幼馴染との再会、、、からの気絶
「え、誰ですか?」
そう言うと、騎士の人が涙目で言った。
「おれのこと、忘れちゃった?リトだよ、フィーナ。」
え、、嘘。リト!?
「神様、ありがとうございます!」
私は神様に感謝した。
「なんで神様に感謝してるの?」
「え、リトに会えたから。」
リトが理由を聞いてきたので正直に言ったら、リトが顔を赤くした。
「そ、そそそそそうなんだ。」
「何を慌ててるの?てか、怪我してるじゃん。治すよ。」
そう言って私はリトに月の力を使って傷を治した。
「月の恵み《ルナヒール》」
ルナヒールは月の力の初歩である。
このくらい(四肢がちぎれている程度)なら、一瞬で治せる。
そしたら傷が塞がったリトがずっと思ってたであろう疑問を口にした。
「フィーナって今、卒業パーティーじゃなかったけ?なんでここにいるの?しかも旅人の格好だし。」
ああ、それね。
「あのクソバカ王太子に婚約破棄されて、家族ごと追放されちゃった!」
私が笑顔で答えると、リトが笑顔で私の言動を注意した。
「フィーナぁ?令嬢がクソバカなんて汚い言葉、使っちゃダメでしょう?」
「もう令嬢じゃありません〜!」
「でも、どこでクソなんて庶民の言葉覚えてきたの?」
「よく兄上が言ってるよ、クソ王太子なんて私に釣り合わないって。」
「ああ、、義兄さんね。」
「そうそう。」
まぁ、仕方がないか。と納得するリト。
「じゃ、うちの国来る?」
「え、いいの!?」
「うん。」
リトは笑って頷く。可愛い。
「じゃあ、馬車の中の人呼んで。馬車、壊れて動けないでしょ?私の竜に乗せてあげるから。」
わかったと言い、深呼吸するリト。
え、、なにするの?
「兄上ぇえええ、出てきてくださぁぁあああい!!」
そう、リトは大声で言ったのだ。
もう一度言う、大声で。
そしたら、馬車のドアが吹っ飛んで、中から隣国の皇帝陛下が出てきた。
「え、リトって何者?」
目を見開いて聞いたら、リトはちょっと困ったように笑って爆弾を投下した。
「おれ、リズット帝国王弟、リンベルト=フレアナイトなの。あ、リトは偽名ね。」
「え、、、」私はその声を出して気絶したのだった。




