表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
FORSE  作者: 巫 夏希
『人は何故平等を嫌う?』――リフディラ反乱軍弾圧戦
51/207

「なるほど。……しかし軍医」


「なんでございましょう?」


「なぜそれを知っている?」


「私とて昔はシスター部隊に関わりのある医者だったのですよ。その際仲のいいシスターから聞かされましてね」


なるほど、とリーフガットは呟いた。


「にしても……。誰に姫様の警備を頼むか……」


とリーフガットが虚空に目をやった。


そのときだった。


ドアのノックが部屋に響いた。


そして。


「どうやら来たみたいですね」


笑って、言った。



「失礼します。氷水持ってきました」


一人目はサリド=マイクロツェフ。さっき彼が言った通り、氷水をここに持ってきたのだ。


「失礼します。ちょっと用があって」


丁寧な口調になれていないのか、少しイントネーションがおかしい二人目はグラム=リオールだった。


「サリド。グラム。ここで待て。すこし話すことがある」


リーフガットの平坦な口調に思わずサリドとグラムは肩を震わせた。


「……なんですか」


サリドがようやく口を開いてリーフガットに尋ねる。


「……まさかまたあの生物兵器を俺らだけで片づけろとか言うんじゃないですよね?」


グラムがサリドの発言に付け足したように言った。


「違う違う。もっと重要な任務よ」


「?」


「リフディラの首都ウェイロックに行って、姫様の診断が出来るシスター部隊を探しに行くのよ。出来るだろう?」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ