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悪役従者に目覚めまして。  作者: 藤魁 真
3/3

神の従者はどうも手厳しい






「ああ、そっか、ええとはいこれおかわりね。じゃあ話の続きを……」


「ふざけるのも大概にしろ貴様!人間の分際でジューン様にそんな口を叩くな!」


お兄さんがふと我に返って苺タルトのおかわり(ワンホール)をどこからともなく私に差し出すと、今度は唐突にこれまたやけに顔面がお整いになられた別のイケメンが怒声を浴びせてきた。

何事かと顔をしかめれば更にそのイケメンは顔を歪ませて声を荒げる。なんだこいつ。



「なんだその顔は!無礼にもほどがあるだろう、言いたいことがあるならはっきり言ったらどうだ!?」


「えっ、うるさっ」


「なんだと…?貴様、こっちが大人しくしていれば調子に乗りおって……」


やば、つい本音がいかんいかん。

怒り心頭といったご様子でイケメン(うるさいの)が此方を睨みつけてくる。ええ、何これやだこわい。



「なんかよく分かんないけど気分悪くさせたならソーリーソーリー」


「……こんなに不愉快な謝罪は生まれて初めてだ」


つい条件反射で申し訳なさ程度に軽く謝罪するとイケメンは更に表情を険しくさせた。射殺さんばかりの眼差しとはこのことだろうか。


「めっちゃ真面目に謝ったのに心外だ」


「だとしたら尚更タチが悪いな。18になった人間のくせにまともに謝罪の一つもできないとは一体何を学んできたんだ。日本人は礼儀正しいんじゃなかったのか」












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