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FORSE  作者: 巫 夏希
終章
205/207

後編

本編はこれで終了となります。


4月1日に短編を更新して、第一部を終わらせていただきます。


よろしくお願いします。


なお、第二部は9月からの連載を予定しております。

そのころ。


「……ガラムド、何を書いているんだ?」


「未来の人たちに、魔道書を残しておこうかと」


「全方位守護魔法『ヘイロー・イレイズ』かぁ……。俺には使えない魔法だなあ……」


本の内容を少し見て、修一は苦笑いをした。


「そんなことないよ。誰でも使える魔法にするんだ!」


「そうかー。未来の人を助ける為にも、頑張ってな」


そのころ、


「サリド。私のこと好き?」


「そりゃそうさ」


「じゃ次は子供かー」


「……それはまだ早くないか……?」


サリドとフランシスカは丘の上で仲良く話をしていた。


それを見たグラム。


「畜生、サリドのやろう。人に見せつけるようにいちゃつきやがって……」


「……あ、グラムいた」


そこに近づくひとりの影があった。


それは、リリーだった。


グラムに声をかけたのはリリーだった。


「お? 姫様、どーしたんだ? まさか俺と付き合ってくれるとか?」


「……だったらどうする?」


「――――――へ?」


「グラムだいすき、むぎゅー」


「お。おい!! 解ったから締め付けがきつい!! あと胸とかいろんな場所が当たっとります!!」


そんなほのぼのした風景を遠くの丘からリーフガットとアルパは眺めていた。


「あーまた部下に先越されたー!!」


リーフガットはハンカチを強く噛んでいた。ハンカチがちぎれてしまうほどに。


「残念そうですね」


「アルパ、お前いつから居た。さっさと去れ」


「やだなー。そんなこと言わないでくださいよー」


なぜかアルパは照れながら言う。それを見てリーフガットは、ひとつ溜息をついた。


「ま、いいか。あんたこれからも私の部下よ」


「え、それって……?」


「返事は?!」


「イエッサー!!」


恥ずかしそうにするリーフガットを見て、アルパは恥ずかしそうに敬礼をした。





――こうして、多くの謎を残したままではあるが物語は終わった。


彼らの話は長いこと引き継がれることとなるだろう。


『魔法を使わずに魔獣を倒した人間』として。


第一部、完。



ご愛読ありがとうございました。







サリド「もうちょこっとだけ続くよ!」

フランシスカ「4月1日の更新をお楽しみに!」

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