鳥葬の国
1万~2万字程度の短編です。
鳥の民と呼ばれ、街から街へ彷徨うニコライの一族は、ある日野盗に襲われた。ニコライは一人だけ生き残り、気がついたのは墓所に投げ込まれたあとだった。
ニコライは墓所を囲む高い壁を見上げて出られないことに絶望し、そして壁から見下ろす美しく大きな鷹に目を奪われる。
この国は人を鳥葬で葬る。鳥が食べることによって剥がれた魂は世界に回帰する。いずれ自分を食べるであろうその鷹は不思議に美しく、神話に出るかつて滅んだ鳥人の王ジョサイアを思い浮かべた。
次第に衰弱していくニコライに寄り添う鷹の声に従い、鷹をヨーフーイと呼べば、鷹は羽を脱ぎ去り美しい男の姿を表した。
7/31 神話の設定をちょっと変えたので落下したのを妹→弟→兄に変更。
修正意見と向きそうな公募を教えて頂ければ泣いて感謝します。
鳥の民と呼ばれ、街から街へ彷徨うニコライの一族は、ある日野盗に襲われた。ニコライは一人だけ生き残り、気がついたのは墓所に投げ込まれたあとだった。
ニコライは墓所を囲む高い壁を見上げて出られないことに絶望し、そして壁から見下ろす美しく大きな鷹に目を奪われる。
この国は人を鳥葬で葬る。鳥が食べることによって剥がれた魂は世界に回帰する。いずれ自分を食べるであろうその鷹は不思議に美しく、神話に出るかつて滅んだ鳥人の王ジョサイアを思い浮かべた。
次第に衰弱していくニコライに寄り添う鷹の声に従い、鷹をヨーフーイと呼べば、鷹は羽を脱ぎ去り美しい男の姿を表した。
7/31 神話の設定をちょっと変えたので落下したのを妹→弟→兄に変更。
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