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男装伯爵とメイド  作者: 橘 紀子
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再会3

「あなたが、何故ここに…。」


目隠しを外されたジュリエットは、状況把握をしようと必死に頭を回転させる。


「それを答える義務は私にはないが、あえていうなら任務のためだ。それより、何故君はここにいるのかい?」


「…。」


「言えない事情があるなら、かまわない。パールバン公爵は、あなたを必死に探しているようだが。」


「!!!」


「私の任務とは関係ない。しかし、今の私は任務を終え、国に帰る途中、あなたを連れて帰ればパールバン公爵から何らかの恩賞が出ると思うのだが…。」


そうワーム男爵が、次々語っている。ジュリエットは、その間フルに頭を回転させて今後の自分の身の振り方を考えていた。


「ワーム男爵、私と取引しませんか?」


ジュリエットが、途中で遮った。


「取引? どんな取引かい?」


「私をとある場所に連れていって欲しいのです。私は、何としても一度行かないといけないところがあるのです。パールバン公爵のところに行くのはその後にしていただけませんか?」


ワーム男爵は、しばらく考え、その後いいだろうとつぶやいて隣の部屋に出て行った。

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