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no_title 題名のない物語  作者: 藤原 アオイ
第一章 project angel
17/68

咲き乱れし赤い花 4

久しぶりに平和なシーン。

15


「これって……」


目の前に広がるのは地獄だった。

救いのない地獄。

信じたくなかった。


「すべて、本当にあったことです。」


渡辺さんは、その上で目をそらさないで欲しいと言った。


次のページをめくる。



3/4

研究の続行が指示された。

一夏のことなどなかったかのように実験は進められる。

カウンセリングルームには誰も来なかった。


3/5

息抜きに実家に帰ることにした。

上の許可はおりた。

久しぶりの里帰りだった。


3/6

久しぶりにまともな人間を見た。

娘は私と一緒に研究所に行きたいと言った。

いつの間にか六歳になっていた。

子どもの成長は早いものだと思った。


この後数ページは、家族との団らんが書かれていた。


3/8

楽しいおやすみはもう終わり。

帰る日になった。

娘もついてきた。

とりあえず、カウンセリングルームで遊ばせておく。


3/9

知らないうちに、八番目の検体(サンプル)が作られていた。

割とカッコいい顔立ちだと思った。

私は彼を八雲(やくも)とよぶことにした。


3/10

一夏と違って、八雲は割と自由に動いていいらしい。

カウンセリングルームにも遊びに来てくれた。


3/11

娘が八雲になついてしまった。

まぁ、害はなさそうだから構わないけど。

こう見ると、兄妹みたいに見えてくるから不思議だ。

お読み頂きありがとうございます。

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