表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

地下アイドルの闇は深い

地下アイドル(ちかあいどる)

 マスメディアへの露出よりもライブ等を中心に活動するアイドルのこと。(出典 Wikipedia)



 


 地下アイドルの闇は深い一一


 つい数ヶ月ほど前に起きた、殺傷事件の被害者が、地下アイドルとして活動している女子大生だったらしい。ネットで話題となった事件の一つであるが、それと同時にこの言葉が「バズった(流行した)」のである。


 毎日のように音楽番組やテレビなどに出演したり、CDの売り上げランキングをファンの愛情によって崩壊させる大型アイドルたち。そんなアイドルとは違い、おびただしい数のファンに埋め尽くされた華々しいステージに立つこともなく、地下にある小さなライブハウスで、時に演者より少ない観客を相手にパフォーマンスを披露する……それがこの度の事件で一般人の皆様が抱いた「地下アイドル像」であった。



 さて、ここで私の自己紹介をさせて欲しい。私は「ここなっつぱーりぃ☆」という意味不明な名前の地下アイドルグループで、「しらゆき」という名前を名乗って活動している。

 ちなみに私の本名は吉田ひな子という、まあ地味な名前である。芸名の「しらゆき」の「し」の字も無いが、これは事務所の意向だからである。年齢は20歳で、専門学校生。


 学生時代は地味だったし友達も少なかった。男子に話しかけたり、話しかけられたりすることも全くなかった。そんなコンプレックスを抱えているからこそ、チヤホヤされたくてアイドルを志した。その当時私は高校2年だった。絶対に馬鹿にされると分かりきっていたから、親にも内緒で芸能事務所のオーディションを受けた。当然落ちた。

 そんな時、私は地下アイドルという存在を知る。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ