2022年9月
9月6日
兄弟が欲しかった。
いいえ、姉妹が欲しかった。
もしいたならば、いらないというかも知れない。
それでも、妹が欲しかった。
9月7日
日本人の想像力ってすごい。
伝説の騎士王が、天下の大武将が。
そしてロマンと幻想の作家が。
みんな女性化して描かれてしまうのだから。
9月8日
読めて良かった。
書けて良かった。
だから、私は日記を読み返せる。
だから、私は日々を書き記せる。
9月9日
めでたい、めでたい。
めでたいらしい。
ここから見えない陽の光は重なっているのかな。
野に咲く菊に聞いてみよう。
9月13日
知っている、知らないは関係がない。
何故ならば、知っているなら気を付けて犯す。
知らないなら無意に犯してしまう。
その本質は、知らない人を取り締まるものと聞いた事がある。
9月16日
タバコを吸わない私にとっては縁遠い。
きっと今の喫煙者にとっても身近なものではないでしょうけど。
ホテルに置いてあると、つい使ってしまいたくなる。
最近はそれも無くなってしまっているのかな。
9月20日
塵の輝きに惹かれるなんて。
あの鮮やかな青と浮かぶ白の美しさ。
もう、しばらく見ていない。
見上げるのが好きだった。
9月23日
周りがボールペンを使っている中で優越感を感じていた。
昔は贈り物の定番だったみたい。
親から送られたそれは、二次元で凶器として使われる。
悠久の名を冠する文房具なのに。
9月27日
インドアが過ぎる。
別に出かけるのが嫌いなわけではない。
好きなわけでもないけれど。
狭い世界で生きている、つまらない人なのです、私。
9月28日
今まで考えていなかったけれど。
殺風景な部屋にこれがあるなんて奇跡なのかもしれない。
この日記を書いている道具。
私を書き記すツール。
9月29日
虫は嫌いじゃないけれど、限度がある。
隣じんとしてなら良いが同居はしたくない。
けれど、追い出すのは難しい。
だから同居寄りの隣じんでいてもらおう。
9月30日
女の子にたまにある名前。
私の知人にも何人かいる。
彼女たちは好物を聞かれて何と答えるでしょうか。
多分、木の実と答える人はユニークだ。