能力分析(おまけ)
エリーが仲間に加わり、ようやくパーティとして形に成ってきた。
俺達に信頼はあるが、それでもお互いに能力を把握していないと、戦闘に勝利はできない。相手を知り、己を知れば百戦危うからずとは、よく言ったものだ。
なんとなく流れで、俺が指揮を取ることになっているから、尚更俺自身が全員の能力をよく把握しなければな。
ということで全員に集まってもらい、俺の鑑定スキルで全員のステータスとスキルを確認してみた。
どうやら鑑定スキルが上がれば、ステータスやスキルを見ることが出来るらしい。
【ギル】
『ステータス』
Lv 16
生命力1600
魔力 1600
力 101
速さ 82
知力 147
精神 112
ユニークスキル 勇往邁進
『スキル』
スタンド
・自然体 レベル5
走法
・スプリント レベル7
歩法
・忍び足 レベル6
話術 レベル6
料理 レベル5
細工 レベル4
鍛冶 レベル5
鑑定 レベル6
暗殺術 レベル5
弓術 レベル5
剣術 レベル5
魔法理論レベル10
・魔力操作
魔法 レベル8
・連続魔法
これが今現在の俺のステとスキルだ。成長率がすごいなと思うが、自然体、おまえはいらん。
もうユニークスキルについて皆には隠す必要がないから、話しておいた。俺が異世界から来て、特別なスキルを所持しているとわかれば落ち込むことはないだろう。
【リディア】
『ステータス』
Lv 17
生命力 1190
魔力 680
力 51
速さ 45
知力 31
精神 44
『スキル』
剣術 レベル8
・斬鉄
・受け流し
魔法理論 レベル5
魔法 レベル1
・魔力放出
料理 レベル2
鑑定 レベル2
リディアは成長率は他のメンバーに劣り、結果的にステータスが低い。
だが裏スキルというべきか、技術に関してはステータスに表示されないから安心してもいいだろうと、俺は思う。
リディアが落ち込んでいたから、特別なスキルが二つもあるじゃないかと、慰めておいた。
斬鉄と受け流しだ。これは刀を使ったことで増えたのだろう。技術力が高いという証左ではないだろうか。
【エルミリア】
『ステータス』
Lv 9
生命力 360
魔力 630
力 18
速さ 43
知力 27
精神 18
『スキル』
魔法理論 レベル2
・魔力操作
魔法 レベル2
・魔力放出
弓術 レベル5
・精密
・鷹の目
料理 レベル5
エルに関してはやはりというべきか、生命力が低い。だが遠距離での攻撃がメインなのと、他のメンバーに比べて、速さの成長率が高いのが救いだ。
エルは敵の攻撃を受けないように動かなければならないだろう。
精密と鷹の目が特別なスキルのようだし、やはり弓を扱ってもらって正解だったのかもしれないな。
それにエルには魔法の素質もあるから、努力次第では化けそうだ。
【シギル】
『ステータス』
Lv 10
生命力 800
魔力 300
力 40
速さ 17
知力 16
精神 37
『スキル』
鍛冶 レベル7
・特殊鍛冶
細工 レベル5
剣術 レベル5
鑑定 レベル5
魔法 レベル1
・魔力放出
魔法理論 レベル1
・魔力操作
料理 レベル2
シギルは予想通りのステだな。なんというか、体力馬鹿だ。戦闘面に関しては特別なスキルがないが、これから身につけていくのだろう。
スキルに特殊鍛冶という特別なスキルがあるから、生産に関しては俺よりも上だ。これからも魔法武器を作ってもらうことになるから期待しよう。
【エリー】
『ステータス』
レベル 20
生命力 1800
魔力 1000
力 100
速さ 38
知力 55
精神 60
『スキル』
剣術 レベル3
槍術 レベル7
盾術 レベル8
・鉄壁
魔法 レベル4
魔法理論 レベル5
・魔力操作
料理 レベル1
エリーもシギルと同じく体力馬鹿だ。だが盾役としてはかなり優秀だと思う。
ステータスの成長も良く、盾役以外にもこなせるだろう。エリーには鍛冶場が見つかり次第、魔法武器を何か作ろうと思っているから、更に戦力の上昇が見込めるだろうな。
ただ、今まで一人で冒険者をやってきたのに、料理スキルが全く成長していないのはどういうことだろう?今度詳しく聞いてみる必要があるな。
これが全員分のスキルか。偶然とは言え、バランスのとれたメンバーが揃って良かった。
これなら何とかダンジョン攻略ができそうだ。
皆も自分のステータスやスキルを見て一喜一憂している。やはり自分の能力を数字として見ることが出来ると嬉しいよな。
さて、ダンジョン攻略の為に買い物を済ませなければいけないから、そろそろ出かけようか。
「さて、スキルの話はここまでにして、そろそろ買い物に出かけようか」
これにて三章終了です。二章には山場がないから繋げてしまおうと思いましたが、長くなりすぎるので分けて書くことにしました。
4章からは本格的にダンジョン探索ではなく、ダンジョン攻略になります。今まで魔物に苦戦していないので、ようやく強い魔物が出せると思うとワクワクしますね。
三章を終わらせて今までのを読み返してみたのですが、ひどいですね。誤字、脱字、挙句の果てに間違った言葉の使い方までありました。読みにくく、本当に申し訳ないです。
見苦しいですが、暇を見つけて修正していきますので、それまでお待ちください。
さて、沢山のブックマーク、本当にありがとうございます。評価もしていただいて本当に嬉しいです。これからも、がんばって書いていきますので読んで頂ければ幸いです。
書き溜め分が三章の中盤で終わってしまったので、2、3日に一度の更新になってしまうと思いますが。
それでは、四章でお会いしましょう。