表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もしかしたら俺は賢者かもしれない  作者: 0
十章 魔法都市への復讐者 下
131/286

戦の気配

 ラルヴァがレッドランス領で嘘を振りまいてから、更に2週間。魔法都市代表襲撃事件が起きてから1ヶ月が経っていた。

 それだけの時を経ても、魔法都市の魔法学院ではその話題が減ることはなかった。

 なにより、エミリーたちが忘れられずにいたのも原因だが。


 「はぁ、あの時の事が忘れられないです」


 「もしかしていつもの話題かしら?ここ一月、ずっとそのことしか話してないわね?」


 「そりゃあ、あのインパクトは凄かったからな」


 専ら、エミリーが話したがるのだ。それをエレナが「また?」と言い、テッドがエミリーの肩を持つのがここ最近の流れだ。


 「だって、あの強さなんですよ?衝撃的でしたし、見たことも聞いたこともないですから」


 「たしかに代表様の強さは異常ね。あの後、代表様は何事もないようにしてたけれど、まさかあれが日常ってわけじゃないわよね」


 「わからんぞ?この熱い街であんな服をずっと着ているんだぞ?常に狙われているって心構えがあるんだろ」


 「エミリーは代表様にご執心だし、テッドもいつの間にかファンになっちゃったわね?」


 「なななな?!」

 「俺は別に!!」


 エミリーとテッドが同時に慌てるのも、いつもの流れだ。

 だが、今日は少しだけ違っていた。


 「ごめんなさい、少し話を聞かせてほしいのです」


 三人に近寄ってきた人物がいたのだ。そのことに三人は驚く。

 別に驚くほどではないのだが、事件が起きてから一週間が最も話を聞かれることが多く、それ以降は殆ど聞かれなくなったからだ。

 今更になって聞かれるとは思ってもいなかったのだ。


 「え……と、変なこと言いました?」


 「あ、ごめんなさい。そんなんじゃないです」


 「ああ、別に変なことじゃない。もう学院中の生徒に話し尽くしたと思ってたから」


 「そういうことですか。わたくし、暴力的な話は少々苦手なのです」


 「……それが今更どうして聞きたくなったのかしら?」


 「少々、気になることがありまして」


 「その気になることが、こっちは気になるが……、まあ、いいぜ?何が聞きたい?」


 「ありがとうございます。私はクルスといいます。……それでですが、あの時なにが?」


 「それは私が!あ、私エミリーです!それでですね!」


 エミリーが何回も語った襲撃の時の話をクルスに話す。何回も話しているからか、言葉が支えることもない。

 クルスは何度も頷きながら聞き、エレナとテッドはまるで演説のように話すエミリーに呆れる。


 「それでは代表は素手で三十人近い襲撃者を捕まえたんですか?」


 「そうなんですよー」


 「ですが、主犯格は今も逃走中なのですよね?」


 「あー、それな。でも、犯人はわかっているらしいぞ」


 襲撃者の殆どが捕まっている。尋問であの襲撃者の全貌は明らかになっていた。


 「でも、この一月捕まっていませんね」


 「主犯は、王国の貴族らしく捕まえるのは無理かしらね」


 「……それはレッドランス公爵ですか?」


 「レッドランス?それって……」


 エミリーがチラリと問題児だった貴族の青年を見る。決闘をギルに申し込んだ青年こそレッドランスの三男だった。


 「まあ、怪しいがあいつはちがう。今回の件に関わっちゃいない。貴族で賢者のおっさんだ」


 「それって……、火の賢人ラルヴァ。ストラウス侯爵のことですか?」


 「そうらしいわね。隣町で会ったことあるけど、たしかに言われてみればって感じだったわ」


 「……そう。なら、どうしてかしら……」


 クルスが手を合わせて口元を隠す。クルスが考える時の仕草だ。


 「もしかして、それが気になっていることですか?」


 「あ、ごめんなさい。そうなのです」


 「なんだよ、気になるじゃねーか」


 「怖がらせるつもりはないんですが……、大軍がこちらに向かってきているようなんです」


 「「「え」」」


 ――――――――――――――――――――――――


 俺は今、エルピスの街にある宿の一室にいる。

 何故こんな所にいるのかといえば、ある男が俺をこの場所に呼んだからだ。

 その男とは……。


 「ひ、ひさし、久しぶり……だね。ギル、くん」


 アーサーだ。

 アーサーがボロボロの姿で部屋の片隅にある椅子に座っていた。

 衣服は最後に出会った時のままだったが、汚れ方が異常だ。それに少し臭う。何日も風呂に入ってないようだ。

 頬が痩けて、っていうか全体的に痩せている。

 いったい何があったんだ?


 「痩せた……よな?」


 「そう、かもしれないね。そんなことより、申し訳ないんだけど、何か、なにか、おごってくれないかぃ?」


 「は?」


 「もう、5日も食べてないんだ」


 何やってんだこいつ。


 「理由を話せ。俺だってこうみえて色々働いて稼いでいるんだ。それを祈って……、お前は祈っていないんだろうけど、それだけで給料もらえてんだろ?同じ場所から来た知り合いだとしても、ただで奢る程お人好しじゃないんだよ」


 「あまり、長い言葉で、話さないでほしいなぁ。耳が遠いんだ。もう目もあまり見えないんだ」


 おい、死にかけてんじゃねーか!

 ったく、仕方ないな。この宿の近くには……、ああ、シーフードフライの店があったな。行ってくるか。



 シーフードフライとパンを買って、またアーサーがいる宿に戻ってきた。

 料理の皿を机に置くと、アーサーは貪るように食った。……手づかみで。熱いだろ、それ揚げたてらしいぞ。

 アーサーは全て平らげると、火傷して赤くなった手でお腹をポンポンと叩く。


 「まさか、こんなところでシーフードフライを食べられるとは思わなかったよ。それで、おかわりあるかぃ?」


 「ざけんな。そろそろ話せよ」


 「冷たいじゃないか、ギルくぅん。あ、爪楊枝あるかぃ?」


 どうやらイカフライが歯に挟まったらしく、口の中を気にしている。憎たらしい顔で。


 「いいから、続きを話せ。話さないなら帰るぞ」


 「わかったよ、君、僕に厳しくない?」


 「帰るわ」


 「わかったよ。僕はあの戦いの後、オーセブルクに戻ろうとしたんだ。歩きで」


 歩き?!馬鹿じゃねーの、こいつ。位置的に聖王と戦ったあの場所は、法国に近くオーセブルクまで馬車でも5日はかかるんだぞ。

 それも石壁にバシバシぶつかって顔面血まみれになった後にだ。そりゃあ、こんな姿になるわ。

 いや、待てよ。


 「だが、もうあれから二ヶ月だぞ?間にある村に滞在したとしても1ヶ月程でオーセブルクには着いただろ?」


 「うん。道に迷ってつい最近まで王国にいたんだ。どのくらいだろ?まあ、つい最近まで。それで気になることがあったから急いで戻ってきたんだ。君に伝えることがあってね」


 「なるほどな。じゃあ、その気になることを聞こうか」


 「この情報、買ってくれないかな?この宿代ぐらいでいいから」


 ちゃっかりしてんな、こいつ!これでくだらない情報だったら顔面殴るぞ。

 だが、飯すら食ってないんだ。宿代なんて払えないだろう。仕方ない。


 「わかった。数日分払ってやる、ゆっくりしていけ。後は自分で稼げよ?ここはダンジョンだ。お前なら楽に稼げるだろう」


 「さすがだよ!ギルくん!それじゃあ、お望みの情報を話すね。たぶん、この街大軍に襲われるよ」


 「え」



 アーサーに詳しい話を聞いて、俺は急ぎ魔法都市の主要メンバーを集めた。

 今は俺の居城にある会議室で、まだ来ないシギルを待っていた。ちなみにティリフスや半魔は呼んでいない。

 会議室は俺が初めて招集をかけたことに重苦しい空気が漂っている。

 そんな中、俺はアーサーの話を思い出していた。

 アーサーは聖王と戦った後、歩いてオーセブルクに向かった。が、あいつが言った通り道に迷った末に、王国のとある所に辿り着いた。

 その頃には1ヶ月半が経っていたそうだ。

 そこは物々しい雰囲気だった。王国が戦争していることを知っていたそうだから、そのせいかとアーサーは思ったそうだが、仲良くなった兵に詳しく聞いてみると、どうやらこの魔法都市に向けて軍を出す準備をしていると話したそうだ。

 それからアーサーは魔法都市に向かったのだ。……走って。

 なんで?って俺も思ったが、アーサーの財布は既に空で、馬を借りることすら出来なかったんだと、アホそうな顔で言っていた。

 ただ、驚異的な速度で17階層まで辿り着いたそうだ。アーサーは「人間って頑張れば何でもできるんだねぇ」って、間抜けな顔で言っていたのが印象的だった。

 で、王国からここまでわずか6日間で着いたんだが、あの馬鹿はこの17階層を通り過ぎ、25階層まで行ってホワイトドラゴンに戦いを挑んでから、エルピスの街に戻ってきたという脳の病気を疑う行動をしていたらしい。

 まさか、ホワイトドラゴンに一人で挑んで無事に帰ってくるとは思わなかった。ただ、どうやってあの竜に認められたのか教えてはくれなかった。

 まあ、そんな大冒険の末にようやく今朝エルピスを見つけ、俺への伝言をクリークの部下に預けて俺と再会したのだ。

 俺は再認識した。アーサーは良いやつだけど、やっぱり馬鹿だと。

 まあ、防衛システムが出来上がってない今、大軍にダンジョンへ入られると困るから、事前に攻め込んでくる情報が手に入ったのは助かった。その辺はアーサーに感謝している。

 と、アーサーの話を思い出していると、息を切らしたシギルがいつもどおり豪快にドアを開けて、この会議室に入ってきた。


 「ごめんッス!今、仕事が片付いたッスよ」


 シギルがいそいそと席に座るのを見て、俺は話し出す。


 「よし、集まったな」


 「急に呼び出してどうしたんじゃ?ようやく落ち着いてきたとはいえ、まだまだわしらは忙しいんじゃぞ?」


 まったくその通りだ。俺だってやることが山ほどある。この世界を色々見て回りたい気持ちがあるから、俺がしばらく留守にしても問題ないようにするのに忙しい。はっきり言って、こんな事で時間を使いたくないんだよ。

 この会議もそう。時間の無駄だ。だから単刀直入にズバッと言おう。


 「どうやらこの魔法都市に戦争を仕掛けてくるみたいだぞ」


 「「「「え」」」」


 何事もないように話す俺に、この場にいた全員が驚き、唖然とする。驚いてないのは、何を言っているのか理解が出来ていないエルと、表情が変わらないエリーだけだ。


 「ちょ、ちょっと待て。どこからか仕入れた情報だろうが、その情報は信頼出来るのか?」


 タザールでさえ吃ってしまうほどこの情報は衝撃的だったみたいだ。


 「出来ないな」


 「ちょ、ギル君、魔法都市に戦を挑んでなんの利益もないんだよ?信憑性の低い情報らしいけど、だとしたら勘違いの可能性が高いよ」


 「キオル、利益ならあるだろう。魔法の新技術が」


 「そうだけど……」


 「じゃがの、ギルよ。魔法の新技術のみで戦をするには少々益が足りないんじゃ。戦ではなく、兵の訓練ということもある」


 「俺なら喉から手が出るほどほしいけどな。軍事力の底上げには魔法戦士の技術はもってこいだ」


 「ならば、それほど多くない兵士で攻めてくるのか?」


 「さあ、それは知らんな。だが、情報をくれた奴は大軍って言っていた」


 「ですが、ギル様。いったい誰がこの魔法都市攻めてくるのでしょう」


 やっぱりリディアは違うな。俺の話したことを、とりあえずそうかもと仮定して話を進めてくれている。


 「まあ、心当たりはあるな」


 「もしかして、旦那を襲撃したあのバカ賢人スか?」


 「だな。奴は貴族で領地に戻れば兵士ぐらいは集められるだろう」


 俺が捕まえた襲撃者から、主犯格の名前は聞き出していた。話したやつはたしか、ドルフと言っていたか。

 ドルフは俺にどっかの骨を折られたらしく、俺が顔を見せたら酷く怯え、ペラペラと喋ってくれた。

 ラルヴァが魔法都市にいるという情報を聞き、学院の生徒であるエミリーたちからも決闘を挑んだ貴族と一緒にいた話を聞いて、あいつが何かをやっているのかもと予想はしていた。

 が、まさかあんなすぐに襲ってくるとは思っていなかった。

 俺が捕まえた襲撃者の中に、ラルヴァの姿はなかった。

 襲撃の場にはいたらしいから、俺が他の奴らを殴っている間に逃げたのだろう。

 なんて薄情な奴なんだという感想は置いておくとして、無事に脱出したのなら後の行動は2つだ。

 もう二度と俺に見つからないようにするか、もう一度俺を襲うか。

 このタイミングなら後者の可能性が大きい。そして、その場合は圧倒的な力量差で俺を襲うはずだ。

 

 「でもギル君。僕も同じ王国の貴族だけど、領地にはあまり兵は残っていないはずだよ。領地を守るために最低限、多くても1~2万程度。そこから捻出してわざわざこの魔法都市を襲うのは、やはり考えられないよ」


 「だったら、狂っちまったみたいだな。余程俺を恐れているみたいだ。大軍っていうのがどの程度のことを言うのかはわからないけど、その残っている兵をかなり出してきているはずだ」


 「ギル、だとしたらどうするの?」


 こういう時のエリーは表情が変わらないから心強い。怯えられたりすると、俺にも焦りがでちまうからなぁ。

 さて、エリーの質問の答えだけどどうするかな。いや、もう答えは決まってる。俺がこいつらを呼んだのは確認のためだ。


 「なあ、キオル。もし法国に認められている国へ、宣戦布告もなしに攻撃して反撃を受け全滅したとしたら、それは長く続く戦争に発展するか?」


 俺の言葉にキオルは何を言っているか理解できないのか首を傾げるが、とりあえず質問に答えるために考える。


 「いや、法国の後ろ盾はやはり強いよ。被害が多く出たとしても、戦争に発展はしない。なぜなら、ここは自由都市も管理しているから、あちらさんが何か言ってくるし、法国も援護してくれるからね。なにより、他国と戦争をしているのに、その反対側といざこざ起こし敵を増やすような行動を取った輩を、擁護できない。僕なら擁護せずに、平謝りだね。敵を増やさないために」


 「だよな。俺もそう考える。だけど、それは撃退が出来なければ意味がないな」


 「そうだね。魔法都市を攻め落とし、もし魔法都市の価値に気付いたら逆に称賛されるだろうね」


 そうなるか。じゃあ、やっぱり戦おうじゃないか。


 「よし、決めた。俺が一人で戦うわ」


 「ギル様!何を言っているのですか!!」

 「旦那が化け物でも大軍は無理ッスよ!アホなんスか!?」

 「ふぇっ!?な、なん、です?!」

 「ギル、護ってあげる」

 「ギル君、さすがにそれはないよ」

 「ギルよ、どうしてお主は頭が少しおかしいのじゃ?」

 「まったくもって現実的じゃないな」


 まあ、こうなるわな。一斉に言われたから全く聞き取れなかったけど、数人が俺をバカにしたのはわかった。覚えとけよ、シギル。


 「まあまあ、狙いは俺だし、お前たちにはここでいつもどおりにしてもらう必要があるんだよ」


 「ですが、流石にギル様お一人では!」


 「んー、問題ないだろ。今の俺なら数千人程度は一瞬で葬れる」


 俺が当然のように言ったことで、この場が静まり返る。


 「まさか、お前が一人で犠牲になるつもりじゃないだろうな?」


 「タザール。お前と付き合いは短いから改めて教えてやるよ。俺は逃げなきゃヤバいときは逃げるし、出来ると言ったら出来る」


 「ギル君。なら?」


 「ああ、さっき言った事は真実だ。一瞬でケリがつくはずだ」


 キオルの確認に答えると、今度こそ全員が呆れた。


 「ふん、お前がそういうならばそうなのだろう。だが、やはり一人で戦わせるというのは……」


 「はっきりと言えば、一人じゃなきゃ駄目なんだ。誰がいても邪魔になる。勘違いしないでほしいからしっかり説明するけど、お前たちの強さは信頼している。だけど、今回ばかりは俺一人じゃなきゃ、撃退するのは無理だ」


 魔法攻撃に巻き込んでしまうからな。いくら俺でも数千人の敵から、数人の仲間を避けて魔法攻撃するのは無理だ。

 それにもう一つ大事な理由がある。それをこいつらに話すことはないが……。


 「でしたら、私たちはどうすればよろしいのでしょう?」


 「リディア、さっきも言ったようにこの魔法都市でいつも通りの生活をしていてほしい。そうしたら、数時間後には何もなかったことになっているから」


 「………わかりました。私たちでこの魔法都市を守って、ギル様の帰りをお待ちしております」


 「うん」


 リディアが納得したことで、他の皆もなんとか無理矢理ではあるが納得してくれたみたいだ。

 いや、納得というよりそれ以外に打つ手がないからかもしれない。

 魔法技術が欲しいからと予想したが、実際は俺が作った魔法都市を潰したいだけかもしれないのだ。

 だとすれば、現在の戦力では何も出来ずに破壊され尽くすだろう。

 ならば、俺一人なら撃退出来ると言った俺に賭けただけ。

 リディアは一対一なら誰にも負けない強さを手に入れた。

 エリーが居ることで、体力の持つ限り戦場に立ち続け守り通す。

 その後ろから、エルがボウガンで射抜いて数を減らす。

 塊の敵はシギルが馬鹿力でなぎ倒す。

 三賢人は覚えた合成魔法で多くの敵を破壊するだろう。

 が、それでも数百人が限界だ。いつかは体力が尽きる。

 そうすれば、後は死ぬだけだ。

 仲間を死なせず済む方法は、ただ一つ。

 俺が極大魔法で終わらせることのみ。

 その場合、やはり戦場に仲間がいないのが条件となる。これは全員が無事に生き残るために必要なのだ。


 「じゃあ、細かい話を詰めようか」


 こうして打ち合わせは続く。


 そしてこの瞬間、レッドランス領から兵が魔法都市に向けて行軍を開始した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ