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言葉って難しいね…

劉温「ハーイ、劉温アルよ~。」


劉温「曹操のドジっこ逸話と劉備の頑張った逸話アルよ~。」


劉温「言葉を使うのは用法用量を守って計画的に、アルよ。」

曹操。彼は北の大国、魏を治める将軍である。曹操は気持ち悪いくらい才能に恵まれていた。おそらく三国一の知識人だろう。


「はっはっは!あがけあがけ!雑種ども!」


そんな曹操はある時に、五斗米道ことぺいどうという勢力を築いた張魯ちょうろとの戦いに勝利し漢中を手に入れていた。曹操はそこに夏候淵かこうえんを派遣して守らせた。


少し状況説明をしよう。漢中のすぐ下に劉備が居たのである。順調に勢力を伸ばす曹操に劉備は危険を感じ、漢中を攻める事にした。


「俺はまだ生きるんだ!」


それはまさしく破竹の勢いで、曹操が援軍に来たにも関わらず、漢中を攻略できるという状況まで守備軍、つまり夏候淵と曹操を追い詰めた。


「ぐぬぬ、強い…」


曹操はそんな状況で苦し紛れにぼそりと呟いた。


鶏肋けいろくなり…」


側にいた夏候惇は、何を思ったかその言葉を全軍に伝えた。


「鶏肋だ!鶏肋なり!」


曹操軍の将軍はその言葉を理解出来ずに居たが、楊修ようしゅうは撤退の準備をした。


「え?ちょっと待って。何で帰るの?」


曹操は楊修を引き留めた。


「だって鶏肋だろ?取るに足らない、だから劉備に漢中あげちゃおう、って事じゃないの?」


「深読みすぎて笑えない…」


曹操は確かに取るに足らないとは思っていたが、もったいないとも思っていた。だからこそ思わず鶏肋と呟いてしまったのだ。


あれ?大体合ってね?


だが曹操はそそくさと帰る準備をした楊修が気にくわなかった。まぁ、普通にこの後撤退するんだけどね。この後すぐに楊修は処刑されるが、何の罪で処刑されたのかは不明である。


…絶対これだよね。

俺、少し喋ったら場が白けたことあるぜ!


劉温「…辛かったアルね?もう大丈夫ヨ?」


ぼっちだから喋らないもん!


劉温「涙拭くヨロシ。」


うん…。

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