スーパーマーケット編1
いつものスーパーなのだが人がいないだけで不気味に感じる。
従業員用駐車場には車が止まっているので店長たちがいる事は分かった。
通常の入り口はなぜか開かないので従業員用の入り口に向かう。
しかし従業員用の入り口にも鍵がかかっている。
もうすでに避難した後なのだろうか?
その時、アイの悲鳴が聞こえる。
アイ「先輩、あれ」
指さす方向を見てみる。
すごい数のゴーレムがまっすぐこちらに向かっている様に見える。
トウヤ「まずいな」
ゴウ「うそだろ?」
俺は金属のドアを叩く。
ヒカル「誰か!いませんか!開けて下さい!」
ゴーレム達が徐々に距離を詰めてきている。
ヒカル「店長!いるんでしょ?ヒカルです。開けて下さい!」
さらに大きな声で叫び、強い力で扉をたたく。
しかし、応答はなかった。
トウヤ「とりあえずここから動いた方がいい」
ゴウ「じゃあ、どこに行くんだ?」
トウヤ「それを今考えている」
ゴーレムの先頭組がすぐそこまで迫ってきていた。
ガチャリという音が聞こえる。
???「早く入りなさい」
店長がドアを開け、急いで全員が入った。
中には店員が3名とお客さんらしき人4名ほどいる。
???「どうして開けた?」
髪の薄い中年太りが店長に詰め寄る。
店長「先ほども申しましたが、彼はここの従業員ですので入れて当然です」
ハゲデブ「こいつらが噛まれていたらどうするんだ?」
俺達を指さす。
ヒカル「僕たちは噛まれていませんしここまで逃げてきただけです」
ハゲデブ「ガキは黙ってろ。俺はこいつと話してる」
トウヤ「おっさんも部外者だろ?何の権利があって騒いでるんだ?」
ハゲデブ「俺はお客様だ。だから店長に問題があったら言う権利があるんだよ」
トウヤ「じゃあ、おっさん外に出なよ」
ハゲデブ「何をわけの分からないことを言ってるんだ?」
トウヤ「ここは従業員の控室だろ?なんでお客様がいるんだ?」
ハゲデブ「お客様がどこにいてもいいだろうが!」
訳の分からない自論にゴウがイラついたのか拳を鳴らしハゲデブをにらむ。
ハゲデブはゴウと目が合うとゴウが見えない位置まで引っ込んでいった。




