2022年8月
2022年
8月3日
なんでもない一日。
日記を書き始めようと思う。
なんで特別でもない日に始めるのは思いつき。
くまさんがハチミツを食べるがごとき気まぐれ。
8月4日
あの橋の端のほうにある箸。
捨てていったのかな。
落としてしまったのかな。
誰かのゴミは誰かの宝物。
8月5日
大人の味で楽しみたい、癒されたい。
残暑厳しい一日の最後に喉越し最高の一口を。
どうやら苦いが美味しいらしい。
それを知れない未成年。
8月6日
スッキリしないや、空気で分かる。
きっと、みんな気分が沈んでいるのでしょ。
14万の無念、過去に思いを馳せて。
頑張ってよ、頑張るからさ。
8月13日
休みなの、帰ってくるから、休みなの。
またちょっと薄寒い。
暑い、涼しいを繰り返す。
今日は太陽も休みなの?
8月20日
蚊がやかましい。
夏の風物詩とて許せない。
私の近くに来ないで。
きっと、あなたから奪ってしまう。
8月24日
だいぶ前に始まってしまったあの争い。
まだ、やっているのかな。
なんで始まってしまったのだろう。
きっと、悲劇ってつまらない事がきっかけなのだろうね。
8月25日
インスタントですら懐かしい味。
あの塩味。
ほっこりする暖かさ。
ここにある暑さとは違う温もり。
8月26日
私は西を向いてみた。
青・赤白・の艶やかなこと。
硬いこのパンに私は嘆く。
私をそこへ連れていって。
8月27日
男じゃなくてもつらいから。
そんな私は夢想する。
どこか遠くへ行く私。
だから私に触れないで。