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遊葬  作者: 40a
3/4

三通目

鼓膜の許容を超えている音で、耳を塞がないと前を見ることもできないような日があります。

私が見ている電光板の表示や、経路案内の手前にいる人がこちらを見る瞬間が苦手です。

その一瞬でも、他人の視界に入ることが、他人の目線がこちらに向くことがたまらなく嫌な日があるのです、それが常なのです。

悔しいほどに、人が好きで人が嫌いです。


無機物とトラブルは起きないのに、人とはよくトラブルが起きます。

人が理由で傷つき、人が理由で回復するのです。一番浅はかなのは、私です。

大切にしてくれなかったのは人でした。助けてくれなかったのも人でした。

同じ十字架を背負った相手に、助けてもらいました。その人もまた、人でした。

約束をしました、一緒に地獄を生き抜こうって、それも人でした、地獄の原因もまた人でした。

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