クトゥルフ神話系 旧校舎の怪談
はじめましての方ははじめまして。S.R.Scarletです。
この小説はやっぱり突発的に思いついたから書きました。
いつものように散歩している時、たまたま母校の小学校の前を通った際に思いついた作品です。
小学校もずいぶん変わったなぁ。→小学校と言えば怪談話だよなぁ。→だったら書いてみるか!
・・・はい。ものすごく思い付きです。
ちなみにこれもだいたい2時間ほどで書き上げました。
その日も僕は朝一番に登校をした。学校に行くのは義務で、僕らが果たさなければならないことなんだと学校では言っていた。だから行っている。例え面倒でも。
「おはよう、翔一。」
「おはよう、エリカちゃん。」
ただし、今日に限っては先客が1人だけ居た。エリカ・メッサーシュミットという子だった。エリカちゃんは1年前の僕が4年生の時にドイツから引っ越してきた子だった。日本語が上手で、時々一緒に遊んだりもしていた。ちなみに僕の名前は宇都木翔一だ。
「今日の宿題は終わってる?」
「一応ね。ただ、答えが合っているかは期待できないから、見せないわよ?」
「いや、別に見せてもらいたいわけじゃないけど・・・僕もあんまり自信なかったし。」
「翔一にしては珍しいわね。」
「そう?」
こういう会話が1年間ぐらい続いていた。そして、10分もする頃には他の友達も来る。
「よう、翔一!」
「よー、恭介。宿題はやったのか?」
「やってない!」
「堂々と言うな!」
こんな感じで始まるのが恭介との会話だ。恭介はこの小学校で1年生の時からの友人だ。フルネームは小岩恭介という。勉強はからっきしできないが、運動神経だけはあり、体育では毎回トップだった。たまに見せてくれと言う時があるが、おおよそ見せることはない。他人の答えを写しても、意味がないからだ。
「で、やってきたんだろ翔一は。」
「宿題をするのは当然だろう?」
「そうか?父ちゃんなんか宿題を忘れてこそ学生だ!って言ってたぞ?」
「それは普通じゃない!」
「やれやれ、また漫才してるの?」
「お、有賀じゃん!なあ、宿題見せてくれよ。」
「だから人の話を聞け!」
話の途中で来たのは有賀五十鈴という女の子だ。元は恭介の幼稚園に居た友達らしく、成り行きで仲良くしている。男勝りな部分が若干あるためか、恭介と話が合うことが多い。
「残念でした。宿題はやってません。」
「なんだ、五十鈴もかよ。」
「2人は本当によく忘れるね。」
「そりゃああたりまえ。」
「いや、当たり前じゃないから。」
「それはそうとさ、この学校の怪談って知ってるか?」
「学校の怪談?よくある都市伝説みたいなあれ?」
「いや、それが最近になって噂になったらしいんだ。」
「どんなの?」
「ええっと確か・・・」
学校の怪談。どこからともなく現れる怪談で、どこが出元なのかは不明なことが多い。
この学校の怪談はこうだった。
1.段数違いの階段
2.体育館の音
3.大鏡の呪い
4.幽霊の登校者
5.理科室の生きた標本
6.館内音楽放送
7.怪談の怪
というものだった。・・・なんとなく七不思議みたいな感じにもなっているけど、本人が怪談と言うからには怪談なのだろう。
「ただの噂じゃないのかな?」
「それが、実際にいなくなった子もいるんだってさ。」
「だれがいなくなったのかな?」
「ええっとそれは・・・」
「ほら。だれもいないじゃないか。」
「でも、私も聞いたわよ?」
「エリカちゃんは?」
「さあ?初めて聞いたわ。」
「ほら。知っているのは本当に少しだけじゃないか。」
「だ、だけどさ!知っている人がいるってことは本当なんだよ!な、五十鈴!」
「う~ん・・・私はどうだろう。他の人から聞いただけだから。」
「ほら。実際に見た人は誰もいない。どこにでもある口伝だよ。」
「だ、だけどさ・・・」
「さあ、もう朝の朝礼の時間だよ。さっさと行かないと。」
「ああ、ちょっと待ってくれ!」
そう言って朝礼へと行った。こうして平凡な1日が終わり、平凡な明日が始まるはずだった。でも、恭介の言葉があの結果を呼び起こすことになるんだ。
放課後、僕は恭介と五十鈴の2人と一緒に帰っていた。その途中で恭介がこう切り出した。
「なあ、俺たちで見に行かないか?」
「見に行くって何を?」
「学校の怪談だよ。」
「なんで。」
「ないって言うならそれを証明しに行こうぜ!」
「だめだよ。今日も宿題が出てるんだから。」
「宿題なんて後でやればいいだろ?なあ、行こうぜ!」
「でも、あんまり夜遅くだと叱られちゃうよ?」
「夕方にこっそり行けば、ばれないって。どんなに遅くても8時には帰って来れるからさ。」
「あ~・・・もう。」
結局、怪談を検証することになった。その日の夕方、僕らは旧校舎に集まった。
「準備はできているか?」
「ああ。できてるぞ。」
旧校舎。それが怪談の舞台らしい。五十鈴もなぜか参加していた。
「それで?最初はどこから行くんだ?」
「最初はこれにしようぜ。段数違いの階段。」
「旧校舎2階から3階に行く階段のあれ?」
「ああ。」
段数違いの階段。それは旧校舎2階から3階にある階段の怪談。登るときは10段、下りは11段になっているというものだ。
「さっさと終わらせるか。」
「んじゃ、行こうぜ。」
そう言って僕らはそこへ行った。
「それじゃ、行くぞ。」
「どうせ変わるわけないと思うけど。」
「1,2,3,4,5,6,7,8,9・・・10!」
「登りは10段・・・と。」
「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11・・・あれ?」
「下りは・・・11段?」
「え?じゃあ怪談って・・・」
「本当だったのか!な、ほらな?」
「いやいや・・・ああそうか。そういうことか。」
「どうしたんだよ?」
「数違いの怪談か。」
「どういうことだ?」
「こういう事さ。登るときは10段。なぜなら最初を数えず、最後の階数を数えるから。でも、恭介は下りを余計に数えるくせがある。最初と最後の段を数えるからね。見ていて。」
そう言って実践すると、全く同じ段数になっていた。つまり、これも数え間違えによるものなのだった。
「な~んだ。」
「ほら、こんなものさ。さあ、次に行こうか。早くしないと日が暮れちゃうよ。」
「あ、ああ。え~っと・・・次は体育館の怪だ。」
体育館の怪。2階にある体育館で、起きるはずのない音が聞こえるという物。それは、ボールの跳ねる音とも亡者の歯ぎしりの音とも言われるとされる怪談だった。
「で、この体育館がそうだと・・・。」
「ああ。静かにしていようぜ。」
そう言ってしばらく歩くと、音が聞こえ始めた。
「・・・なあ、聞こえるよな?」
「ええ。はっきりと。」
「うん。聞こえる。なんだろう?この歯ぎしりみたいな音は?」
「やっぱ本当に・・・」
「・・・全員止まってみよう。」
「え?」
「いいから。ぜんたーい、止まれ!」
そう言って止まった瞬間、音は聞こえなくなった。
「どういうことだ?」
「簡単な事さ。この床が古いせいで聞こえてたのさ。床の軋みが歯ぎしりに聞こえたりする。そう言う事さ。」
「じゃ、じゃあボールの音は?」
「あれじゃないかな?」
そう言って上を指すと天井にはいくつかのバスケットボールが挟まっていた。
「多分バスケットボールが何かの拍子に落ちたんじゃないかな。真っ暗だとわからないだろうし。」
「な~んだ・・・これも結局はお化けとかじゃないのね。」
「ぬう~・・・次!」
大鏡の怪。それは7時16分に旧校舎3階の大鏡の前に立つと、鏡の中に引きずり込まれるというものだ。
「それで、今は?」
「え?あ、やべ。もう7時15分だ。」
「はあ~・・・。まあいい。僕が立つよ。」
「注意しろよ!」
「大丈夫だって。」
そう言って鏡の前に立った。
「あと何秒?」
「あと10秒、5秒・・・今16分だ。」
「・・・とくに変わったこともないな。」
「な~んだ。これも根拠がなかったのか。さ~次行こうぜ。」
そう言って次の場所に向かおうとした僕は一瞬だけ違和感を感じた。何かが違う。どこか変なはずなのに、それがとてもわからない。
「翔一?」
「・・・いや、なんでもない。」
多分、この時が引き返す最後の時だったんだと思う。あとで思い返せば簡単な事だったんだ。僕は右手をあげていたのに、鏡の中の自分は左手をあげていたんだから。
「で、次は?」
「幽霊の登校者だって。」
「却下。それいつなのかわかっている?」
「え~っと・・・夜の12時。」
「それは飛ばして次に行こう。」
「む~・・・じゃあこれだ。理科室の生きた標本。」
理科室の生きた標本。今の小学校に移る際に、理科室には運びきれなかった標本がそのまま置いていてあり、それが夜に動いているという。
「標本が動くわけない。」
「でもさ、まさかってことあるじゃん。」
「ないない。ホルマリンに浸かっているから腐らないけど、あれは死んでいるから。」
「それで、ここが理科室か。」
「・・・あけるぞ。」
そう言ってガラッっとドアを開けた瞬間、生臭い臭いがした。
「なんだ・・・この臭い!」
「本当。何なのかしら?」
「これは・・・ホルマリン?」
「え?じゃあまさか・・・」
「まさか。地震か何かで割れたんじゃないかな?とりあえず入ってみよう。」
そう言って僕らは理科室の中に入った。
「ど、どれなんだ?」
「・・・あった。これだと思うよ。ラベリング番号1930 え~っと・・・ごめん。英語だからわからないや。」
「翔一も大したことないな。」
「なんだと。」
「まあまあ。とりあえず、特に何もないってことね。」
「・・・いや、変だ。標本がどこにも見当たらない。」
「先生が片付けたんじゃないか?」
「いや、洗っていないからそうじゃない。だから、標本がないのも変だよ。」
「・・・ね、ねえ出ましょう。そろそろ出ないと不安よ。」
「・・・そうだね。ホルマリンは人体にも有害だし。」
そう言って出ようとしたときだった。
「・・・なあ、なんか声が聞こえないか?」
「声?先生でも見回りにきたのかな?」
「いや、なんだろう。違うような気がする。もっと甲高い声・・・鈴虫?」
「そんなわけない。まだ鈴虫の季節には早いよ。」
「テ・・・?」
「手?」
「テケリ・・・リ?」
そう言う頃にはうっすらと聞こえるようになってきた。まるで笑っているかのような甲高い声で、ずっと鳴いているようでもあった。テケリ・リ、テケリ・リと。
「・・・なんなんだ!?どこから!?」
「あ・・・あああ!」
「恭介?」
「なんだよ・・・あれ?あの黒くて玉虫のような生き物は・・・。ああ・・・あああああああああああ!」
「恭介!」
そう言った瞬間、僕もしっかりと見てしまった。そいつらはこう鳴いていた。テケリ・リ!テケリ・リ!と。
「恭介!逃げるんだ!」
そう言ったが、時すでに遅かった。恭介の体があっという間に覆い隠され、そして消えた。
「五十鈴ちゃん!」
「わかって・・・いるわよ・・・逃げましょう!」
「ああそう・・・んぐっ!」
「翔一!」
「大丈夫!うえぇ・・・何か飲んじゃったよ。」
理科室の扉を開けて、僕と五十鈴はすぐに一番近い正面玄関へと走った。とにかく逃げないと。そう思った。でも、扉は開かなかった。
「なんで・・・どうして開かないの!」
「・・・噂は本当だったのかな・・・あんな生物見たことないよ。」
「と、とにかく警察に知らせないと!ん~・・・なんで開かないのよ!」
「五十鈴ちゃん!近づいてきてる!」
「どうするの・・・ここ以外に出られる場所を私は知らない!」
「とにかく逃げないと!」
そう言ってまた走り出した。走って、走って、走り切った先は放送室だった。
「ここは・・・放送室?」
「そうみたい・・・ねえ、恭介大丈夫かな?」
「さあ・・・でも、飲まれていたよね?」
「やっぱり・・・?」
恭介はきっと死んでいる。そう思っていたときだった。スピーカーから少しずつ音が聞こえ始めた。
「・・・この音は?」
「わからない。でも、すごい古い曲だと思う。こんな曲調聞いたことないよ。」
「そうね。・・・!まずい、あの生物こっちに近づいてきてる!」
「そんな!これ以上逃げ道なんてないよ!」
「私に言われても・・・私だってこんなことになるなんて思ってなかったわよ!」
「と、とにかくどうにかしないと・・・。そうだ!五十鈴ちゃんは校内放送を使って外に放送してみて!」
「わ、わかった!」
「僕は扉を押さえてみる!」
そう言って僕は扉を押さえつけた。それと同時に、扉からすごい力が加わってきた。
「うっ・・・!すごい力だ!五十鈴ちゃん!早く!」
「わかっている、わかっているんだけど・・・なんでうまく行かないの!電源はつくのに!」
「早く!」
「分かってる!」
強い力で開けようとする扉を最大の力で押さえつけて、ようやく止められるくらいだった。とにかく必死に押さえつけていた。何分か経った頃だろうか。だんだんと力が弱くなっていき、最後は押してくる力が無くなった。
「助かった・・・のかな?ねえ、五十鈴ちゃん。」
そう言った声に反応はなかった。
「五十鈴ちゃん・・・?」
振り返った先に確かに五十鈴ちゃんはいた。
「五十鈴ちゃん?どうしたの?ねえ!」
そう言って肩に手を置いたら、その体は固くなっていた。
「五十鈴ちゃん!どうしたんだよ!こんなに固いなんて・・・人形?いや違う、人形ならこんなに温かいわけがない!」
そう言った瞬間、扉がキィという音と共に開いた。その音を聞いて振り返ると、そこには玉虫色のそいつがいた。
「あ・・・ああ・・・」
もう何が何だかわからなかった。夢でも見ているのだろうか?そうだ。きっと夢に違いない!こんな化け物が地球にいてたまるか!そう思った瞬間、テケリ・リという声と共に、そいつは僕に覆いかぶさってきた。
・・
・・
・・
どれだけ時間が経ったんだろう。僕は真っ暗な部屋の中で目を覚ました。
「ここは・・・?」
「旧校舎3階の部屋よ。」
「だれ?」
声の主はすぐにわかった。
「エリカ・・・ちゃん?」
そう。エリカちゃんだった。
「エリカちゃん・・・これはどういうことなの?僕は夢でも見ているの?」
「ふふっ。」
にっこりとほほ笑みながら、エリカちゃんは近づいてきた。
「いいえ。現実よ。いえ、正確には夢の写しとでもいうべきかしらね。」
「夢の・・・写し?」
「そう。」
「恭介・・・五十鈴・・・?そうだ!あの2人は!」
「あの2人はダメだった。恭介君はショゴスの一部になったわ。五十鈴ちゃんも石の姿になって・・・多分戻るには相当かかるわ。」
「そんな・・・。」
「かくいうあなたもなんだけど・・・不思議なことになったわね。」
「え?」
「ふつう、ショゴスに食べられるとそいつらに自我を乗っ取られる。なのにあなたは違う。」
「え?」
「あなたは・・・面白いわね。」
そういうとエリカちゃんは僕の顔を見ながらこういった。
「あなた、今日の事は誰にも言っちゃだめよ。・・・まあ言っても信用してくれないでしょうけど。」
「だれにも・・・?」
「そう。先生にも、両親にも、警察にもいっちゃだめ。できる?できれば帰れるわよ?」
「・・・わかったよ。君以外の人がいるときは話さないよ。」
「よろしい。じゃ、帰りましょう。」
そう言い終わると、エリカちゃんの顔がぼやけて、真っ暗になった。そして、再び瞼を開けると、そこは学校だった。
「学校?・・・!時間は!」
時間は午後5時28分だった。夢を見ていたのかと思い、その日はそのまま帰った。帰って、夕飯を食べて、宿題を終えて、そのまま寝た。次の日、僕は五十鈴ちゃんと恭介がいなくなったことを先生から聞いた。警察の人も大勢で探したらしいけど、結局見つからなかったらしい。その日の放課後、僕はエリカちゃんの元に行った。
「ねえ、エリカちゃん。」
「何かしら?」
「昨日のあれは・・・本当なんだね。」
「ええ。世界にはまだまだ知らないことがたくさんあるのよ。それと・・・あなたもあの化け物の一部になったのよ?」
「え?でも・・・あんな玉虫色みたいじゃないよ?」
「まあでも、正確には別の個体とでもいうべきかしらね。」
「どういうこと?」
「普通はショゴス・・・あの化け物が体に入ると、ショゴスっていうあの化け物になっちゃうのよ。でも、あなたは違う。」
「体の中に?そんなわけないよ。僕は食べられてないよ?」
「食べたんじゃない?」
「・・・あ!」
そうだった。理科室から逃げるとき、僕は何かを飲み込んだ。今思えば、あれはあの生物の体の一部だったのかもしれない。
「じゃ、じゃあ・・・」
「ええ。あなたも晴れて人間卒業よ。」
「そ、そんな。」
「でも大丈夫よ。あなたは外見では人間そのものだもの。」
「え・・・じゃ、じゃあ!」
「多分あの化け物にはならないでしょうね。それはそうと・・・翔一?私と一緒に来る気はない?」
「エリカちゃんと?」
「ええ。私はもうすぐこの学校を離れるわ。だから・・・あなたも一緒に来ない?」
「僕は・・・」
「あなたの健康管理って面もあるのよ。外見上は人間でも、体組織は間違いなくショゴスなのよ。長い期間生きていた私からしても、こんなことは初めてよ。」
「え?エリカちゃん。それは一体どういう意味なの?」
「明日の朝、5時まで学校で待ってるわよ。ああ、荷物は持ってこなくていいわよ。その後、落ち着いたところですべて話してあげるわ。」
そう言ってエリカちゃんは去って行った。僕はそのまま家に帰って、次の日を迎えた。そして眠れないまま朝の4時を迎えた。僕は、そこで決断をして家をこっそり出た。学校の前にはエリカちゃんが待っていた。
「決心はついたのね。」
「うん。僕も化け物なんだ。だったら、良く知っているエリカちゃんについていくよ。」
「いい答えよ。じゃあ、行きましょうか。」
そう言って僕らは手をつないで、まだ真っ暗ななか、旧校舎へと入っていった。
と、言うわけです。
ちなみにエリカ・メッサーシュミットに関しての質問はノーコメントを通します。
・・・別人なのか同一人物なのかは、皆様の想像にお任せします。
ちなみに、ショゴスの入っていたラベリングの番号である1930は、『狂気の山脈にて』でミスカトニック大学の探検隊がショゴスと遭遇した年が元ネタです。英語のラベルも『Shoggoth』と書かれていました。・・・ロールに失敗するとこういうこともあるんですよね・・・あはは。