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雑魚め!

劉温「お久ネー」


劉温「今回は魏の武将のお話アル。ディフェンスは重要ヨ」

合肥城がっぴじょう。そこは呉に接する魏の領地であり、最前線だった。この合肥にて、張遼に次いで呉に恐怖を与えた人物がいた。


その人物は満寵まんちょう。その有様は迫りくる呉軍をちぎっては投げちぎっては投げ、まさに魏無双という状況だった。


ある時、珍しく合肥城を攻めている呉軍が撤退の動きを見せた。


「満寵様、今回は我々の勝利ですね」


側近の一言に顔をしかめながら満寵は言葉を紡ぐ。


「…。怪しい。押されて急に引かれると気になるもんだ。一応対策をしておこう」


押してダメなら引いてみろ戦法をやって見せた呉の孫権。しかし、気づいていない。看破されているのを。満寵は引いていく呉軍の背中を見ながら迎撃準備を行った。


「撤退すると思った?残念!反転攻勢でした!」


ドヤ顔で攻めてくる孫権に迎撃準備を行っていた満寵はしれっと言葉を返す。


「あ、それ知ってた」


こうして満寵は合肥に攻めてきた呉を事なさげに追い返した。しかし納得のいかない孫権は合肥を何度も攻めてきた。


「ストーカーかよ…」


「やられたらやり返す!倍返しだ!」


しかしそこは満寵である。何度も攻めてきた呉の孫権をことごとく追い払った。時には水上戦で。時には陸上戦で。しかし孫権は毎度倍返しされていた。


「クソ曹魏め!覚えていやがれ!」


「ここを乗り越えられたら本物だったな。孫権さんよ!」


こうして満寵が守ったこの合肥は、三国時代に落とされることは無かった。呉に対するディフェンスに定評のある満寵は魏に以後四代に渡って仕えた程忠義に篤い人物だった。だからこそ合肥を守り切れたのかもしれない。

更新遅れて申し訳ありませんでした…。


劉温「言い訳を聞くネ」


演奏会があったんですよ!


劉温「…それは仕方ないアル」


更新は遅いですが応援していただいたら幸いです。ではでは!


劉温「バイバイネー」

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