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犬も歩けば棒に当たる。

中国の街をぶらつくと、面白いことに必ず出くわしたものだった。


西安は意外にも回族(イスラム教徒)が多く、そのためか中近東風の食べ物にそこらかしこでありつける。


代表的なのがシシカバブーだ。

「烤羊肉」(カオヤンロウ)というのだが、羊の肉の串焼きのこと。

これに使うツーラン(どう書くのか不明)という香辛料がたまらなく食欲をそそる。

問題なのがこれに使う金串だ。

な、な、な、なんと、自転車のスポークをリサイクル?しているのである。

実は、これにはけっこう感心した。

ピッタリじゃん! とw

一回、行けば20本は平らげることができる。

なんといっても、一本5円ぐらいだったしね。



で、反対に激マズだったのが羊肉包模ヤンロウパオモーという

羊の煮込み料理だ。

あと、キュウリの炒めものがやたらに多かった。

これがまたマズイのなんの。

どうすればこんなに不味くできるんだ? と思わせるレベルなのだ。



中華料理は美味いと思っている方は認識を改めた方がいい。

美味いのは日本の中華料理で、本土ではうまいものに滅多にお目にかかれない。

(あ、広州とか香港の広東料理は別よ。あれは、美味いですw)



辛さが半端ではない。(西安や四川料理は特に)

蒙古タンメンや激辛カレーの比ではない。

ひとくち食べた瞬間、汗が滝のように流れてくる。

むせて、涙がこみ上げてくる。

そして体中が燃えてくるw

おかげで、帰国して以来私は日本の辛さに物足りなさを感じるのだ。



それはともかく、地下道とかがあったら入ってみると面白い。

四川省成都では戦争にでも使うのか? というような地下シェルターのような趣があったし、西安にはシャム双生児や、一つ目の子供、皮膚が鱗状になった赤ちゃんなどのホルマリン漬けが展示してあって(今はどうかわからない)それを家族で楽しげに眺めている風景が見られた……。



あと、たまに出くわす異様な風景のひとつ。

ロープで縛った犯罪者を立たせ、首から「私は○○をしました」と書いたプラカードをぶら下げられて、晒し者にされるのだ。


窃盗ぐらいならまだいい。

これが強盗や殺人だと、処刑場に連れて行く前にアナウンス付きで晒され、石をぶつけられる。

そして――!

※ ちなみにだれでも処刑場に見に行くことができた。



……と、こんかいはちょっと闇の部分に触れたが、闇といえば「ブラックマーケット」

次回はブラックマーケットにまつわる面白い話を。



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