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no_title 題名のない物語  作者: 藤原 アオイ
第一章 project angel
18/68

咲き乱れし赤い花 5

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3/12

失敗作が続いたそうだ。

八雲以降、新しい検体が来ない。

カウンセリングルームでは、八雲と私の娘が遊んでいる。


3/13

八雲が、外に出てみたい、と言った。

一応申請書を出しておく。

どうか、受理されて欲しい。


3/14

カウンセリングルームに研究所の偉い人がきた。

怒られるかと思った。

意外にも、申請書は受理された。


3/15

八雲に常識というものを教えることにした。

迷子になったときどうするのか。

と聞かれたとき、名前を答えればいいと言った。

そういえば、彼らには名字がない。

うーん、どうしようか。

船橋研究所、project angel、……

新船(にいふな)とかどうだろうか。

と聞くと、それでいいと言ってくれた。


3/16

外出日前日。

洋服が届いた。

送り主が船橋支部ということ以外普通の荷物だった。

なかなかいいセンスしてると思った。


3/17

私と娘と八雲の三人でお出かけ。

ハンバーガーを食べたり、ゲームセンターに行ったりした。

気のせいならいいのだが、どうも街がきな臭いと感じてしまった。




「あの、この日記の書き手って誰なんですか?」


ここまで読むとどうしても気になってしまう。


「現在の本部のトップの方の親御さんですね。」


比較的人道的な現在の体制。

そういうことだったのかと納得する。

お読み頂きありがとうございます。

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