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FORSE  作者: 巫 夏希
『人は何故平等を嫌う?』――リフディラ反乱軍弾圧戦
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15

リーフガット・エンパイアーとライズウェルト・ホークキャノンは幼馴染みかつ親友かつ良きライバルであった。


四年前の世界トライアスロンにリーフガットが参加した時もライズウェルトが本人の希望によって健康管理士に任命されたほどだった。


リーフガットとライズウェルトが出会ったのは6歳のこと。代々軍人であったエンパイアー家と代々医者であったホークキャノン家が出会ったのは多少なりとも無理があったがそれでもこの友好関係が在るのはお互いの父親が良き友人で理解者であった、ということだろうか。


リーフガットの父が、彼女が11歳のときにカムスチャル王国で死んだという時もライズウェルトの父は彼女と同じように悲しんだ。


その後はホークキャノン家の援助を受けつつリーフガットは生きていった。彼女の父は何かあったら、とホークキャノン家に援助の約束を取り付けていたのだった。


そしてリーフガットは父親の後を追って軍人となり、ライズウェルトはもとから学んでいた通信関係の仕事を生かし彼女もまた軍人となった。


そしてまるで大きな外の意志が働いていたかのようにリーフガットとライズウェルトは同じ部隊に置かれることとなった。


リーフガットは父親の功績や彼女自身の功績も含めて所謂エリートであったので官位をぐんぐんと上げていった。


それに対しライズウェルトはもともと仕事は好きなようだが昇進に関してはそこまで興味を持っていないらしく、軍に入った当時の凖尉という位を保ち続けているのだった。

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