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機械制民主主義  作者: 志賀 謙
仮説 - Hypotheses
4/110

マーサット社 本館 M501会議室前廊下

「松宮」

「ん?」


 振り返ると、声の主は河合だった。基本的に相手の名前を『さん』付けするのが社風だが、同期の間の会話では呼び捨てが多い。河合と私は年度としては同期だが、十月入社の私に対して四月入社の彼女は、微妙に先輩風を吹かすことがある。


(なん)なのよ、さっきのは?またアヤしいこと始めちゃって……」

「科学的実験だよ。政治家の愚かさを確かめるための」

「バカなのはあなたよ。危ないことにならないでしょうね?」

「ヒトは(みな)、愚かな生き物さ。そのことに気付かないでいる(ほう)が、よっぽど危ないってもんだ」


 河合は『しょうがねえなこいつ』と言わんばかりの(いち)(べつ)を私にくれた(のち)、肩をすくめて立ち去った。そういう無駄な論議に時間を()かないところ、さすが『ルーラー』といったところか――。

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