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FORSE  作者: 巫 夏希
『総ての平和を求める人へ』――世界トライアスロンの14日間
119/207

4-7

その頃、サリドとグラムは漸くセントラルターミナルに到着し、状況を確認していることだった。


まず、たどり着くと、そこにはもう異様な光景が広がっていた。


人が流れる川のように、はたまた人が塵のように、そのセントラルターミナルの周りを囲っていた。裏を返せば、この野次馬兼被害者は多分6割も居ないのではないかとサリドは考察していた。


何しろこのセントラルターミナルはオリンピアドームの真ん中に位置してかつ一番高い建物で、現在主役抜きで開催されている競技の場所もこの周りにある。その為かここには連日多くの人間が集まるが故に何かが起きたら騒ぎになることは決定事項に均しい。


「……しかしまぁ、よくバレなかったもなのだな……。ほんとにセキュリティは仕事していたのか?」


「さぁどうだろ? 実際、怪しい人物がいたという報告すらなかったし……。多分変装でもして潜り込んでいたんだろうね」


「ぐぬぬ……。益々太刀が悪いぜ。……って、おい、サリド。お前の携帯光ってるぞ」


「ん? ……あぁ、ほんとだ。VMかな?」


VMとはVoice Mailの略で音声付きメールまたは音声送信ソフトにより送受信された音声のことをさしている。メールや電話ではそこまで重要視しない情報を手軽に送れるので、軍や会社などでは重宝されている。



とりあえずサリドはVMを聴いてみることにした。送信はリーフガットからであった。宛先がいっぱいあるということは姫様やフランシスカ等にも一斉に送信したものだろう。


「……えーと。なんだろう?」


そう言ってサリドはVMの再生と書かれたコマンドを入力した。


『……神殿協会が、本格的な砲撃を開始した! 魔法は、本当にあったんだ!!』


……それしか、録音はされていなかった。


「……どうなってんだ? 『魔法』ってこたぁ……」


「うん」サリドは頷き、「この前のような、フィレイオ、だっけ? がいっぱいいるんじゃないかな」


悪戯を含んだ笑い顔で言った。


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