兄弟の決め方
劉温「今回は桃園の誓いの続きみたいなものアルよ。」
劉温「この時代の人はトンチが効くというかなんというか…、色々凄いヨ。」
劉備、関羽、張飛。この三人は三国志を知らない人でも知っているだろう。しかし兄弟の決め方を知っているだろうか?
桃園の誓いの後、木の下で三人ワイワイ騒いでいると関羽が言った。
「そういえば、兄弟の順番決めない?長い付き合いになるんだし。」
「「そうだな。」」
劉備、張飛は同意し、どう決めるか話し合った。
その時…!
「あ!」
劉備が思いついたように立ち上がった。
「どうした?劉備さんや。」
張飛が不思議そうに聞いてきた。
「あれを使おう。」
そう言って桃の木を指差した。
「よっしゃ!俺が長兄になるんだ!」
そう言って張飛は桃の木の上まで登った。
「長兄も末弟も面倒くさい…。次兄で満足するべ。」
そうして関羽は張飛の下についた。
「お前ら、知っているか?俺はこのルールを発動していた!」
そう言って木の根元に手を付いた。
「俺が長兄だ!」
高らかに劉備は宣言した。
「くっ、何故!」
「どうでもいいわ…。」
劉備は張飛に聞いた。
「木はどこから生える?もちろん知ってるよな?」
「土…、根元…。はっ!まさか!」
「そうだ!そして根元は一番太い!だから俺が長兄だ!」
「ぐぬぬ…。」
こうして一番有名な兄弟が生まれた。
(真ん中で良かった…。)
関羽は一番無難な選択肢を選んだのかもしれない。
…。
劉温「桃園の誓いをカッコ良く締めたのにこんなのって無いヨ…。」
だって…。
劉温「だっても何も無いヨ!」
はい、すみませんでした。
劉温「分かればいいアル。」
それではまた次回会いましょう!では!
劉温「またネ~!」




