また、会う日まで
○○君、A男、B男が主な登場人物です。
また、会う日まで
○○君、
そいつは、高校一年で知り合った友達だ、そいつは気が弱くて直ぐに落ち込んでしまう、冗談を言っても深く考えてしまったりネガティブな事を言ってしまう、悪い事をいつも心に溜めていく子だった。
「○○っていつもネガティブだよな?」
「自分ではそうは思って無いんだけどね?」
「そっか、まぁ楽しく生きようぜ!」
「うん!」
きっかけはたぶん支えな事だったと思う、何がきっかけで仲良くなったのかは今となっては思い出せない、どうせ席が近くにあったとか本の趣味が一緒だったとかそんなちっぽけな事だ。
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二年生
そうやって仲良くなった高校一年は過ぎて二年生になった、二年生ではクラスが別れたが相変わらずお昼休みや放課後で意味もない、ただただどうでもいい話を永遠に話してた。
「俺は、二十歳こえたら彼女とか作ってウハウハになりてーー」
「ウハウハってなんだよ!」
「「アハハハハ」」
他愛の無い事で何でもかんでもが面白くて楽しかった、学校の帰りとかにも道が違うのにわざわざ遠回りして少しでも話せる時間が欲しくて欲しく、気がつくと慌てて帰る時間になったり、それだけなのに帰る時でもさっきの事を思い出して笑って帰っていた。
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三年生
高校三年生では同じクラスになった、どうしてもクラス内では派閥って言うか仲良しのグループが何個か出来て、誰々が嫌いだからと言ったりとか、誰々うざくない?とか高校生ならではの溝が出来てた。
「あいつらのグループと、あいつらのグループいつもギクシャクしてるなー」
「そうだね、同じ人間何だかから仲良くすれば良いのにね?」
「まぁな、人間だから誰かより有利になりたいとかそう言うのだろうな」
そんなギクシャククラスの高校三年生だったが、三年生ともなれば進学か就職かで悩む時期になってしまった。
「○○はどっちにするの?進学?就職?」
「僕は、□大学で進学しようかなって」
「□大学かー俺は偏差値たんねーから△大学かな?」
「そっか結構離れちゃうね」
「辛気臭い事言うなよ、大学何てどこ行っても一緒だって会おおと思えばいくらでも会えるから」
2人で話してると後ろから声をかけられた。
「よっ、○○とA男は2人とも大学行くのか?」
「おーー、B男、お前は就職か?」
「そうなんだよ!就職だよ!進学して○○と同じ□大学行きたかったんだけどな家庭の事情って奴だな、なんせ今時スマホすら買って貰え無いんだぜ?嫌になっちゃうよ!」
B男は、高校三年生から仲良くなった友達だ結構なオタクで仮面ライダーとアニメが大好きな高校生オタクだ、でも話して見ると気さくな奴で面白いかった、しかも3人共誕生日が三週間周期でそれも仲良くなったきっかけだ、先にB男、次に俺、そして○○の順番だった近くも無く遠くも無いそれだけで仲良くなれた、やっぱりきっかけなんて何でも良かったんだ今でもそう思う。
「□大学の文系に行きたかったなー」
「B男は、国語とか好きだもんなー」
「B男君は国語しか起きて無いイメージだよね!」
「おいー、○○ーー、A男ーー、先生に聞かれるだろ?止めろよー!」
「「アハハハハ」」
この時は3人で集まると何でも出来る気がしてた、どんな事でもやって行けるって、どんなにしんどくても頑張れる気がしてた。
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卒業式
「オーイ○○、B男ーー、写真撮ろうぜー」
「うん!」「オッケー!」
最後のお別れって事でも無いのに名残惜しのか女の子達はほとんどが泣いて、男の子もちらほら泣いて居る子が居た。
「A男!その写真、俺がスマホに買い替えるまでしっかり持って置けよ?絶対だからな!」
「分かってるって」
「そうだよ、A男君が無くしても僕が持ってるから」
「○○!、なんだとーー?」
「「「アハハハハ」」」
「まぁ、これで終わりって訳じゃないけどとりあえずさようならだね?」
「そうだなー」
「あんだけ嫌だった学校が今となれば恋しいもんだな!」
「そうだね」「そうだな」
「そんなしんみりしないでさ!前を向いて歩こうよ!いつだって僕達は親友で、かけがえの無い仲間なんだから!」
「「○○!」」
「何?良いこと言った感出してるの?」
「今、めっちゃ良いこと言ったって思っただろ?」
「最後の最後で締まらないね、A男君、B男君」
「「「アハハハハ」」」
「楽しかったよ○○、A男、お前達に会えて本当に青春したよ!」
「俺もだよ、2人に会えて良かったって思ってるよ」
「じゃ」「じゃあね」「じゃあな」
こうして3人はそれぞれの道に進んで行った。
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19歳○○
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19歳B男
俺は忙しく仕事をしてた、最初の少ない初任給とかで何かしらとお金が必要でなかなかスマホに手を出せない、バイクが仕事で使うから免許の支払いとかバイクの支払い、税金とかも引かれたら残るのは雀の涙程度、しかもブラックに近い会社と来たもんだから休みと言う休みが無い!
あいつたちは元気何だろうか?大学で楽しい事してるんじゃ無いんだろうか?くっそー、同期は早く辞めてしまったから俺1人になったうえに仕事量も増えやがった!ああ、不幸だ。
やっとの思いでスマホを手にしたのは自分の誕生日から三ヶ月と一日が過ぎた8月15日の給料だ。
「ガラケーからのスマホはやっぱり慣れないもんだなー、これが○○の連絡先でこれがA男の連絡先か、買い替えた事伝えるか!先に○○からかな」
(お掛けになった電話番号は現在使われておりません)
「あ?○○連絡先変えたのかな?仕方ね、A男に掛けるか」
(ピッピッピ、ピッピッピ、プルプルプルプル、プルプルプルプル)
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19歳A男
大学に受かるとめっちゃくちゃ忙しくてまずは授業、こんな授業したって社会人になったら使わねーよ!って講義を受けてた。
次にサークル、サークルのルールや先輩方のご機嫌取り、特にご機嫌取りがだるくてだるくてやってられなかったがサークル自体は楽しく同級生とやっていけた。
大学に入って、一人暮らしを始めたそれにあたってバイトもし始めた、初めてのバイトはここでも先輩方のご機嫌取りや社員の人や店長などにも媚を売りまくった。
とても充実した、楽しい、忙しい日々に俺、上書きをしてしまったのかも知れない、あいつらと楽しいかった日々より今の充実した忙しいさに○○の遊びの誘いを忙しいと理由に断り続けた。
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誕生日
俺は、B男の誕生日ぐらいで皆と集まろうと思い○○に電話を掛けた。
(お掛けになった電話番号は現在使われておりません)
ん?○○は電話番号変えたのか?仕方ない通話やメッセージが送れるアプリを使いメッセージを残す。
「○○、B男の誕生日会をしようと思って連絡したんだがこの日が無理なら三週間後の俺の誕生日、8月14日にまた今回は俺の誕生日会するから連絡くれ、後電話変えたのか?変えたなら連絡してくれよな?」
これでよしと、後は連絡を待つだけだな。
この後B男の誕生日が過ぎても連絡はおろか既読すら付かなかった。
何してるだよ?あいつ、俺は苛立ちを覚えながらも俺の誕生日が近づくので8月10日からアプリを使い朝一回、昼に二回、夜に三回の通話を残した。
電話が繋がったのは8月13日の朝に繋がった。
「もしもし、○○?やっと繋がった!」
しかし電話に出たのは○○じゃ無くて40代後半の女の人だった。
「もしもし、○○の友達ですか?」
「えっ?あっ、は、はい、そ、そうですが?」
突然の事にビックリしてしどろもどろになってしまった。
「あれよね?○○の友達のA男君かしら?良く○○から聞かされてたから、あっ、○○の母親です」
「あっ○○のお母さんでしたか、そうですA男です、所で○○君と話そうと思って通話したんですが○○君は居ますか?」
「あっ、知らなかったのねそうよね、○○ね…………亡くなっちゃったの」
突然の知らせに俺はただ呆然として言葉が出なかった。
「突然でビックリしたはね、落ち着いてたらここに電話掛けてちょうだい………」
俺は、○○のお母さんの電話番号を聞いて通話を閉じた、何を言っているのかが分からなくて現実味が無くてどうしようにも体が動かなくて、何をしたら良いのか分からなく学校も行かずに1日座って泣いていた。
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友達
俺は、ベッドで泣いて寝ての繰り返しをして今は涙は枯れてしまったでもグシャグシャに枕が濡れているのが残っていて気持ち悪くても、それすらどうでも良くて、お昼頃に電話が来た、おもむろに電話を取るとB男だった。
「おい、とうとうスマホに変えたぞ!てか○○に繋がらんのだけど買い替えたのか?」
「…………」
「あれ?聞いてるのか?聞こえてるのこれ?もっしもーし」
「○○亡くなったて」
「は?何言ってるんだ?」
突然の事で戸惑ってるのが電話越しから伝わる。
「○○が亡くなったってっ、○○のお母さんが」
「亡くなったって、……いつだよ?いつ亡くなったんだよ!何で亡くなったんだよ?」
「……分からない、……どうしようにも体が動かなくて」
「チッ、お前今アパートか?1人暮らしの方に居るのか?」
「居る」
「分かった直ぐに行く」
一時間ぐらいたった頃だドアノブをガチャガチャ回しガチャって扉が開いた。
「お前な鍵ぐらい閉めとけ、そんな事より立て」
B男が何に怒ってるのかが分からなくて立とうとしても足が痺れて立て無かった、立てないと分かるとB男は、俺の胸ぐらを掴み上げて頬を想いっきりしばいた、しばいたB男を見ると涙を流しながらに言った。
「お前、何してるだよ!○○の友達だろ!俺ら三人で一番初めに○○に知り合ったのお前だろ!最初の友達がうじうじと何をしてるだ!お前がしっかりしなくてどうするだよ!」
そう言と枯れて出ない目から涙がポロポロとこぼれ落ちた。
「俺、あいつの友達だからあいつが亡くなったとか信じられなくて、どうしたらいいか分からなくて、誰にも伝えられなくて」
「そんなの俺もだよ!俺が何かするなんておかしいだろ!一番の友達がしないでどうするだ!」
「ごめん、………ごめ、ん」
「謝るなら○○に謝れ、それで○○の住所知ってるのか?」
「○○のお母さんの電話番号なら落ち着いたら連絡してって」
「それなら連絡するぞ!今すぐに」
俺達は○○のお母さんに連絡を取って明日のお昼過ぎ、家に行く事になった。
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真相
○○の実家に着いてチャイムを鳴らした、出て来たのは目の感じが○○に良く似てる40代後半の女性が出て来た。
「いらっしゃい、えっとA男君とB男君で良いのかしら?」
「はい、そうです、僕がAでこっちがB男です」
挨拶を済ませて家の中に上がらせて貰った、案内で仏間えと案内された、仏間で座ると○○の写真には高校の制服を着ていて笑ってる写真だったので俺達が一緒に撮ったやつだと分かった。
「この子の笑顔で良い写真はこれしか無くてね、この写真ね待受画面にしていたのよ初めて出来た友達だって」
「初めてって他に友達は居なかったんですか?」
「うん、お父さんが結構ね偉い役所なの、当然の用に長期の出張が入るのよでもね、長期って言っても1年とかなのよ、最初は友達居ても1年経てば別れて行くそんな繰り返しをしてるうちに何時しか友達を作らなくなっちゃったの」
「それなら、何で高校では3年間も○○は居たのですか?」
「それは、あなた達に会えたからよ、最初は2年で違う所に行く予定だったんだけど、あの子がどうしてもここで卒業したいって初めて言ったのよ、私達、あっ、お父さんとね話し合って決めたのよあの子が幸せで居て欲しいって」
「そんな事が会ったんですね○○全然家の事話したがらないしあんまり聞かない用にはしてたんですけどね、そんな事会ったなんて」
「あの子ね、嫌だったのよ自分が1人ぼっちだって知られたく無くて、何より友達からの同情されたく無いって言ってたは」
「そうだったんですか、俺、あいつの事何も知らなかった、知ろうとしなかったんだ」
「僕もそうです、知ろうとしなかったってより一線引いていたのかもしれません」
「それで、あの子が亡くなった理由よね?」
「「はい!」」
「それは、私達もあんまりわかんないのよ」
「えっ?」「それは、どういう事ですか?」
「わからないって言うのはね、あの子が亡くなる理由なんてあの子しかわからないじゃ無いって事よ、亡くなり形は睡眠薬の過剰摂取よ、眠る用にして亡くなったらしいは」
「そ、そうなんですね」
「すみません、らしいってどういう事ですか?」
「私が実際に見た訳じゃ無いんでもの、あの子ね大学で1人暮らし始めるだって言ってアパートに引っ越したのよ、そのアパートで死んで発見したのは大家よ、いつもの時間で挨拶してくれるのに挨拶がないからって部屋で寝てるんじゃ無いかって様子見たら亡くなってたって訳なのよ、私が見たのは病院で見たのよ、だからわからないのよいつまでもね」
そんな事が聞かせれ無言になる俺とB男、そんな無言で悲しげな2人を見た○○のお母さんは、立って引き出しを開けて何かを探した。
「そう言えばね、そろそろ返却しないといけないのよ、今は何も無いけど最後くらいは見て来たらどう?あの子が最後に暮らしてたアパートの鍵よ」
俺達は鍵を貸して貰いアパートの住所を教えて貰った。
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また、会う日まで
家からアパートまでは2時間くらい掛かった、シンプルな外壁2階建てアパートの2階右端が○○の部屋だ。
「何かここら辺の地域焦げ臭いな、何か燃やしてるのか?」
アパートの階段を登って行く最中に焦げ臭さが鼻につく。
「この部屋が○○の最後の住んでた所なのか」
鍵を回してガチャリと音が響く、扉を開けると家具や物が一切無い部屋だった。
「ここが○○の部屋か」
部屋に上がるとリビングからベランダの窓が開いていてカーテンが揺れているのに気が付いた。
「この部屋ベランダの窓開いてるな物騒だな」
窓に気が付いたB男が言うとカーテンから声が聞こえた。
「そんな事ないよ、僕がさっき開けたからね」
○○の声だった、カーテンの揺れから薄い半透明の○○がゆっくりとこっちに来た、ビックリしたがA男は驚きながらも喋り始めた。
「お前、○○なのか?いっ、え、な、なんで?亡くなったって聞いたけど、いや、亡くなってるのかな?薄くなってるし」
戸惑いながらも言葉にしようと頑張ってみるが上手く言えない。
「そう、僕は亡くなったんだよ、この世には居ないんだ、でもね僕は未練ってやつが有ったみたいなんだよ」
突然の事過ぎて何も言葉が出ないB男、突然でもやっぱりと思ってる俺。
「突然過ぎて、困るかもしれないが少し僕と話そうよ前みたいにさ」
少し照れてるように言う○○を見て、俺とB男は顔を見つめ合って一緒のタイミングで頷いた。
「○○驚いたよ、幽霊にもなって俺達に会いに来て来るなんて」
冗談交じりで言うB男の言葉に俺も反応する。
「そうそう、いつも後ろから驚かせて遊んでたから仕返しに来たんじゃないかって思ったよ」
「そうだよ!だから化けて出て来てやった、ヒュードロドロ、バーってな」
久しぶりのバカな話しで心が緩いて3人は大笑いをして、これまでの事を色々話した。
ブラックの会社がどうとか、先輩とかだるいとかB男と俺は、これまでの事を話し、本題に移った。
「○○?どうして死んだんだ?」
「どうしてかーー、最初は些細な事だったかも知れないでもね、生きてるうちにだんだんと辛くなって来たんだ、それが続いて不眠症になっちゃって薬を飲む用になったんだよね、夢の中では3人で居た頃の楽しい記憶が思い出して、それをずっとね見たかったんだよ、量を多くすればまたあの頃の様に楽しい事出来るって思って飲み過ぎたみたいだね」
それを聞いて無言になる俺達。
「別にいじめとかで死んだ訳じゃないんだ、ただね、生きる理由が見いだせなかった、何の為に生きるのか幸せとは何なのかわからなくてそれを相談出来る相手も居ない、楽しいのが幸せだったのが高校だったんだ、だから僕は」
途中で涙ながらに語る○○は淋しそうに言った。
「戻りたかったんだあの頃の楽しい日々に、やり直したかったんだ今の辛い日々を無くす為に」
A男は涙をポロポロ流しなから口を開いた。
「俺もだよ、楽しさとは何なのかわからなくて、でも辛くてもいつかは自分に後悔が無いように今を生きて、苦しくてももがいていつかは誰かの役にたちたいって思ったり、守りたいものの為に生きるっておかしな事か?人はいずれ死ぬよでも、今じゃないんだ!やりたい事がまだまだいっぱい有るんだだから俺は、幸せに楽しい人生にしたい」
そんなA男の言葉を聞いてB男も口を開いた。
「俺は、家の事情が有るから就職したけど会社とかで友達作りとか出来なかったよ、人には裏が有るどんな事を思ってるかは相手にしかわから無い、人は誰かより上に立たないと不安になってしまうんだ、誰よりも相手の不幸が好きな生き物なんだよどこまで行っても救われないし救いようがない、でもさそんな不完全なものなんなんだからいつかは完全になろうと努力する、いつかは自分が幸せになりたいと思って」
○○は涙を流して微笑みながら言う、体が薄くなって行きながら。
「さすが僕の友達だね!辛い事がこれからも来るしやって来るだろうけど大丈夫そうだね、A男、B男、君達に出会えてとても楽しいかったし幸せだったよ、そろそろお別れの時間だよ、また、会う日まで、さようなら」
「いずれまた会おう○○!」
「そっちに行ったら楽しい話しいっぱいしようぜ!」
風がふきベランダのカーテンが揺れどこか焦げ臭い香りを残し○○は消えていった。
2人は、アパートを出て鍵を返す帰路に道路で何かを燃やす人にB男が気付いた。
「そっか、アサガラを燃やしてたのかだから○○は俺達に伝えようと来てたのか」
「アサガラってお盆のやつだっけ?」
「そう、迎え火と送り火に燃やすやつ」
「そっか、家族と居たかったのに○○そこまでして俺達に…」
「頑張って行くしか無いな」
「そうだな頑張って行くか」
俺達は、また辛い日常に戻った、いつか○○にこう言う楽しい事があったって伝えられるように今日も楽しくても辛い日々に感謝しながら。
見てくださいありがとございます。