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FORSE  作者: 巫 夏希
『人間は、人間らしく。』――レイザリー王国首都市街地戦
38/207

10

発電技術は少なからず向上しているとおもう。


昔は火力やら水力やら、あった。


一番パーセンテージを占めていたのは原子力。しかしこれは何度も問題がおき、暫く前に全廃となった。


今は、なんの力を使っているのか?



「たしか今は黄リンの非常に低い発火点を利用してタービンを回してるんだよね。圧力を操れば常温でも自然発火を起こしちゃうから」


「それでここにきたのか?」


サリドとグラムの二人は暗い廊下を走っていた。


「リーフガットさんは?」


「軍隊に命じていろんな戦車やらを連れてきて対抗するらしい。まぁ、それでも二時間が関の山かな」


「そうか。じゃあとりあえず俺らはさっさとあれとあれのある部屋を探さなくちゃな……。外の部隊が全滅してしまう前に」


「なぁ、サリド? いったいなにを探しているんだ?」


――二人のいるここはレイザリー中央発電所。


レイザリー王国の全世帯の6割の電気を賄っているところだ。



「グラムさぁ。話の流れからわかんないの? 僕が何を使おうとしているか」


「……まさか」


サリドの思惑を知って、グラムは口が塞がらなかった。


「そうさ。それを使ってあのヒュロルフタームを破壊する。だから、君も少し手伝ってもらうよ?」


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