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?「お~い、鳴海~」
ほらね?
・・・えっ?鳴海は誰かってか?それは僕だよ。
唐沢鳴海っていうんだ。
そんでもって僕を呼んだのはは氷堂つらら。そんでもって幼馴染なんだけど、名前とは裏腹に明るいのだが、何故か一部の女子に恐れられている。
しかも、その一部ってのが僕の知人が殆ど当てはまるのだから面白い。
鳴海「おはよう。元気?」
つらら「元気だよ、すっごく元気!」
鳴海「そんで、今日さ―――――」
先生「お~い。授業始めるぞ~」
あっ、授業が始まってしまった。
僕の机の方につららがノートを差しだしてきた。
ん?何か書いてあるな。なになに・・・
~ノート会話~
つらら「さっき言いかけた話っていつもの中二病のお話?」
そうそう、僕は中二病さ~って違うわ!
鳴海「鳴違う、僕は中二病じゃない」
まったく。つららは僕の事を何故か中二病扱いしてくるのだ。なぜだろう?
つらら「でっでも、いつもコーヒーを漆黒の妖水っつ言って、ドヤァ~としてるし。」
そっちの方がカッコいいじゃないか!
だって、黒いし。
鳴海「そんな、感じしない?」
つらら「例えば?」
鳴海「黒いじゃん」
つらら「なる程~、鳴海スゴイよ!!」
つらら、信じやすいだよな。そこが可愛いいんだけどね。
つらら「じゃぁ~妖水はなんで?」
言えない、絶対に言えない。
苦くて美味しくないから。何て言えないよ!
鳴海「妖々しいから」
これはない!バレただろうか。
そっとつららの顔を覗いてみると・・・
キラッキラッしてた。バレるどころかメッサ尊敬の眼差しが向けられいるぅぅ!
つらら「凄いね~、鳴海は。でもね?」
鳴海「うん?」
何か嫌な予感が
つらら「中二病取り扱い説明○っていう本にね、鳴海みたいな人は中二病なんだって~」
なん・・・・だとっ!?
鳴海「他に当てはまる物は!?」
つらら「えっとね~」
以後つらら回想
鳴海「みんな、おはよう。」
つらら「鳴海!それどうしたの!?」
鳴海がいきなり顔に包帯巻いて来るから驚いたんだけど結局・・・・
鳴海「これは僕の邪気眼が(以下略)」 とか言ってたけど何て事もなかった事とか
なんかのアニメかゲームにはまったのか
鳴海「今日から俺はマッドサイエンティストになる!」
つらら「急にどうしたの!!?タイムマシンとか作り出したりしないでよ!!?」
鳴海「何故わかった!!?」
つらら「作るきだったの!?」
あとは、ギターはFコードが出来なくて挫折したりとか、不良百人切りの自慢話しをしてきたり。あれ結局嘘だったし・・・信じて損したよ。
何かもう書ききれないや
~つらら回想終了~
つらら「書ききれない程当てはまってた」鳴海「そうですか」
僕は中二病だったのか・・・
~ノート会話終了~
先生「よし、じゃぁ今日はこれまできおつけて帰ってな。」
やっと終わったか。
鳴海「それでさっき言いかけて話だけどさ。」
つらら「うん。何?」
?「ホウコクシマス メッセージガ イッケン トドイテオリマス」
鳴海「・・・」
つらら「鳴海?どうしたの?」
鳴海「メッシージは何だ?」
つらら「鳴海?」
?「リョウカイシマシタ メッセンジャー ハハウエ タノミゴトガアリマス トノコトデス」
鳴海「そうか。」
つらら「鳴海?また中二病?」
鳴海「ごめん、また来るよ。・・・・ログアウト。」
ログアウト?ってなるだろう。というかさっきの話何?カタコトの奴何?なるだろう。
そう、ここは現実ではない。仮想世界だ。
ヘッドマウントディスプレイを頭に装着することでフルダイブ(意識ごと仮想世界に行くこと)が可能となっていて、視覚聴覚のみがDATAとして受け取ることができる。
先ほどのつららも、先生も、塾そのものも僕が作り上げた偽者だ。
カタコトの奴は僕がフルダイブしているさい、何らかのメッセージを伝えてくれる機能だ。僕はメッセンジャーと呼んでいる。
ログアウトすれば、現実の世界に戻る。偽者から本物へ戻る。
だが、仮想世界の中に唯一、本物がある。いや、あった、というべきかそれとも生きたいた言うべきであろうか。
それは、つららだ。つららは僕の本当の幼馴染だ。
しかし、彼女は事故にあい、そして遠くの病院へ運ばれたそうだが、その数年後、死んでしまった。
何故、僕がつららをこの仮想世界に引き込んだのか。
それは・・・・彼女を愛していたからだ。僕は彼女なしでは生きていけない。彼女に依存してしまったいるのだろう。