものだった。
(こんなの習いに来たんじゃねえ!)
との忸怩たる思いを抱えながら、夜はシャドウやアイソメトリックスなどに励んではいたが・・・。
目的たる馬賢達老師は当時西安体育学院をはなれ、陝西師範大学という所で教練を取っていた。
ここが大きな障壁だった。
中国では面子というものをすごく重んじる。
そのため、他の学校に留学に来た私に師範大学としては学ばせるわけにはいかないのだ。
この辺の感覚、日本人にも少しあるかもしれないが、中国では極端だった。
とりあえず会いたいとの希望もかなわず、それでも馬賢達老師の弟子であった王静老師、白鴻順老師に表演、伝統などの手ほどきを受け、地味~に中国武術の身体はできつつあった。
そんな中、私の、ひょっとしたら一番の修行はすでに始まっていたのです。
それは。
振り返ってみてください。
トイレの内容が最初から続いてたのには理由があるのです。
そう。
毎日のように訪れる腹痛と激しい下痢ww
マジですごかったのです。
最高で一晩30回以上トイレに駆け込みました。
当然一睡もできません。
何も出ないのに、トイレに行きたくなるのです。
一ヶ月の間、定期的にこんな症状に襲われましたね。
急性腸炎。
これは痩せます!(笑)
一ヶ月で12キロ痩せましたから。
当時58キロがベスト体重でしたが、45キロになりましたし。
写真見ると、ガリガリになってます。骨ですw
それでも、練習は休まなかったな。
毎日5時間の練習でしたが、苦ではなかった。
食べるのは、ビスケットとバナナのみ。
もう完全に食事恐怖症です。
やむなく飲んだ薬は劇薬だったらしく、3日間耳が聞こえなくなりましたし
、つばを飲み込むと耳に激痛がすごい。
思い出すのもイヤになる体験でしたねえ。