表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/61

我が子のためなら

劉温「久しぶりネ」


劉温「今回は…、主人公はよく分からないアル…」

中国の南東に存在する三国の一角、呉。ここはよく三代目孫権の国とよく言われるが、実は親の孫堅が基礎を築き、兄の孫策が発展させ弟の孫権が引き継ぎ初代皇帝を名乗った、という経緯がある。はてさて、今回はそんな呉の三代目皇帝、孫休そんきゅうの奇天烈なお話。



「皇帝?何それおいしいの?」


こんな事を寝そべりながら言っている孫休。実はとんでもない状況に置かれていた。それが割とめんどくさい状況だったりする。二代目皇帝、孫亮そんりょうが幼帝だったために部下の孫峻そんしゅんが実権を握りヒャッハーした後急死し、親族である孫チンが引き継ぐという何とも世紀末な状態だった。


そんな中、孫休はというとそんな状況に目もくれずに勉強三昧だった。


「皇帝業務よりも勉強だわ。勉強になるならやらんこともないが」


そんな自堕落とはにわかに言い難い生活を送っていた孫休の状況は、二代目皇帝、孫亮が大きくなり年齢16になった頃に変わり始める。


「傀儡政権なんて言わせはせん!」


16歳になった孫亮、さすがにこの年になれば権力を自由に扱うことができる。そして取った政策というと…。


「孫チンと逆の事やるわー。今まで散々こき使いやがって…」


とまぁ、憂さ晴らしと言わんばかりの政策を行った。孫チンがアレやれと言ったらコレをやり、孫チンが石投げろと言ったら孫チンに投げるほど徹底していた。

しかし、孫チンはそんなことをやられると流石にキレる。自分のしたことを棚に上げてと言えば聞こえが悪いがきっと人としてキレたのだろう。


「孫亮さんよ…、あんた廃位にするわ…。代わりに孫休さんを立てる。いいだろ…?」


「そんな…、待ってよ孫チンさん!悪かったって!」


「問答無用!」


そんなこんなで孫休が三代目皇帝にひょっこり孫休が出てきた。そんな孫休にも伝説が存在する。


『キラキラネームの元祖』なのである。子供の名前である漢字に好きな読みを読ませるのは現代だが、孫休は格が違いすぎた。なんと新しい漢字を作ってしまった。どこかの誰かがこの名前の件を問いただした。すると…。


「名前ってさ?誰かと被っちゃいかんだろ?なら新しく作ればうっかり被っちゃうことはないだろ?」


というトンデモ理論を披露したとかしなかったとか。こうした名前を付けたばっかりに、後世の歴史家に「被るのが嫌なら名前を付けなけりゃよかったのに」と言われる始末であった。

お久しぶりです。お待たせしました。

そして久しぶりに執筆したので読みにくかった場合は申し訳ありません。


劉温「間開けすぎヨ」


すんません…。


劉温「で、今回の主人公は誰アルか」


孫休です(震え声)


劉温「…。まぁ仕方ないかもヨ…。しかし孫休も親バカアル」


親バカというかバカ親…。


劉温「順番変えただけで意味が変わる日本語恐ろしいネ…」


それではまた。


劉温「バイバイヨー」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ