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FORSE  作者: 巫 夏希
『人は何の為に生きていくのか?』――ジャパニア二次空白化作戦
183/207

11

「大丈夫かい。フランシスカ? リリーも。村が見えてきたからがんばって」


サリドがそう言うとフランシスカたちは明らかに悦びの表情を示した。


「……どれ?」


「ほら、さっきグラムが指差してたあの煙だよ。よかったぁ。あとちょっと遅かったら全員脱水症状で酷い目に逢ってたよ」


サリドは人差し指をその煙の方に向け、指差した。


「あぁ、確かにあるわね。……でも、あれってほんとに人為的な煙? なんだか違う気もするけど……」


「気のせいだろ。ジャパニアはレイザリーやシャルーニュのような資本四国とは違って文明が一段階遅れてるらしいからそれもあるんじゃないか?」


グラムは(明らかに右手にカンペと思われるなにかを所持していたが)すらすらと子守唄を歌うように言った。


「……とりあえず向かおう。あの煙の方へ」


「別にいいだろうけど……。サリド、ヒュロルフタームってあのままでいいのか?」


グラムが指差した先にはもう識別がつかないほど小さくなった二台のヒュロルフタームだった。


「あぁ。ヒュロルフタームを操縦できるのは前も言ったようにパルスが一致する人間だけだから。それ以外の人間から見りゃただの木偶に過ぎないよ」


なるほどなー、ってな感じでテキトーに返事をするグラムとは対称的に少し不機嫌な感じになったフランシスカとリリーだった。

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