表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/61

天下無双なり!

劉温「は~い、劉温アルよ~。」


劉温「今回は三国志の武の象徴とも言える呂布の武勇伝ヨ。」


劉温「まぁ、オチは呂布の性格を考えれば分かるアル…。」

呂布。彼は三国時代において最強の武人である。


人中じんちゅうの呂布、馬中ばちゅう赤兎せきと」という言葉がある。これは、人であるなら呂布に並ぶ者は居ない。馬であるなら赤兎に並ぶ馬はいない、という意味である。それほどまでに呂布という人間は強かった。


黒山賊こくさんぞくうぜぇ…。」


そう呟いたのは北を治める袁紹えんしょうである。彼は今、黒山賊に頭を痛めていた、数はなんと十数万である。さすがの袁紹も戦ってはいたが数の暴力により、均衡状態にあった。


一方その頃、呂布さんはというと…。


「今や根無し草だしなぁ。誰かに片利共生してぇなぁ…。」


ちなみに片利共生とは一方が有利で一方は益も害もない寄生である。貴様は害しかないと突っ込んではいけない。


「そういえば、冀州きしゅうに袁紹なんてヤツが居るぞ?いざ、ためして寄生ガッテン!」


こうして呂布は袁紹のところに向かった。


「ごめんくださいな!」


「おや、呂布さん、丁度いいところに!」


「お?なんだ?」


「あなたを人中の呂布と見込んでのお願いだ!黒山賊をこの国から追い出してほしいのです!」


「いいぜ!」


袁紹は人中の呂布をこの状況を打破できる唯一の人物だと思っていた。


(はっ!散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨ててやる!)


呂布は今まで散々裏切ってきた。そんな呂布に信用なんて欠片もされていなかった。こんなことを思った袁紹の心境は当然だった。


こうして袁紹の客将となった呂布は…。


「野郎共!黒山賊とやらをぶっ倒しにいくぜ!」


「「お~!!」」


呂布は数十人の部下と共に黒山賊に突撃していった。そして何度もその突撃を繰り返し、なんと黒山賊を撃破したのだ。本来なら同じくらいの軍でなければ討伐出来ないにも関わらずにだ。


「…やるじゃん。」


「当然だ!何故なら俺が呂布だからだ!」


こうして、呂布の武勇がここにまた証明された。


…そしてまた袁紹の所を去るのは言うまでもない。

…。


劉温「…。」


とんでもない武勇を示したと思ったらさっさと裏切る。まぁ、これが呂布のクオリティですよね。


劉温「中国だと呂布は凄い嫌われているヨ…。」


まぁ、当然ですよね…。


劉温「それじゃあ、そろそろバイバイアルよ~。」


ではまた~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ