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まだ終わらんよ…!

劉温「は~い、劉温よ~。」


劉温「今回は三国志には珍しいタフは人物の逸話アル。」

南蛮。この言葉は主に南を指す言葉であり、蔑称として使われている。それは何故か…。それはおそらく自分たちの治めている土地より遠く離れた地に住まう民族は野蛮に違いない、という思い込みによるものと思われる。これは、遠い昔の三国時代でも変わらないものだった。ちなみにこの時の南蛮は蜀に隣接する地域一帯だった。


「孟獲さん…。知ってるか?今の蜀、あんたらに重い課税を施行しようとしてるんだぜ…?」


そう孟獲をそそのかしたのはようガイであった。雍ガイは紆余曲折を得て、永昌えいしょう郡の太守をやっていたが武人のプライドか、反乱を起こそうとしていた。


「マジで…?」


答えたのは南の有力者、孟獲である。彼は、今でいうタイ人の血が入っていると言われている。中国の大多数を占める漢民族からすれば、異民族である。


「だったら反乱起こして、満足するしか…、ないじゃないか…。」


そう言って孟獲は南に住まう人々を説得し、反乱を起こすように命じた。


場所は変わって蜀。軍師、諸葛孔明は南の反乱に気づかない訳がなかった。しかし、どう討伐するか決めあぐねていた。


そこにある男が孔明に進言する。


「孔明殿、どうせ奴らは力でねじ伏せてもまた反乱するだけです。どうせやるなら心から心服させましょう。」


そう言ったのは馬謖であった。三国志における口先の魔術師である。しかし、この進言は理に適っている。そう思った孔明は馬謖の進言を信じた。


「それで行きましょうか!大丈夫、まだ斬りませんから!」


「え、なにそれ怖い…。」


こうして世に言う南蛮制圧戦が始まった。


そして孟獲が攻めてくる。まぁ、孔明は負けるはずがない。しかし、このまま制圧したんじゃ心服させられない…。よし捕らえた孟獲を釈放はなそう!


そして、釈放された孟獲は南に帰る。


「どういうことだってばよ…?」


孔明の真意を知らない孟獲はまた攻める。また捕まる。


「また来たの…?」


「うるせー!」


以下このような最早茶番みたいな戦いをさっきの二回を含めて七回行った。孟獲…!もういい!もう休め…!


そして孟獲はここにきてようやく蜀に勝てないと思ったらしい。


「もう無理…。でも増税ヤダ…。一年経った後に8%、二年後に10%だろ…。やってらんねぇ…。」


その意見はもっともの意見だった。


「増税しないけど…。」


孔明はその意見を真っ向から否定した。


「なん…、だと…?」


孟獲は驚いた。あの野郎…。騙しやがって…。という思いがふつふつとこみ上げてきたに違いない。そして、孟獲はその言葉を信じ、心服することになった。


「…計画通り。」


馬謖は呟いていたとかいなかったとか。


その後、孟獲は軍に編入された。そしてある時、孔明は孟獲に聞いた。


「わが軍はどうかね?」


「はい、今初めて蜀軍の弱点を知りました。そし、あの時に知っていれば勝てていたでしょう。」


「ほう…?」


こうして、孟獲は蜀で活躍していくこととなった。

勉強放棄して書き上げました、トランぺッターです。


劉温「おい阿斗。何やってるよ…?」


ご、ごめんなさい!勉強しますから!


劉温「それにしても、孟獲はタフネ~。こら!誰アルか!Mっ気くさいとか言ったの!」


(口が裂けても言えない…。)


で、では~。


劉温「ちょっと説教してくるヨ!」

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