私の契約竜と幼馴染は仲が悪いらしい
「今まですみませんでした、フレアナイト公爵!!」
「えぇ、今まで通りでいいんだけど、、、?」
「でもですね!」
「おれの〈命令〉だからね。あと、リンって呼んでほしいな?」
「、、、わかった。」
私が今までの不敬で罰せられてもおかしくない口調をフレアナイト公しゃ、、リンは許してくれた。
優しいな、リt、、リンは。
「うん、いいよ。」
リンは満足げに微笑んだ。その微笑みは、喜びに満ち溢れたものだった。
〜〜〜〜
「ということで、リンと皇帝陛下が乗ってるということです、はい。」
私が一通り説明し終えると、家族が声を合わせて絶叫した。
「「「えぇええ、あのリトくんが王弟ぃいい!?」」」
「え、嘘じゃなさそうで怖いんだけど?」とリィナ。
「美形に育ちすぎてフィーナが話終わるまでわからなかった、、」と兄上。
「そうか、そうだったんだね、、」と考えを放棄した父上。
1人も反応が被らないの、すごいね。
ん、、?リンが美形?嘘でしょ。
確認のために後ろを見ると、超絶美形が微笑んでいた。
はぁあああ、かっこよすぎな!?
「ヴァルトとどっちが美形だろ?」
そう呟いたのをリンは聞き逃さなかったみたいで。
「ヴァルトって誰?」
と圧をかけながら聞いてきた。
「え、今乗ってる竜だけど?人型になったらどっちが美形かなって。」
「人型になるの?」
「うん。」
そしてあーだこーだ話していると、リズット帝国付近の草原に着いた。
ヴァルトは私たちを降ろす(リンだけ雑、なんで?)と、人型になった。
銀色の長髪を緩く一つにまとめた髪型をした、切れ長の碧眼の研究者の格好の20代前半の姿をした姿がヴァルトの人型の姿だ。
「フィーナ。ご褒美をくれないか?」
着いた途端に上目遣いでご褒美を要求するヴァルト。
20センチも私より身長が上なくせに。
「フィナンシェでいい?」
「ああ。」
そして私がフィナンシェの入った籠を渡すとヴァルトは食前の言葉を言ってすぐに食べ始めた。
「やっぱりフィーナが作ったフィナンシェは美味いな!」
「フィーナの手作り、、、だと!?おれにもくれ、ヴァルト。」
ヴァルトの言葉に反応したリンが、手を伸ばして言う。
が、ヴァルトは「無理だ。お前に渡すとフィナンシェが穢れる。」といい、渡さない。
「穢れる!?そう言って独り占めする気だろう!」
「そう言ってもお前の分はない!」
ケンカになりそうな2人にみんなはオロオロしてるだけ。
はぁ、私が止めるか。
「2人とも、ケンカはやめようか。ヴァルト、それ以上食べるなら夜ご飯抜きだよ?」
「なぬっ!それは困る!」
「じゃあ、2人で仲良く食べてね?」
「はい、、」
私が圧をかけると、ヴァルトはリンと仲良く(とは言えないが)食べ始めた。
ま、一件落着ですな。




