求めるものは
氷のサイコロに触れ、その冷たさを感じ……、いや、もう寒すぎて感覚ないから冷たいかわからんな。決着はもうすぐだけど、急いだ方が良い。
冗談抜きで凍傷になってしまう。
僅かに残る魔力を使って風魔法を発動。振動させ、氷のサイコロの中へと声を送る。
「シリウス、俺の魔力はもう底をつく。つまり、この氷の牢獄から聖剣で脱出出来た時点で、お前の勝ちが確定するってことだ」
氷の壁一面の厚さは、3メートル。振動で中に伝えなければ声は届かないだろう。もちろん、中にいるシリウスの言葉は聞こえない。
出来る限り透明度のある氷の壁を作ったが、3メートルの厚さでは中の様子もぼやけて見える。
シリウスがどんな表情で、何を言っているのかわからない。もしかしたら、いつもの不敵な笑みを浮かべて、何も喋っていないかもしれないが、大事なのはそこではない。
シリウスが間違いなく中に居ることが大事なのだ。
シリウスの着ていた鎧の柄が見えるから居るとは思うが、もしかしたら鎧だけを脱いでシリウスは脱出している可能性も……、ないか。
あそこまで自分の実力に自信を持っているシリウスが、そんなことするとは思えない。確実に居るだろう。
そう仮定し、最も重要な事を言うために話を続ける。
「氷の壁の一面の更に一部を聖剣で溶かして脱出しても、シリウスの勝ちだ。もちろん、そうすべきだと俺は勧める。どうせ、どう足掻いてもこの氷牢の全てを溶かすなんて無理だからな。たとえ、噂に名高い聖剣だとしてもな」
シリウスの剣が聖剣だったなんて知りもしなかったが、行動を制限させるにはこう言うしかない。
今言ったように、超高熱で一部を溶かして脱出しても勝ちは勝ち。
だが、俺が勝つためにそうさせるわけにはいかない。派手に炎を使ってもらう必要があるのだ。
つまり、このセリフは煽り文句と言ったところだ。
シリウスの性格や立場的に、こう言われたなら氷のサイコロ全面を溶かそうとするはずだ。たぶん、きっと。
とにかく、やるべきことは全てやった。後は運だ。
そういう気持ちを込めて最後の言葉を伝える。
「じゃあ、脱出出来ることを祈っている。幸運を」
こう告げて俺は氷のサイコロから離れた。
十分な距離まで下がり、結果を待つが変化が起きない。
さっき俺が雪煙から密かに移動して奇襲したこともあって、何も起きないと心配になる。
後ろや上空を見てもシリウスの姿はない。本当に中に居るのだろうかと、先程の確信が揺らぐ。それに、氷を維持する魔力分は残してあるとはいえ、あまり長時間の発動は無理という心配もある。
もう一度中の様子を確かめようかと考えたその時、変化が起きた。
氷のサイコロの中心辺りが輝き始めた。
どうやら聖剣を発動したのだろう。いやぁ、中に居てよかった。魔力もなんとか大丈夫そうだ。
さて、本当に最後の運要素だ。
一面か、全面か。
色が橙から薄い橙へ、そして白に近くなっていき、サイコロ全体が輝いた。
シリウスが全面を溶かすことを選択した瞬間だ。
俺は全ての賭けに勝ったのだ。
輝いたのはわずか数秒で、その光は停電した時のようにパッと一瞬で消える。
そして、雪が降り積もる音と俺とレッドランスの呼吸音だけになった。
30秒ほど待って何も起きないことを確かめてから、レッドランスの方を見る。
レッドランスもわけがわからないのか、俺の方を見ていた。
「レッドランス、こっちに来い。決着だ」
「な、なんですと?!」
こう叫ぶとレッドランスが俺の下へと近寄ってくる。
レッドランスはジャッジだからな。結果を見てもらわなければならない。
レッドランスが隣まで来たから、俺たちは氷のサイコロへと一緒に向かう。
氷のサイコロに触れられる距離まで近づくと、俺はある魔法を発動した後、氷牢の魔法のみを解除した。
ある魔法は風魔法。氷牢を解除した時に出る水を吹き飛ばすためだ。
このエリアで水に濡れると、それこそ命の危機だからな。俺とレッドランス、シリウスの上空に強風を出し水を吹き飛ばしたのだ。魔力が少ないから、土魔法で防ぐことができないのがもどかしいが……。
そして全ての氷が解け、中の様子が明らかになった。
シリウスは立膝のような状態だった。聖剣が手からこぼれ落ち、シリウスは俯いている。
その様子を見た感想は、凄いの一言。
おそらくギリギリまで聖剣の力を発揮させようとしたのだろう。
弁慶のように立ち往生とは行かずとも、倒れ込まず立ち膝の状態というのがなんともシリウスらしい。
レッドランスと二人でシリウスへと近づく。
目前まで近づいてもシリウスに反応はない。
「レッドランス、シリウスを起こす前に確認をしてくれ」
「ギ、ギル代表殿、これはいったい……」
「シリウスは気を失っている」
「まさか!?」
レッドランスがシリウスに駆け寄って確かめる。
一番困るのが呼吸停止だが……。
「シリウス王?!シリウス王!!」
レッドランスがシリウスの肩を掴んで激しく揺らす。
すると……。
「ぐっ……」
シリウスの声が聞こえた。よかった。死んでなかった。
まあ、心停止したとしても最後の魔力を使って蘇生させたけどな。その手間がなくてよかったと喜ぼう。
シリウスは俺とレッドランスの姿を見た後、自分の姿と転がった聖剣へと首を動かした。
それで納得がいったと言わんばかりに大きく頷く。
「そうか……、負けたか」
「そうだな、俺の勝ちだ。だけどまあ、気にするなよ。次戦ったら絶対に勝てないし、そもそも勝ったのはルールがあったからだ」
こう言うと、シリウスが鼻で笑う。
まだ、何が起きたのかわかっていないレッドランスが俺とシリウスの会話に割って入る。
「ちょっと待ってください。これはどういうことですか?!ギル代表の勝利で良いのですか?!」
シリウスが肩をすくめて「当然だろう」と答えるが、レッドランスはまだ納得がいっていない様子だ。
仕方がないから答えを教える。本当は教えたくないけどね。
「俺たちが生きるために必要なものって分かるか?レッドランス」
「?それは……、衣食住でしょう」
「ちがう。いや、それも必要だが、今回の場合で言えば、空気だ」
「空気?……というのは、この周りにある空気?」
「そうだ。俺たちはこの空気を吸って生きることができる。当然、これが無くなれば息をすることが出来ず、窒息する。水中で息が出来ないのと一緒だな。そして、火を燃やすのにもこの空気が必要だ。火力を強めれば強めるだけな。そんで、空気が補充されない場所で、超火力の聖剣を使ってみたらどうなるか?」
ここまで話すとレッドランスもようやく理解する。
「そうなのですね……。つまり、シリウス王は呼吸できなくなり気を失ったと」
「そういうことだ。こんなのは一度限りしか使えないから、今回限りだろうけどな。だけど、今回は勝ちだ。レッドランスもジャッジとして、納得したな?」
「は、はい」
「よかった。シリウス、もう次は戦わないぞ。どうやっても勝てねぇからな。結局今も、勝負に勝った俺の方が重症じゃねーか」
「ふはは、それは残念だ」
「さて、終わったからさっさと帰りたいんだが……、俺の腕はどこよ?」
俺は斬り飛ばされた腕を見つけようと、辺りを見回す。
ん?ないぞ。っていうか、この悪寒が寒いからなのか、血を失い過ぎたからなのかわからなくなって来たんだが……。マジで早く見つけて、ポーションでくっつけないと、色々まずい。飛ばされた手も凍ってしまうし……。
ただ幸運にも血の跡が残っていた。雪が積もる前に見つかってよかった。
俺は血の跡を目で追っていく。
そこには、23階層最強の敵であるペンギンの魔物が俺の手を持って走り回っていた。
「なっ?!バカな!!あいつは23階層にいる最強の敵!?どうして21階層に!!いやいや、そんなことはどうでもいい!俺の腕を持っていくな!!」
俺は腕を取り返すために、マイナス30度の雪の世界を、片腕から血を垂らしながら走り回る。
「やれやれ、あれが勝った者の姿とはな」
「全くです」
レッドランスとシリウスの会話を聴きながら……。いいから手伝え。
俺は腕を取り戻し、ペンギンに叩かれながらも撫で回した後、なんとか腕をポーションでくっつけてから魔法都市に戻った。
道中はシリウスに全ての敵を薙ぎ倒してもらった。
シリウスの戦いは凄まじかった。いや、殆どが見えていなかったのだが、その余波でダンジョンの壁や天井、床が削れていくほどだったのだから、こういう感想にもなる。
本当にああいう勝負に誘導することが出来てよかった。もし生死を分けた、それも真正面から挑むような戦いで相手がシリウスだったら、俺は絶望していたに違いない。
それに俺の煽りに、シリウスが全部乗ってくれたというのもある。
慢心なのか、それとも意地なのかはわからないが、『英雄』で『王』というのも楽じゃないな。煽られたり、行動を制限されても正面から挑まなければならんしな。俺には無理だ。
さて、それで無事戻って来ることが出来たのが……、俺のク○パ城は大騒ぎになっていた。
それはもちろん、黙って出てきたせいだ。
俺たちが戻ってきた時には、レッドランスかシリウスの付添がシギルと会議室で言い合いをしていた。
会議室の上座の席で、シギルが憎たらしくどっかりと座っている。ドワーフ種特有の短い足を組み、肘掛けに片腕を乗せ、顎に手をやり頬杖をつく姿はまさに、俺そのもの!
……いや、アレ俺か?
とにかく、床に届かない足をプラプラさせながら何かを言っている。
「だーかーらー、あたしたちは何も知らないって、さっきから言っているじゃないッスか!どっか遊びに行ってるんじゃないッスか?」
「そんなわけないだろう!!レッドランス様が我々に一言もなく、夜の街に遊びに行くなど!!」
どうやらレッドランスの連れだったようだ。彼らは、俺たちが帰ってきたことも気づかないほど白熱している。
一方で、シリウスの連れと思しき連中は一味違っていた。
見るからに気弱な女の子は、シギルとレッドランスの護衛のやり取りを見て、あわあわしながら挙動不審になっていて、ガタイの良い老戦死はガハハと笑っているだけ。
まあ、シリウスの部下なら、シリウスがどんなことがあっても無事だってわかってるいるか。
しかし、そろそろ止めないとヤバいかもしれない。言い合いは続いていて、その内容が過激になっているしな。そろそろ武器を持ち出してもおかしくない。
っていうか、なんで俺側の人間がシギル一人なんだよ。リディアがいれば、収まったかもしれないのに。
シギルが相手をするとは思っていたけど、あいつだけじゃ喧嘩になるじゃねーか。あんな可愛い容姿と背格好でもドワーフなんだぞ。
さっさと声をかけて安心させるか。
俺は薄く開けて中の様子を確かめていた扉を、勢いよく開く。
「おーい、今帰ったぞー」
俺の声といきなり開いた扉に驚き、全員がこっちを向く。
「「「ゲオルグ閣下!」」」
レッドランスの護衛らしき男たちが慌てて駆け寄り、一斉に声を上げる。
シリウスの付添はさきほどと何も変わらない。女の子があわあわして、老戦士が豪快に笑っているだけだ。
レッドランスの護衛たちが、主人の無事を確認すると俺の方を睨みつけた。
「どういうことですかな?!魔法都市代表!」
「これは問題ですぞ!」
「すぐに王国に戻り、正式に抗議させていただく!」
おー、政治家みたいなこと言っているな。連れ出したのは悪いと思うけど、こっちも疲れてるんだ。こいつらの相手をしている余力はない。
「黙れ、皆殺しにするぞ」
ちょっとだけ殺意を込めて脅す。
それで俺が大虐殺をした男だと思い出したのか、護衛たちは口籠った。
「良い、我々はまだ会議が残っている。皆はもう少しだけ隣で……、いや、皆で街に戻っていろ」
「「な?!」」
「ミゲル」
レッドランスが名前を呼ぶと、一人だけ落ち着いて見ていた男が前に出てくる。
「はい」
「金を渡すから、これで全員を遊びに連れて行ってやれ」
「わかりました」
ミゲルと呼ばれた男は恭しく礼をすると、さっさと出ていってしまう。
なんだ?心配してないのか?いや、その逆でレッドランスを信頼しているのか。レッドランスもこのミゲルという男を信頼しているっぽいな。
護衛たちも何か言いたそうにしていたが、最後には諦めて会議室から出ていった。
その様子を見ていたシリウスも、自分の付添の名前を呼ぶ。
「ミア、ガイア」
「は、は、はい!」
「は」
「聞いての通りだ。我はまだ用がある。お前たちも先に戻っていろ。今日は自由にしてやるから、好きにしていいぞ」
「ええぇええ?!」
「ガハハ!!良いのですかな?!王よ!」
「かまわん」
「わかりましたぞ!ようし、ミア!今日は遊ぶぞぅ!」
「えぇえええ?!ガイア様は昨日も遊んで……」
ガイアがミアの話を無視して会議室から出ていき、ミアもシリウスを何度も見た後、その後に着いて出て行った。
後はこの部屋にいるのはシギルか。
「シギル、戻っていいぞ。悪かったな、護衛たちの相手してもらって」
「あー、別に良いッスよ。それより……、滞りなく?」
シギルが俺だけに見えるように親指と人差し指をくっつけて丸を作る。
慰謝料は貰えるのかと聞いているのだ。
「ああ、滞りなく」
「ほーん……、それは、なるほどなるほど、ッスね」
座っていた椅子からぴょんと飛び降りると、顎に手をやり何かを考えながら会議室を出ていった。
おい、俺の心配は?俺の顔色悪いでしょう?
そしてまた三人だけになる。さっきのように全員で座ると、レッドランスが我慢できないと言わんばかりに口を開いた。
「しかし、ルール有りとは言え、シリウス王が負けるとは……。あ、いや。とても素晴らしい戦いを見れたことに感動して、つい」
シリウスに気を遣い、レッドランスが謝る。
「ふん、かまわん」
シリウスが気にしていないと言うと、レッドランスはホッとした表情をする。
レッドランスから話を切り出すとは珍しい。観戦して興奮しているのだろうか。だけど、ここははっきり言っておかないいけないな。
「レッドランス、わかっているとは思うけど俺とシリウスの戦いは黙っておけよ?」
「わかっていますとも」
「ならいいが……」
「それで、代表はシリウス王に何を望むのですかな?」
あ、そう言えばそういう話だったわ。
シリウスも「そうだったな」と言いながら、興味津々に身を乗り出す。
「何でも良いぞ?金か?同盟か?」
さすがは王の中の王と豪語するだけはある。あれだけ俺に有利な勝負でも、約束は守るらしい。ならお言葉に甘えるとするか。
さて、何にしようか。金も捨てがたいし、魔法都市を守るために同盟も良いな。だけど……、実はもう帰りの道中で決めていたんだ。
「友人になってくれ」
「なに?」
「金も捨てがたいけど、今は安全がほしい。でも、同盟は他国の目が気になる。だから、個人的に友人になってくれ」
これにはレッドランスだけではなく、シリウスも珍しく驚きを表情を表に出していた。
「だ、代表殿、そんなのでよろしいのですか?」
「何いってんだ、レッドランス。同盟なんかよりよっぽど安全を確保できるんだぞ?英雄で、王の中の王が、友人を裏切るわけがない。同盟なんて裏切るためにあるんだからな。こっちの方が断然良いだろう?」
一瞬会議室が静になる。そして、シリウスが豪快に笑い出した。
「ふははははは!!面白い!良いぞ!ギル、貴様と友になってやる」
お?思いの外、好感触。「巫山戯るな、調子に乗るなよ」と言われなくて良かった。
そうとなれば……。
「よし。じゃあ、祝いだ。今日は城に泊まっていけ。レッドランスもな」
「は、はぁ」
「ふははは!」
「よしよし。そうと決まれば」
俺が立ち上がって会議室を出ていこうとすると、レッドランスがそれを止める。シリウスと二人きりは、まだ慣れないのだろう。
「ちょ、どこに行くのですか?」
「そりゃあ、もうこんな時間だし、飯食うだろ?今日はもう仕事する気ねーから、酒も用意させるよ。ビールをな」
「それは良い。今日のビールは格別だろうからな。ふははは!」
シリウスが豪快に笑い、レッドランスは困った表情だ。だが、レッドランスも疲れているのか、「もう、どうでもいいです」と投げやりに頷いた。
そして、俺が半魔たちに食事の用意してもらってからは、初めの空気はどこに行ったと言いたくなるような平和な食事会になった。
それぞれが国にとって機密と言っていい内容のことも、酒の力を借りてペラペラと話してしまうほどに。
レッドランスのような真面目な男も、なぜだかストレスが溜まっていたのか、愚痴をこぼしていた。
シリウスとは帝国の話をした。
なんでも、名産品のひとつに米があるらしい。
これだけでもシリウスと友人になれたことを喜ぶべきだろう!!
なんと言っても米だぞ。俺がこの世界に来てから、探し続けていた料理の材料だ。
すぐにシリウスに頼んで、交易の約束をしたのは言うまでもない。これでまた新たな料理が完成する。
シリウスが交易の条件に選んだのは、当然というべきかプールストーンだ。
素材ではなく、完成品。魔法士が少ない帝国にとっては、完成品の方が有り難いのだろう。
本来であれば、魔法都市に足を運んでもらって直接買ってもらうのが、魔法都市に人を集めるのに必要だから断るべきなのだ。
だが、プールストーンを商品にするわけではないというから、飲むことにした。おそらく、魔法士の少ない村や街に分け与えるためだろう。
現在のプールストーンでは武器として利用するのは無理だしな。魔法士の少ない帝国ならば尚更必要なのだろう。
シリウスも王としてやるべきことをしているということか。
そして、キオルにとっても悪い話ではない。帝国で他国の商人が売買をするには敷居が高いからだ。
しかし、これで魔法都市には帝国産の名産品や食料などが、商店に並ぶことになる。帝国に行きたがらない商人にとっても、魔法都市を訪れる理由になるというわけだ。
一時はどうなるかと思ったが、俺の片腕が飛ばされたのと、殆どの魔力を失っただけで良いことだらけの会談になった。
なにより、得体のしれない皇帝シリウスの人柄もわかったしな。
レッドランスとも仲良くなった。未だにギル代表と硬い呼び方だが、これは仕方がない。彼にとって俺は、他国の王だからな。
しかしこれで自由都市以外は、魔法都市の周りの国に知人が出来たことになる。つまり、ある程度の危険を回避可能と言って良いだろう。
自由都市のことも調べておかなければならないが、急ぐこともない。
これでようやくやりたいことをやれる。
さてさて、何から手を付けようかな。
そんなことを考えながら、シリウスとレッドランスがビールを呷る姿を眺めるのだった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここ最近は新型コロナでとても大変ですね。皆様は無事にお過ごしでしょうか?
家から出ることが出来なく暇を持て余している方へ、少しでも時間潰しのお手伝いができればと思います。
次章は一話おまけを挟んでからとなります。
どうかおまけも含め、次章も見ていただければ嬉しいです。
最後に、ブックマークありがとうございます。評価もしていただき、とても励みになります。
誤字の報告も非常に助かってます。そのおかげで毎週投稿できています!
これからもコツコツ投稿していきますので、よろしくお願い致します。
では、皆様もお体に気をつけてお過ごしください。