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2話 自分のステータスと少女カーナ

今回の話は少し長めです。

 蓮はただ一面に広がる野原の上に立っていた。


(なんだよ・・・)


 蓮は今起こったことをもう一回思い返してみた。


(えーっと、まず学校から帰っていたんだよな。そして葵に渡されたビー玉を落としたら目の前が光って、そしたらここにいたんだよな・・・  そうだ葵!)


「葵ー」






 ・・・親友の名前を呼んだが返事はなかった。


(チっ。ちょっと歩き回ってみるか・・・)


 やはりあたり一面野原だった。なんでもいいから、いてほしかった。


(異世界転移なのかな?もしも怖い猛獣とかがいたらやだなー・・・)


 あっ。もしかしてこれってフラグなのでは?すると後ろのほうで音がした。


「ガサっ」


 終わったわ。これはまずどうするのがいいんだ。敵がなにか確認するのがいいのか?  そう悩んでいる蓮に物音はどんどん近づいていく。


(まずいッ)


 その時にはもう遅かった。物音の正体は猛獣?らしき生き物だった。蓮はその時にはもう生きることしか頭になかった。


「誰か助けてーっ」


 蓮は助けをよんだ。



・・・・・・・だが、だれも来ることはなかった。

 もう逃げるしかない。どこかにいけば人ぐらいいるだろ。そう思って逃げ出した。猛獣らしき生き物はやはり追ってきた。蓮は走る速さに自信があった。百メートル走は十一点五秒ぐらいだし大丈夫だと思うけど・・・・



 十メートルぐらい差ができると猛獣らしき生き物は蓮を追ってきた。まあそうなるよね。猛獣らしき生き物はかなり大きいし、たぶん大丈夫。すると猛獣らしき生き物はすこしスピードをさげて怪しげな言葉を言い出した。言葉かもわからいけどね。すると猛獣らしき生き物はいっきに蓮の目の前まで来ていた。


「は!?」


 その瞬間何が起こったのか認識できなかった。そして猛獣らしき生き物は手を振りかぶって、殴りにかかってきた。もうだめだね。蓮はあきらめて昔のことを思い出した。


(ママの飯うまかったな。またくいてぇ。)


 やっぱりまだ死にたくない。だが目の前には死が迫っていた。ああ楽しかったぁ。 そう思ったとき

グシャっと鈍い音がした。しかし痛みはない。えっ死んでない・・・・・


「大丈夫?」


 そっと目を開けたら一人のきれいな少女が立っていた。てか美人だな。猛獣らしき生き物のほうに目をやると光って玉のように丸まっていた。


「ああ。助けてくれてありがとう。君は誰かな?」


「私はカーナ。冒険者をやっているの。君は?」


 カーナというのか。俺と違って名前がいいな。


「俺は佐藤蓮」


すると彼女は珍しそうな顔をした。

「へー。君の名前からするとこの世界の人間じゃないね。君のステータスは・・・・」


 そういうと少女カーナの目が光った。うわっと思ったが一瞬の出来事だった。そのあとカーナは物凄く驚愕していた。


「どうしたの?」


 心配になってそう聞くと


「あなた・・・・」


 どうしたんだ・・・もしかして顔がへんだとか・・・・


「あなた総合ステータスが七億六千十一あるじゃないの!」


 え?それってすごいことなのか?ふつうはどのくらいなのか。そうした疑問をいっきにぶつけてみた。


「あのね普通はどんなにすごい冒険者でも一千万ぐらいなんだよ。まあ勇者なんかは別だけどね。」


 ということはめっちゃすごいのか・・・ てかこの世界って勇者がいるんだな


「ちなみに勇者ってどのくらい?」


「いままでで一番すごかった勇者でも二億ぐらいだったかな」


「へぇー。勇者の名前は?」


「・・・勇者こうき」


 ふーん名前てきにも日本人かな?まあいいか。そこでカーナに提案された。


「ねぇ。ちょっと一緒に私の住んでる街に来る?」


 まあわるくはなさそう。この世界の事も知りたいし、ついていくか。


「頼む。」


「じゃあいこう!」


 てか今思ったが、なんで言葉が通じているんだ?




あと何話か後でチート能力の一部があきらかになります。

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