とにかく村を守るために装備を揃える
朝日を見ながら少しだけ途方にくれていた、今日は装備を何とかしないと、ミノタウロス何て来て攻撃食らったら、絶対即死だ。
「おはようございます、幸太様」とルルは言った。
「すまんな、起こしてしまったか?」幸太は聞く。
「いえ普通に、起きただけです」とルルは眠たそうに言う。
「今日は装備を整えてくるから、ちょっと行って来るな」と幸太は言った。
「待って」そう言って、ルルは抱き付いた。
「頭を、撫でてください」と顔を赤くしながら、ルルは言った。
「分かったからちょっと力、緩めてくれる?少し苦しいから」と言いながら、ルルの頭を撫でた。
そして数分撫で続けて、もう良いですとルルは、言ってくれた。
「じゃあ、行って来るな」と幸太は言う。
「行ってらっしゃいませ、幸太様」とルルは、送り出してくれた。
「じゃあまずは、防具から行くか」幸太はそう言って、鍛冶屋に向かった。
「らっしゃい何を、お探しなんだ坊主」とかなり荒々しい声で、聞かれた。
「防具を買いに来た、オレでも着れる用なフルメイスを、買いたいあと剣も買いに」そう言った、そしたらその人は、幸太に寄ってきた身長は2m 位あり体が鎧のように気耐え抜かれたのが分かった、元冒険者と行ったところだろう。
「よしそれなら、俺の店に来て正解だったな、他の店じゃあ大した装備が売ってねぇからな」と大男は言う。
「俺の名はカイトだ、名前で呼ばれるのは好まないから、親父とでも言ってくれ」カイトはそう言った。
「それで親父さん、俺の着れるようなフルメイスはあるのか」幸太は一応聞く。
「当たり前だろうが、ちょっと待ってろ」と言って、待っていると数分後、カイトが防具を持ってきた。
「最初はこういう物にした方が、良いだろう」と出来るだけ軽い防具を、持って来てくれた。
「これ、いくら位だ?」と聞いてみる。
「450銀貨だ」とカイトは、答えた。
「よし買ったじゃあ剣も買いたいんだけど、双剣にしたいんだがあるかな?親父さん」と、また聞いてみる。
「あるぞ、手に取ってみろ」とカイトは言って、手に取らせた。
「良い剣だなぁ」と小言を言っていたら、カイトが答えた。
「良い剣じゃないとここには置かねぇよ」と自慢気に言う。
「その剣は俺が作ったやつだ、切れ味は抜群だぞ」と言った。
「じゃあこれを買うよ、いくらなんだ?」と、やはり値段が気になってしまう。
「金貨25枚と銀貨260枚だ」と言う、めっちゃ高いだが買うと言ってしまったからには買うしかない、カイトに上手く商売をする人だと思った。
「よしこれで良いな」と手持ちの資金がほとんどなくなってしまったが、良い物を買った。
「おう坊主、よく似合ってるぞ」とカイトが言った。
「また来るよ、親父」と言って店を出る。
少し性能が気になってしまったので村を出て、確かめに行った。
やはりカイトが作った装備は良い物で、村の周辺にいるモンスターは一掃出来てしまった。
「少し怖いが、あの森に入って観るか」と森に入った。
あのミノタウロス観たいなモンスターは居ないみたいで、村の周辺にいるモンスターと同じ感じのレベルだった。
「あのモンスターは、ここら辺のボスモンスターだったのか?」と思いながら森をどんどん進んでいた。
そんな時だった、前のミノタウロスよりも強いオーラを感じた。
恐る恐るその方向に幸太は進んだ。
「何なんだ、此処は」幸太の顔は一気に血の気が引いた。
その景色はお世辞にも綺麗と言える物ではなく、まるで地獄のような景色だった、荒れ果てた地に尋常じゃない数のモンスター冒険者と思われる死体が転がっていた。
「これから村を守れって言うのかよ、無理ゲーだろこんなの」と思ってしまった、前に手に入れた魔神の力でも、この数だと俺の命が尽きてしまうと思った。ステータスの所に魔神の効果の代償が書かれていた。
まあ単純に言うと、使い過ぎると人間じゃなくなってしまうと言うことだった。
「とりあえず、今日は戻るとしよう」偶然にも気づかれる用な所じゃなく、崖の上から見るような感じでバレることはなく家に帰った。
「幸太様、何をして来たのですか?」とルルは言う。
「何でもないよ」と幸太は答える。
「でもかなり顔色が悪いですよ、体調でも悪いのですか?」と心配そうに幸太を見る。
「俺は大丈夫だ、明日村長に話があるからもう寝ようか」と言いながらルルの頭を撫でる。
「そうですかなら、もう少し撫でて寝てください」とルルが言う、幸太はかなりルルと打ち解けていることを実感した。
明日はルルは着いてこさせないようにしないとな、幸太は此処に来た意味が、あれ以外に呼び出す意味は無いと思うが一応村長を一発位殴りに行くつもりだからな…
幸太はルルにだけは平和に生きていて欲しいそんなことを思いながらルルと眠る準備をする。
「お休みなさい、幸太様」ルルはそう言って眠った。
「うん、おやすみルル」幸太そう答えルルだけは自分が死んででも守り続けたい、そんな強い意志を持っていた。
そして明日からあのような事になるなんて、幸太は考えていなかった…。