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勇気ある兵卒

劉温「ハロー、劉温ヨ」


劉温「いつの世も忠義を貫く人はかっこいいものネ。今回はそんなお話アル」

孫権が魏の合肥を攻めた合肥の戦いは有名であろう。そもそも合肥城は呉と魏の国境の接する最前線であったのだ。


「あそこ取られると呉に攻められる?外征もさせられるって...。だったら是が非でも守るしかないでしょ...」


どうしても合肥城を守りたい曹操はこう思っていただろう。流石にあちらを攻めることの出来る拠点を持っていかれるのは気にくわない。そして例に漏れず合肥は戦場となるのだが、今回の主人公は武勇を馳せた武将ではない。所謂コ○エーとかのゲームだと無銘とかの部類である。


そして場面は戦場へと移る。


「しかしやべぇ。籠城戦とか勝てる気しないわ...。でも負けたら首から上がなくなるしなぁ...。囲まれてるけど援軍申請しなきゃ」


そんなことを考える毌丘倹(かんきゅうけん)は兵卒である劉整(りゅうせい)に一つの命令を授ける。


「あの包囲突破して増援要請してきてくんね?」


「...は?(威圧)」


まぁ当然である。言外に『死ににいけ、万が一生き残ったら頼むわ』ということなのだ。そこは兵卒、断ることは出来ない。しかし劉整は包囲を抜け増援要請を伝えることに成功する。ただ問題はその後だった。


「どうやって戻ろう...」


劉整の思案虚しく道中で呉軍に捕まってしまう。呉軍からしてみれば魏の兵卒、情報を持っているに違いないとして劉整に尋問を行う。


「で、なんか知ってんの?」


「俺はリバースカード黙秘権を発動!全ての質問に対して黙秘する効果を得る!」


言い方は分からないが劉整は全ての尋問に対して抵抗し魏への忠義を貫く。劉整の最後は捕虜の定めとして決まっているがそのまま散っていった。この時代、命の値段が安かったにも関わらずこういった散り方をしたのは案外多かったのかもしれない。

忠義を貫く武将は有名ですが、こういった兵卒での話は有名でないかもしれないですね。


劉温「まぁ喋るから命だけは!って言うのが多い印象アル」


まぁそれは武将でも兵卒でも往々にしてあるので一概に語れないですな。


ではでは。

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