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FORSE  作者: 巫 夏希
『人は何の為に生きていくのか?』――ジャパニア二次空白化作戦
197/207

25

その頃、闇の会議場。


「……槍は手に入れたようだな」


「今こそ、神を降臨、堕天させるのだ……!!」


「しかし、その衝撃はこの星を恐らくいくつかの破片に分断させてしまうぞ?」


「それが神の判断ならば、仕方あるまい」


「シグナルはどうする?」


「ヤツラはもう神を信じていない。悪魔の組織だ。そんなヤツラは神の裁きを受けてもらうことにしよう」


「なるほど」


「そのとおりだ」


その言葉に、闇の会議場の所々から声が上がる。


「……ならば、諸君。これでよろしいかな?」


議長の発言に全員は右手を挙げ――賛成の意志を示し――た。


「ならば、槍とエヴァードの融合は手短に素早く行わねばならない。147秒後、射出を行う」


「了解した」


そうして、闇の会議場は再び沈黙に包まれた。




そして、147秒後。


シャルーニュ公国第一公家特領アルセタム・ノーク。


遺跡発掘現場にて、第一級危険物に指定される、“槍”が発動・射出を行った。


之により、目的地:ジャパニアまで35秒をもって射出されることとなる。








「……鳥がざわめいているな……」


「サリド、そいつぁどういうことだ?」


「なるほど……。奴らついに槍を……!!」


修一は何かを思い出したかのように空を見上げた。


そこにあったのは、小さな飛行機雲。


否、それは飛行機雲ではなかった。


「……槍……。あれが……!!」


そう、そこにあったのは、槍。


刺叉のように、三又の槍。


そして、それは、


オリジナルフォーズの心臓があると思われる右胸へと突き刺さった。

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