森の館
試験が全部終わりました。追試が3枚あったため、正月返上して勉強大変でした。
ジュリエットがパールバン公爵の養女になって一か月たった。
いま、ジュリエットはパールバン公爵領の森の館に滞在している。
「再来週の今頃はもう帝都にいるのですよねぇ~。」
侍女のアリアが名残おしそうにジュリエットに話す。パールバン公爵の養女になってから後宮にあがるための準備期間として、この森の館に滞在していた。森の多いサウザン領出身のアリアは、森に囲まれたこの森の館にすぐなじんだためか、帝都に行くのは名残惜しいようである。
「そうね。もうすぐよ、もうすぐこの国から…。」
ジュリエットが、そう言いかけたちょうどその時パールバン公爵がこちらに向かってやってくるのが見えた。
「来週この館をたって帝都に向かいます。帝都まで、1週間ほどかかるのでつくのは再来週になるというお話は以前しました。…」
パールバン公爵がこれからのことについて話し始めた。
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「簡単にいえば、帝都のパールバン公爵邸で一か月生活した後、正式の後宮入りするということですね。」
ジュリエットが今までの話の内容の確認をとった。
「はい、もちろん後宮入りする前に婚礼をあげますが…。」
「婚礼ということは、やはり私が后妃になるのですか?」
ジュリエットは、パールバン公爵の話を遮って尋ねた。
「はい。今のあなたはパールバン公爵令嬢ですから。」
パールバン公爵は、さも当然と言うように答えた。
「わかりました。」
ジュリエットは、動揺を隠して答えた。覚悟はしていたが、これは相当危険な状況である。もはや後宮入りした後でなく、婚礼前に逃げ出さないと大変なことになる。
「では、出立までに完ぺきに準備をしておいてください。」
パールバン公爵はそう言い残して部屋から出て行った。