表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
FORSE  作者: 巫 夏希
『世界を、変えるのは我々だ』――ディガゼノン聖軍討伐戦
161/207

29

エンパリヤーク帝国領ディガゼノン。


それがこのリーフガットたちがいるキャンプの場所の名前だった。


そしてリーフガットとラインツェルしか女性は居なく、即ちそれは性的な事件が起きても逃げ場がないことを意味していた。



だからといって無駄なフラグが立った訳ではない。立てようともしたわけではない。こんなところで無駄な伏線を立ててもらっちゃ困るのだ。


「……寒い」


「そうね……。冬、なわけないわよね。だって今は夏ですもの」


その日は、夏にしては寒かった。


しかし、何故寒いのかは彼女達に解る事ではなかった。


「なんだろうな……。この寒さは……。神殿協会がやっているお告げに基づく気象変動だったりするのか?」


「まさか。いくら神殿協会だからってそんなことが出来るとは到底思えない。科学ですらそれを導くのに長い間の猶予が必要だったのよ? それを数年で? そんなことを可能にする人間がいるならこちら側に引き抜きたいくらいよ」


思えば、これが予兆に過ぎなかった。


この後に起きることこそ、レイザリー王国の歴史に残るものの、謎の存在に包まれていた『謎の抵抗(Unknown of resist)』であるのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ