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遊葬  作者: 40a
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二通目

ふと誕生日をたずねた時に、聞き返してもらえませんでした。

私の、誕生日を聞いたら忘れないようにメモをして、カレンダーアプリで年単位で繰り返されるように設定するその行動は、親に愛されたくて必死こいてる餓鬼のような、誰からも嫌われたくないと無理な努力をする滑稽な人間のようで、酷くいたたまれない気持ちになります。


愛される人間であっても、その人間の誕生日をすべての他人が把握しているわけでは無いでしょう。

深い仲の人間に祝われたら、それだけでとてつもなく嬉しいはずなのに、自分が仲良いと把握していた人間が、私の誕生日を記憶フォルダの中からなくしてしまっているという事実がただただ冷たいのです。


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