功を為すには
劉温「ハ~イ、劉温ヨ」
劉温「今回も呉の呂蒙の逸話ネ」
いつだか紹介した呂蒙という人物を覚えているだろうか?もし忘れていたら第8話、『おバカちゃん』を見ることをお勧めする。彼はまだまだカッコいい逸話を残している。
呂蒙がまだ15歳程の頃、彼はまだ一般人だった。そんな彼は幼い頃に姉の夫のトウ当の所に身を寄せていた。そんなトウ当は呉の軍人であり呂蒙の義兄だった。
当時の呂蒙は、ヤンチャな子供だった。そして当時から彼は腕の立つ武人だった。そんな呂蒙はトウ当に黙って賊討伐の命を受けていたトウ当とその軍隊に付いていった。
「こちら呂蒙。トウ当の軍の潜入に成功した。これよりミッションを開始する」
ちなみに段ボールをかぶっていないし、眼帯もしていない。
こうして呂蒙はトウ当の軍に忍び込み、己の武を揮った。わざわざ忍び込んでまで武を揮ったのは男としての自己顕著の欲があったからかもしれない。
そして呂蒙は目を見張る働きを見せたが、二人ほど快く思わない人が居た。兄、トウ当と呂蒙の母であった。
義兄と母曰く『なんであんな危険なところに行ったんだ!』と。しかし、呂蒙は胸を張りこう答えた。
「危険なところに行かなければ功を立てる事はできませぬ。いわば、虎穴に入らずんば虎児を得ず、です」
こうして呂蒙は、呉の軍に入り華々しい道をたどって行くことになる。
そしてこの逸話が『虎穴に入らずんば虎児を得ず』という故事成語となっている。
虎穴に入らずんば虎児を得ず。実はここから来てるんですよ~。
劉温「三国志の故事成語は結構あるヨ」
ですね~。まぁ、故事成語を出して来たという事はネタが尽き始めたという事なんですが…。
劉温「さっさと勉強するヨロシ」
はい…。
ではでは!
劉温「バイバイヨ~」




