表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

闇声

作者: 蝋°

周りを見ても闇ばかり。

闇の中から声がする。

何も見えない、ここはどこ?

声は悲しく訴える。

苦しい寂しいここから出して?

声はだんだん近くなる。

私の味方は誰もいないの?

声はだんだん遠くなる。

私の周りは敵ばかり?

声がぐるぐる廻ってる。

私はなんでここにいる?

声は近づき遠ざかり、やがて小さくなっていく。

疑問と疑問と疑問と疑問が、互いにぶつかり跳ね返る。

声は小さくか細いが、止まる気配も感じない。


そうだ、私は見つけたぞ。

此処から出るのにするべき事を。

声はいきなり強まって、闇に響いて広がった。


突然お腹の上のほうで、鈍い痛みが駆け抜けた。

見えない刃物に刺されたように。

見えない刃物に斬られたように。

どろりと命が流れ出す。

黒い何かが溢れ出す。


これで私は抜け出せる。

声は近くで叫んでる。

この苦しみから抜け出せる。

声は何処かの闇から響く。


身体はすっかり冷たくなって、流れた命は温かい。

声はだんだん小さくなって、最後に一言呟いた。


これでほんとに良かったの?


声は一番近くで聞こえた。

声を出したのは、私………?


ちょっとふざけすぎましたね


ここまで適当に作るつもりはなかったんですが……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ