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一周年記念!三国志の三人と日本の武将を入れ替えてみたら!

間が空いて申し訳ないです。時間をかけた割に良作でもないというダメっぷりですが、この一周年記念を見てってください。


では、どぞ…。

いついかなる時もどんな国でさえ似通った武将は存在するはずである。もしそれらの武将が入れ替わってみたら...というロマンを考えたことはないだろうか?



まずは魏の曹操。彼は、歴史書においてもっとも天下に近い人物として描かれている。恵まれた才能と先見性。そして、軍人の雇用改革。それらが相まって天下へと押し上げた。


「ふん、当然の結果だな。有能な者は雇用する。常識だろ?」


しかし、彼は志半ばでその命を終えた。暗殺されることなく。だが…、だがしかし…、彼の作り上げた国は部下の司馬懿とその一族によって簒奪されることなる。


そんな彼を日本の武将にするとなると、やはり出てくるのが織田信長だろう。この人物も曹操とほぼ同じようなことを行い、天下を掴みに行った。


「優秀な者を雇用しなければ天下は掴めん。邪魔者は焼き討ち!」


天下を掴もうとする者は似通ってくる。信長も、本能寺にて部下の裏切りという形でその命を終える。作り上げた国は豊臣秀吉に引き継がれたが、明智光秀という腹心によって信長は今生から消え失せた。


そしてやはり、天下にもっとも近い人物は考えが似通ってくるのだろうか。この二人は、とても非情で合理的な信念の元生きていた。そんな二人が天下を掴み損ねたのいうのも皮肉な話である。もし信長が三国時代に来たらほぼ間違いなく三国時代の史実通りに行くだろう。曹操もまた然りだろう。


「私は息子や孫が自分の家臣に裏切られてな…。なんとも言えない気分だ…。覚えてろよ司馬懿…!」


「俺は蘭丸を可愛がりすぎたのか…?光秀!そういうつもりじゃ無かったんだ!信じてくれよ!」


どっちもどっちですな…。


例えば合肥がっぴの戦い。この戦いで曹操は少数の手勢で呉の大軍を撃退する。もしこれが信長なら…。


「奇襲という名のゲリラしかないな…。正面からとか無理無理…」


勝手な想像だが、この時に滝川一益を奇襲隊の隊長に任命したことだろう。彼は実力で関東を平定したのだから当然と言えるかもしれない。


曹操は桶狭間では絶対に兵糧をを断ちに行くだろう。少数で迎えたこの戦いは奇襲ではなく生命線を断ちに行くはず。


「飯食おうぜ飯!」


そう言うのは今川軍の兵士たち。しかし、兵糧を絶たれた今川軍は御飯を食べる事が出来ず、軍の規律が乱れ始める。


「今だ!攻めろ攻めろ!」


こうして、この隙を突き曹操は今川軍の奇襲に成功し、撃破する。どっちにしろ歴史は今川軍の敗北という結果に終わった。


次に劉備。彼は三国志において義理人情を旨とした大将である。変わって日本。越後には上杉謙信という龍が存在した。謙信もまた人情を第一とした武将である。劉備を置き換えるとすれば謙信であること恐らく間違いない。


「信玄がどうもヤバいらしいな」


武田信玄の治める土地は当時生命線であった塩を絶たれていた。


「なんなら塩送ってやるか?ついでに自分の子供も放り投げてもいいぞ」


こうして武田信玄の陣営は一命を取り留める。一説にはただ単に信玄は、ただの商売相手だった、というものがある。義理人情というのは時に打算的なものだったりする。劉備はそんな「義理人情」の使い方がうまかっただけかもしれない。


「最近信長がイッちゃってるらしいですね…」


そうこぼすのは劉備。彼が“イッちゃってる”と称した信長の行動…。それは…。


『一向宗本願寺の焼き討ち』


であった。さすがに劉備もこれはキレた。


「そりゃ最近一向宗の阿斗もとい一揆起こした奴らいますけど…。信仰の中心潰すってことは無いでしょ…」


こうして劉備は信長と手取川にて戦い、勝利を収める。いわばこれは、民衆のための報復戦だったと言えるかもしれない。三国志の史実でも、結果は敗北でも劉備は報復戦を行っている。



最後に孫権。この人物は三代に渡り土地を守り続けた人物である。続いて日本。孫権と相対するは北条氏康。彼もまた三代に渡り、土地を守り続けてきた人物である。この時点で共通点の多いこの二人だが、さらに共通点がある。それは…。


“家督相続”


であったりする。


「味噌汁うまし」


笑ながら言うのは孫権。一緒に食卓を囲むのは孫和そんか孫覇そんはである。しかしそんな団欒の時間に孫権は急にしかめっ面をした。


「孫和…、お前…。いつも味噌汁をすすってるのにその量さえ測れなくなったか…?それに引き替え孫覇は偉いな。お前を後継ぎにしよう」


「えっ」


そんなどうでもいいことをいきなり言われ、さらにはダメな子宣言された孫和はどうしたらいいか分からない。こうして壮大な兄弟喧嘩の後に、孫権の治める土地は滅んだ。代々守り続けた土地が滅ぶとは何ともいえない悲しさがある。


変わって北条氏康。彼の次の代は家督争いこそ無かったもののタイミングが悪すぎた。氏康の息子、氏政は領土を信長の死に乗じて勢力を広げていた。しかし、豊臣の時代になると次第に包囲されはじめる。これは奇しくも孫権の家督争いの後の滅亡コースの状況が似通っていた。


「全方位フルボッコとか聞いてねぇぞ…。いやわかってたけどさ…」


こうして“関東の虎”の一族は歴史から消え去った。因みに孫権の父、孫堅も“江東の虎”と呼ばれていた。歴史上、“虎”と呼ばれる偉人達は散々な結末でその生涯を閉じるのかもしれない。




今まで挙げていった偉人達は、場所を変えても恐らく同じような人生を送ったかもしれない。このような「かもしれない」は、本当は「起こりえた」という話。このようなifはどこにでも転がっているかもしれない。

はい、最後はなんとかカッコよくしようとしています。


劉温「寒すぎアル」


分かってますよ…。一周年くらい大真面目でもいいじゃないか!


劉温「まぁ、気持ちは分からないでもないヨ」


このお話は私の偏った知識で執筆しておりますので、ご意見がドシドシください(切実)


劉温「どうせ書いたんだから自信持ったらどうアルか?」


簡単に持てたら苦労はしないぜ!それではこの辺で!


劉温「再見ヨー」

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