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FORSE  作者: 巫 夏希
『人は何の為に生きていくのか?』――ジャパニア二次空白化作戦
202/207

30

『……終わった?』


フランシスカがコックピットに入ると同時に、ロゼからの通信が入った。


「えぇ、ありがと。気が楽になったわ」


『晴れてフランシスカもリア充ねー。命を大事にしなよ?』


「……そうだね」


「行きましょうか」言葉を断ち切るように、ウィンドは言った。


「そうね。……ウィンド、あなた冷たいわね。彼女いるの?」


「……、」


フランシスカの問いにウィンドは何も答えなかった。





闇の会議場。


「ウィンドはどうする?」


「我らの目的を果たす為に……ではあったが、もう人間に情が移っているようだ……。流石は元・人間というところか」


「だから、これがあるのだろう? 機密事項を守る為の爆弾……ヒュロルフターム全てを破壊する、それが」


「そうはさせないわ」


その声が闇の会議場へ響いたとともに、銃声が鳴り響いた。


それは的確に心臓を撃ち抜いていた。


「……がはっ……!! 誰だ……!!」


「果たして、誰かしら?」


そこにいたのは、


リーフガットとネフィルティティだった。


「どおおおりゃああ!!」


そのころフランシスカたち三人はそれぞれのヒュロルフタームを操って、オリジナルフォーズへと繰り出していた。


「オオオオオオオオン!!!!」


だが、オリジナルフォーズはそれに応じるかのように、一つ雄叫びを上げる。


「くらえっ!!!!」


フランシスカは、わざとらしく声をあげ、蹴りを喰らわせようと足を上げる。そして、その足は的確にオリジナルフォーズの頭部へと命中する


はずだった。


オリジナルフォーズはそれを軽々と避けたのだった。


「なにっ?!」


「避けて、フランシスカ!!」


リリーの声が通信を通じて入ると、すぐにフランシスカはオリジナルフォーズから離れるために後退する。


そして、


ゴバァッ!!


コイルガンがクーチェから放たれ、オリジナルフォーズへと命中した。

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