【チンギスカン編】4.モンスター艦の改造
こんにちはマルマルですです(^^)‼
チンギスカン編の4話です
次回は、真田幸村編の5話です
○ボボの結論
「この話は無しだ」
「え~~何でだよ」
残念がるトンボ
「俺の中で理想の結婚があって、どんなに良い条件でも、
好きな相手とじゃないと結婚しない これが俺のポリシーだ。
以上!!じゃな!!」
ボボは、小走りに去っていた。
「えええ!!」
ボボとビビの両方を見比べて、ボボの方に行くトンボ
呆然と見送るビビ
そして、トンボはボボに追いついた。
「兄貴!!」
「お、弟よ。やってしまったー。つい見栄を張ってしまったーー」
頭を抱えるボボ
「後悔しても遅いよ。兄貴」
「だよな。でも過ぎた事だ。早くモンスター艦選ぼうぜ」
「はぁーー。全く兄貴らしいよ。
残っているモンスター艦は、もうほとんどないよ」
「やっぱり、俺達が乗り慣れているのしよう」
「それしかないよね。ついて行くよ兄貴」
「俺達の作戦で生き残ってみせるさ」
覚悟を決めるボボだった。
一方取り残されたビビ
「か、か、カッコイイーーーーー!!
おらが生きていた中で、1番心がときめいたわ~~~!!
絶対絶対絶対絶対オラの物にするーーーーーー!!」
目に炎が見えるような闘志で、覚悟を決めるビビだった。
○モンスター艦 ピンクイルカの中
「うわぁあああああ(゜д゜)!!」
カンは余りのビックリに、尻餅をついた。
『( ̄▽ ̄)フフフフフ』
アルクとサーシャは、カンを見て笑った。
「よくあるんですよ。初めてモンスター艦に乗ったら、皆さん同じリアクションです」
「そ、底が無いんだぞ」
カン達が立っている所は、下が真っ暗で地面が透明になっていた。
あたかも、下に落ちる様な錯覚に陥ってしまった。
「どうにかしてくれ。」
「はいはい。解りました。」
アルクは、真ん中にある丸いテーブルへ行った。
真ん中の丸いテーブルを中心に、時計で言うと2時、4時、8時、10時の方角に
それぞれ同じテーブルが配置され、中央から白線が引かれていた。
「さて何があるかな?セレクト 壁紙」
モニターが表示されて、いくつかの壁紙が表示された。
「よし。これにしよう」
モニターの画面をタッチした。
すると、周りの景色が森になった。
「何だ!!これは( ̄д ̄)!!」
辺りが一気に変わって、ビックリするカンだった。
「こっちの方が良いわよ」
今度は、ドクロの骨が山積みされた所に変わった。
「何で変えるんです?」
「こっちの方が可愛いでしょ」
「いや。全くダメです。これはセンスの問題です。」
「は?私がセンスがないって言うの?」
「ハイ」
真顔で言うアルク
「何-----( ̄△ ̄)!!」
怒ったサーシャは、拳を振り上げたらモニターに触れてしまった。
すると、水中にいるような風景に変わった。
タコや黄色い小魚など、ゆったり泳いでいた。
「すばらしい( ̄○ ̄)!! これでいいんじゃないか?」
美しい光景に、カンは思わず呟いた。
「そうですね。さすがサーシャさん。センスあります」
親指を立てて絶賛された。
「も、もちろんよ。私センスあるのよ。(; ̄▽ ̄)ホホホホ」
振り上げた拳をさりげなく降ろして、笑いで誤魔化した。
「やっぱり、ランクがB1あれば、良かったんですけどね」
ため息を付いた。
「今更言っても仕方ないでしょ。全く」
「でも・・・・・・」
モニターが、カン達の目の前に突然現れた。
「よう!!雑魚ども」
黒牛がモニターに写っていた。
「何をーーーーー( ̄△ ̄)!!」
サーシャは顔を赤くして怒った。
「俺様の黒イルカは、ランクC3からB1になったぞ。
俺様のおかげでな カカカカカ。
それに引き換えお前達のモンスター艦はどうだ?
せいぜい上がってもC3くらいだろ。 カカカカ」
「絶対あんたより、ランクが上だから」
「カカカカ。威勢の良い女だな。まぁせいぜい頑張りな。雑魚共」
モニターが消えた。
「ムキーーーーーー!!何よ。あの黒牛わ。腹立つーーー!!」
「何でランクが上がるんだ?」
「今から決めるんですが役割と相性によって、モンスター艦が強くなったり弱くなったりするんです。
ただ、劇的に強くなる事は難しいですね」
「そうか」
「どうにかして、あの黒牛より強く出来ないの!!」
「難しいですね。このピンクイルカは、ランクC2と低いですからね。
もっと高いランクだったら可能だったかもしれませんが・・・・」
「あるぞ。方法が」
『え?』
二人はビックリした表情でカンを見た。
「モンスター艦をカスタマイズさせる事が出来るんだ」
「カスタマイズ? サーシャさん聞いた事ありますか?」
「聞いた事はあるけど、その魔法が使える人は、ごくわずかのはずよ」
「ランクC1のカンさんが、まさか貴重な魔法が使えるとわ!!(°д°)!!」
「さすがカン様。最高(^^)/」
感心した表情の二人
(そうだろう。そうだろう。もっと褒めて良いぞ( ̄▽ ̄)/)
( ̄▽ ̄)ニヤニヤしているカン
「どうしまた?」
ニヤニヤ笑っているカンを見て、サーシャが聞いてきた。
「コホン。何でもない。
ワシは、モンスター艦に乗る機会が無かったから使った事がない。
だから、二人の意見を聞きながらやって行きたい」
「わかりました」
「良いですよ。カン様」
「では、魔法を唱えよう。モンスター艦カスタマイズ」
カンの目の前に、黒板が出てきた。
====================================
【何を行いますか?】
①モンスター艦の作成やパラメータの変更
②モンスター艦の武器や部品などの作成
③モンスター艦のカード作成
====================================
黒板に表示された。
「面白い~(^○^)♪♪」
「色々出来るんですね。」
「そうだな。まずは、①のパラメータ変更だな」
====================================
【どのパラメータを変更しますか?】
最大魔力:10100
スピード艦:ピンクイルカ
全体ランクC2
HP C2:348(頭112・胴体185・ひれ83)
魔力 C2:352
防御力 C1:145
回避率 C4:638
命中率 C2:366
攻撃 C2:魚雷(遠距離360・単体攻撃・消費魔力5・無属性・胴体)
移動速度C3:558
====================================
「うん?カンさん。魔力が1万超えてますよ?」
「そうみたいだな。初めて知ったよ。ははっはは」
(知ってたけどね~~( ̄▽ ̄)ニヤリ)
「信じられない。ランクA1ですよ。A1。あなたは何者ですか?」
信じられない様子でカンを見つめるアルク
「はははは。たまたまだよ」
(気持ち~~(^○^)/。遠慮せずもっと言って良いぞアルク( ̄▽ ̄)ニヤニヤ)
「それで、どのパラメータを増やしますか?」
「もちろん。移動速度と回避率だ」
「いや、全てのパラメータをバランス良く上げましょうよ」
「いやいや。攻撃こそ最大の防御よ。攻撃と命中率を上げましょう」
3人の意見が分かれてしまった。
(う~~ん。また、モンスター艦を選んだ時の様に、意見が割れてしまたった。
こりゃ~。説得が面倒だし、時間が掛かる~!! かと言って、納得させないと戦いに影響が出るしな~。
よし。あれで決めよう)
「じゃんけんで決めよう」
『じぇんけん?』
サーシャとアルクは顔を見合わせた。
「そうだ。お互いの意見には一理ある。だが、議論をしても時間が掛かってしまう。
だから、公平にじゃんけんに勝った人の意見を採用しよう」
「面白そう~♪♪」
「でも、大切な事をじゃんけんで決めてしまうのはどうかと」
「いいじゃない。時間も無いし、議論したらさっきみたいに、カン様に説得させられるだけでしょ」
「でもな~」
「アルク。君にチャンスを与えてるんだぞ。嫌なら多数決を行っても良い。
サーシャがきっとワシの意見に賛同してくれると思うからな」
「ん~~。解りました」
渋々承諾するアルク
「よし。じゃんけんの説明をする」
カンは、アルク達にじゃんけんの説明を行った。
「じゃ~。じゃんけんをやろうるぞ」
「はい(^○^)♪♪」
「いつでもどうぞ」
「ちなみに、ワシはグーを出すぞ」
( ̄▽ ̄)ニヤリと笑った
「え?」
「!!!!」
二人は困惑した。
・・・・
(( ̄▽ ̄)フフフ。悩んでる。悩んでる。じいさんが使ったパーを出させない作戦だ。
こういう単純な罠の方が、二人に効きそうだ)
『じゃんけんぽん』
カンとサーシャがグーを出して、アルクがパーを出した。
「やりました(^○^)/」
「な、何でパーを出したの?」
「え、だって、グーを出すと言ったでしょ。だから、素直にパーを出しただけですよ」
ど~~~~~ん( ̄― ̄)!!と真顔で言うアルクだった。
(なんて事だ(×_×) アルクは直ぐ信じる性格なんだな。一方、サーシャは・・・・)
カンはサーシャの方を見た。
「な、何ですか。その表情は」
「何でも無い」
「では、バランス良くステータを上げると言う事で良いですね」
「解ったわよ」
「ああ」
嬉しそうなアルクに対して、二人とも渋い顔をした。
「使える最大魔力が10100で、パラメータが7つあるから、1442ずつ上げるぞ」
「お願いします」
ニコニコ顔のアルク
「全パラメータを1442ずつ上げてくれ」
黒板にカンが言った。
【了解しました。結果を表示します】
====================================
最大魔力:6
スピード艦:ピンクイルカ
全体ランクB1
HP B1:1790(頭582・胴体655・ひれ553)
魔力 B1:1794
防御力 B1:1578
回避率 B1:2080
命中率 B1:1808
攻撃 B1:魚雷(遠距離1802・単体攻撃・消費魔力5・無属性・胴体)
移動速度B1:2000
○攻撃が追加されました。
B2:ステルスちょうちんお化け(遠距離4217・反射攻撃2回・消費魔力50・火属性・頭)
:ちょうちんお化けの2体が姿を消して発射され、敵に近づいたら現れて攻撃をする。
敵に1体当たったら、もう1体が反射して別の敵に攻撃
ランクが上がると数が増える。
(マトリョーシカ人形の様に、大きさはどんどん小さくなるが、ダメージは変わらない)
○特殊能力が追加されました。
B1:ひらめき
:攻撃をしていると、新しい攻撃や特殊能力を覚える
==============================
「やったーーー(^○^)/ 攻撃が増えましたよ。カン様」
「日頃の行いが良いからだな」
( ̄▽ ̄)ニヤリと笑った。
「そうですよ。そうですよ。」
「同感ですね」
二人は同意した。
「そ、そうだな」
苦笑いのカン
(せっかく皆を笑わせようとボケたのにーーー!!。なぜツッコまない!!
誰かツッコンでくれ~~~( ̄д ̄)!!)
嘆くカンだった(;_;)。
「それにしても変わった攻撃だな」
気を取り直して話すカン
「見えない攻撃は、かなり使えますよ。ステルスなので、近くにならないとレーダーに発見されません
しかも、反射攻撃なので、最低2回攻撃出来るのが良いんですよ」
鼻息を荒くして、興奮した様子で話すサーシャ
「なるほど。それで、このひらめきは何だ?」
「アルク知ってる?」
「いや。色々な艦に乗っていますが、初めて見ますね」
「珍しい能力みたいだな。それに、どんな新しい攻撃や能力を覚えるか、凄く( ̄▽ ̄)ワクワクするな」
「ええ。楽しみですよ。カン様(^○^)♪♪」
攻撃が好きなサーシャにとって、攻撃が増えるのは凄く嬉しかったので、上機嫌になった。
「それにしても良いですね~。このバランス。全体ランクがB1になりましたよ。
これでようやく戦えます」
・・・ ・・
「でも、あいつと同じランクじゃ絶対にイヤよ」
「まだ解りませんよ。役割と相性がありますから」
「あ!!そうね。私とした事が忘れてたわ(^○^)w」
「なんだ?役割と相性とは?」
「私達のモンスター艦能力によって、ステータが変わってくるんです」
「ほぉ~。まだステータスがUPするのか」
「ただ、必ず上がる訳でもありませんし、下がる可能性もあります。」
「それは面白い!!何かワクワクするな~(^○^) さっそくやろう」
アルクが役割について説明した。
=============================
○モンスター艦で戦う時の役割
①操縦士:回避率や移動速度に影響
②通信士:回避率や命中率に影響
③砲撃士:攻撃力や命中率に影響
④副官 :副官の値が、全ステータスにプラス
⑤艦長 :艦長の値が、全ステータスにプラス
=============================
「3人しかいないが兼任か?」
「そうですね。どの役割をするかは、自由に決める事が出来ます。
主にステータスを見て高い人を配置するのが一般的ですけど」
「という事は、自分でステータスを見れるのか?」
驚くカン
「出来ます。私の場合は、ステータス オープン モンスター艦能力」
モニターが表示された。
=============================
アルク
モンスター艦ステータス
艦長 127%
副官 215%
攻撃力 110%
命中率 127%
回避率 112%
移動速度106%
=============================
「何ちょっと。自慢してるの?」
「まさか。カンさんに解りやすく説明してるだけですよ」
「ふーん。そうですか」
ふてくされるサーシャ
「どうゆう風に見れば良いんだ?」
「得意か不得意か解ります。
・100%より大きければ得意
・100%は普通
・100%より小さければ不得意
私の場合だと、副官が215%で凄く得意です。
」
「不得意が無いという自慢、自慢、( ̄3 ̄)ブーブー」
サーシャがブーイングを言った。
「次に、私が通信士になった時の、モンスター艦の回避率と命中率です。
例えば、ピンクイルカの場合
回避率 B1:2080
命中率 B1:1808
私の命中率が127%なので、
1808×127%=2296.16
四捨五入をして、2296がモンスター艦の命中率になります。
同じ様に、私の回避率は112%なので
2080×112%=2329.6
四捨五入をして、2330がモンスター艦の回避率になります。
まとめ
回避率 2080 →2330
命中率 1808 →2296
」
「なるほど。得意ならモンスター艦が強くなるし、不得意なら弱くなるわけだな」
「そうです。」
「よし。今度はワシのを見て貰おう。ステータス オープン モンスター艦能力」
モニターが表示された。
=============================
カン
モンスター艦ステータス
艦長 512%
副官 149%
攻撃力 101%
命中率 122%
回避率 190%
移動速度183%
=============================
『!!!!!!!!!!!!!』
二人とも目を大きくし、口を開らいてビックリした。!!( ̄○ ̄)!!
「すごい。こんな数字初めてみた」
「何これ」
信じられない様子の二人( ̄д ̄)!!
「どうやら。全部得意みたいだな」
「いやいやいや。そこじゃなくて。いや、そこもんなですけど」
「艦長の値が500%超えるの初めて見た~( ̄○ ̄)~!!」
「そこです。そこ」
「うん?そんなに凄いのか?」
「凄いに決まっていますよ。だいたい200%超えれば凄い数字なのに、
500%超えとは信じられません!!(°д°)!!」
事の重大さに気づいてないカンに、熱弁するアルク
「やっぱり、カン様。凄い~。艦長をやってもらって良いでしょ?」
「もちろん。是非やって下さい」
「やった事は無いが、指揮には自信があるからやってみよう」
『やったーーーー( ̄▽ ̄)!!』
手を合わせて喜ぶ二人
そして、はっと気づいたサーシャは、手を離して気まずそうだった。
アルクも照れくさそうだった。
「それで、ワシが艦長をやるとして、他のは誰がやるんだ?」
「サーシャさんは何が得意ですか?」
「それは、砲撃士よ。攻撃力と命中率には自信があるわ」
両手を腰に添えて、どうだといわんばかりの表情だった。( ̄ー ̄)エッヘン
「他には?」
「無い」
きっぱりと言うサーシャだった。
「念のために、ステータスを見せて貰えませんか?」
「何よ!!私がウソを言っていると思っているの?」
「いえいえ。他に出来る役割が無いかと思いまして。
カンさんはモンスター艦を乗るのが初めてですし、艦長は凄く大変です。
出来るだけ負担を軽くしてあげたいので、サーシャさんに手伝ってもらえないかと」
「え~~~やだ( ̄△ ̄)/」
「サーシャ。協力してくれ。ワシもやった事がないから、不安なんだ」
「そこまで言うなら、やってあげても良いかな~」
「お願いします」
「しょがないな。ステータス オープン モンスター艦能力」
モニターが表示された。
=============================
◎サーシャ
モンスター艦ステータス
艦長 35%
副官 67%
攻撃力 140%
命中率 137%
回避率 34%
移動速度 78%
============================
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「何よ。二人とも黙って」
「サーシャは、砲撃士に専念して貰った方が良いな」
「そ、そうですね。」
「何よ。どうせ。私は能力低いですよ~だ( ̄3 ̄)/」
体育座りになっていじけた。
カンは、アルクにフォローをしろと目で訴えた。
「え~と。え~と。そうだ!!
確かに低いのが多いですけど、砲撃士の適正は、この中でNo1ですよ。
ね。カンさん」
「そ、その通りだ。サーシャが1番上手い。な、アルク」
「そうです。そうです。」
「本当にそう思ってる?」
顔を上げた。
『もちろん』
二人とも頷いた。
「だったら、しょうがない。砲撃士をやってあげる」
「ありがとうございます」
「助かったぞ。」
「へへっへへ」
二人にお礼を言われて喜ぶサーシャ
「それで私が副官をやるとして、能力的に判断すると、操縦士をカンさんにやって貰っていいですか?」
「ああ。わかった。やった事がないので不安だが」
「大丈夫です。慣れれば簡単です」
「そうか。ではやってみよう」
「よし。役割をまとめると、
カンさんが、艦長と操縦士。
サーシャさんが、砲撃士。
私が、副官と通信士をやる事で良いですか?」
「ああ。」
「でわ、モンスター艦に役割のデータを送りましょう。
みなさん。髪の毛を1本下さい」
「うん?何でだ?」
「髪の毛には個人を特定するデータが沢山詰まっているんです。
だから、役割を決めたらモンスター艦にデータを送ると、ステータスの変更が行われるんです」
「ふーん。」
サーシャとカンは髪の毛をアルクに渡した。
アルクは自分の毛も持って、魔法を唱えた。
「モンスター艦 役割」
持っていた髪の毛が光った。
「モンスター艦 DNA」
テーブルの真ん中から小さな箱が出現し、髪の毛を入れた。
すると、モニターが表示された。
====================================
【スピード艦:ピンクイルカ】
○役割済み
回避率 B1:2080 →A1:21403
命中率 B1:1808 →A1:17917
移動速度B1:2000 →A1:18200
攻撃 B1:魚雷1802→A1:15623
B2:ステルスちょうちんお化け4217→A1:36561
====================================
「何だこれは( ̄○ ̄)!!」
「凄い~~~(^○^)w こんなにステータスが上ってる」
「想像以上ですね」
モンスター艦のステータスが、役割を追加した事で大幅に上昇していた。
「凄く強くなったな」
「ええ。でも油断出来ません。相性があるからです。」
「さっき言っていた相性か?」
「はい。テーブルの席に相性が悪い人同士が近くにいると、能力が下がってしまうんです。」
「何!!」
アルクが相性について説明した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎相性の5段階評価
5:青:非常によい (お互いのステータス1.5倍Up)
4:緑:よい (お互いのステータス1.25倍Up)
3:白:普通 (なし)
2:黄:悪い (お互いのステータス0.75倍Down)
1:赤:非常に悪い (お互いのステータス0.5倍Down)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「真ん中のテーブルに相性が悪い人を置くと、他の4人の能力が下がってしまう訳か」
「そのとおりです。」
「それで、3人しかいながどうするんだ?」
「3人用に変えます。セレクト 配置3」
すると、ぱっと横並びに3つテーブルが並んだ。
「では。私が真ん中で」
「何で、あんたが真ん中なの?カン様の隣に座れないじゃない。」
「それは、私は相性の良い人が多いからです」
「フン嫌よ」
「とりあえず、相性だけみて悪かったら変えればいいだろう?」
カンが言う。
「うーん。解りました。チェイス」
納得行ってないサーシャだったが、右のテーブルに行って魔法を唱えると空中に浮いた椅子が現れ座った。
「相性を見てみましょう。チェイス」
真ん中にアルクが座った。
すると、お互いのテーブルを結ぶ線が、緑色に変化した。
「うそ( ̄○ ̄)!!」
両手を口に当ててビックリした。
「緑なので、評価は4。相性は良いみたいですね」
「やだーーこんなやつと相性が良いなんて」
がっくりとうな垂れるサーシャ
「では、カンさんどうぞ」
カンは左のテーブルに行った。
「チェイス」
カンは二人を真似て魔法を唱えた。空中に椅子が表れ、ソワソワしながらゆっくり座った。
すると、アルクとつなぐ線がゴールドに変わった。
『!!!!!!!!!!』
2人とも目を丸くして驚いた!!(○_○)!!
「どうしたんだ?」
「凄いですよ。カンさん。ゴッドグッドの能力があるとは」
「ゴッドグッド?」
「誰に対しても、最高の相性になる能力です。
しかも、お互いのステータスが2倍Upですよ( ̄▽ ̄)!!」
興奮気味に離すアルクだった。
「2倍もか?」
「そうですよ。さすが、カン様。」
(カスタマイズの魔法だけでなく、艦長の能力でもビックリしたし、
今回の能力でもビックリした~!!
本当にランクC1とは、とても思えない能力だわ!!!
やっぱり、私の予知に狂いは無かったわ)
( ̄▽ ̄)ニヤリと笑うサーシャ
「カンさん。真ん中の席に移動して下さい」
「わかった」
カンは真ん中に、アルクは左に座った。
すると、カンとサーシャの線もゴールドに変わった。
「カン様。最高です(^○^)!!」
両手を広げて喜ぶサーシャ。
「いや~試してみるもんですね。大幅の戦力Upですよ」
「そうか。皆が喜んでくれて嬉しいぞ」
ニコリと笑うカンだった。
「モンスター艦のデータを確認しましょう。モンスター艦ステータス」
====================================
【スピード艦:ピンクイルカ】
○役割済み ○相性済み
回避率 A1:21403 →A1:42806
命中率 A1:17917 →A1:35834
移動速度A1:18200 →A1:36400
攻撃 A1:魚雷15623→A1:31246
A1:ステルスちょうちんお化け36561→A1:73122
====================================
「値がさっきの2倍になっているな」
「ですね。カンさんのおかけで戦力UP出来ました。ありがとうございます。」
「お礼なんていい。たまたまだ」
「いえいえ。やっぱり、カン様。凄いですよ!!」
「そうか?(^○^)/ははははは」
カンは褒められて嬉しそうに笑った。
(アルク、サーシャもっと褒めてもいいんだぞ( ̄▽ ̄)ニヤリ)
○ピンクイルカの周辺
辺りをキョロキョロする蜘蛛男がいた。
「くくくく。これが奴のいるモンスター艦だな。
しっかり。仕返しはしてやるからな。ペタペタ」
蜘蛛男が両手の指先から糸が飛び出して、ピンクイルカに付けた。
そして、糸を瞬時に短くし、ぺたりくついた。
するすると両手両足を動かして、ヒレの所にやってきた。
その後、両方のヒレに何か黒い物をつけていた。
「くくくく。これでおしまいだ」
肩を揺らして笑う蜘蛛男だった。
○ランランとハイヤーが乗るアヒル号
前にランラン、後ろにハイヤーが座っていた。
「ねえねえ。外が良く見えるね」
「そうだな。役割は全部俺がやるから」
「いやだ。いやだ。ランランもやるーーーー」
「だったら、ステータスを見せろ」
「良いよ。ステータス オープン モンスター艦能力」
モニターが表示された。
=============================
◎ランラン
モンスター艦ステータス
艦長 5%
副官 1%
攻撃力 10%
命中率 187%
回避率 234%
移動速度278%
=============================
「なんと、まぁー。極端なステータスだな」
「ねえねえ。ランランでも出来るのある?」
「ああ。操縦士と通信士をやってもおうか」
「やったーーーー!!ランラン嬉しいーーー(^○^)/」
「そんなに嬉しいのか?」
「うん。だって今まで必要とされてなかったから」
元気良く笑顔で答えた。
「そうか・・・」
考え込むハイヤーだった。
突然、幽霊の様なタキシードを着たカンガルのユンハンが、
全てのモンスター艦に現れた。
身構えるランラン達
「諸君。モンスター艦選びに、全員終わったのを確認した。
もう1つ。諸君にプレゼントをあげよう。
それは、100万ゴールドだ。モンスター艦の改造に役立ててくれ。
以上」
ユンハンは消えてしまった。
「ねえねえ。100万ゴールドくれるって」
「ああ。気前が良いな。何にするかな?
モンスター艦 買い物」
ランランとハイヤーの目の前に、モニターが現れた。
モンスター艦で買える商品一覧が表示された。
「うーん。防御力を高めても良いし、回避能力を高めても良い 悩むな~」
目を閉じて、しばらく考えるハイヤー
「よし。決めた。防御を少し高めても一緒だから、回避能力を高めよう」
回避能力を高める部品をタッチした。
「うん?何でだ?買えんぞ」
3回タッチしたが、買えなかった。
「まさか!!お嬢ちゃん」
「うん。何? モグモグ」
ランランが振り返ると、大きな虹色の綿アメをモグモグと口一杯にほおばっていた。
「えらい静かだと思ったら、何を買ったんだーーーー!!」
怒るハイヤー
「最高級の虹色綿アメだよ。」
「いくらしたんだ?」
「さぁ?知らない」
「知らないだとーーー!!他には?」
「最高級の饅頭に、最高級のカステラでしょ。他にも甘いお菓子を沢山買ったよ」
笑顔で答えるランラン
「今から戦いなんだぞ。解っているのか?
少しでも戦力をUPしないといけないんだぞ」
「うん。解ってる。だから、甘い物を食べて元気をつけないと。
はい。綿アメあげる」
ランランはハイヤーに、黄色い綿アメをあげた。
乱暴に受け取るハイヤー。
「ふぅーー。仕方ない。少しUPした所であまり変わらないか。
それに、俺にはカードがあるしな」
仕方なく黄色い綿アメを食べると、パーーーンと口の中で音がなってビックリした。
「はははっは。爆弾綿アメ。どう?」
「・・・・・上手い。何だこれは?」
また、一口食べるとパーーーンと口の中で音がなった。
「爆発するとさらに、甘くて美味しく感じる。これは凄いな」
「でしょでしょ。美味しいでしょ」
上機嫌のランラン
「上手いな~。他にも面白い物はないか?」
「あるよ。モンスター界で1番硬いドーナツはどう?」
「なんだ。それは。くれ」
ハイヤーに渡した。
「かたーーーー。何だこれ。食べれるのか?」
「ペロペロ舐めがら食べるんだよ」
「へー。よく知っているなー」
「伊達に甘いお菓子を沢山食べてないよ。エッヘン」
勝ち誇るランランだった。
こうして、お菓子パーティが楽しく行われていた。
○ピンクイルカの中
「ドガァ~~~~ン」
大きな爆発が起こり、艦内は大きく揺れた
「どうした?もう戦闘が始まったのか?」
「わかりません」
動揺するカン達
「状況把握だ。こういう時こそ冷静になれ」
「そうですね。」
アルクはモニターを見て、外の様子や艦内の様子などを調べた。
「解りました。本艦の両ヒレが爆破されました。」
「何!!!それで損害は?」
「両方のヒレが無いです。」
「誰なのよ。こんなの事するの。私達に恨みでもあるの」
怒りまくるサーシャ
「ヒレが無くなると、どうなるんだ?」
「回避率と移動速度が50%ダウンします。
でも、さっき100万ゴールドを貰ったので修理をしましょう」
「ラッキーよねー私達。さっそく直しましょう」
「待った!!!!」
手で制するカン
「どうしたんです?」
「修理はしないで、強化出来る方法を考えよう」
「何を言ってるんです?カン様」
「そうですよ」
「修理にいくら掛かる?」
「だいたい30万~50万ゴールドくらいですかね」
「修理をしてしまうと、改造出来る費用が約半分になってしまう。
そうなると少ししか強化出来なくなる」
「でも。少しでも強化出来た方が良いのでは?」
「いや。大幅に強化出来るチャンスがあるなら、チャレンジした方が良い
成功すれば戦いの勝率を大幅にUPさせる事が出来る」
「それは解るんですけど。何か具体的な案とかあるんですか?」
不満そうにサーシャが言った。
「さっき、改造するようにと言っていた。と言う事は何か部品などを売っている所があるのでは?」
「もちろん。ありますよ」
「だったら、そこの部品を見て強化出来そうな物を探そう。
最悪何もないなら、修理をすればいい。どうだ?」
二人を見るカン。
「無理だと思うけどな」
「やってみる前から無理とか言うな!!
色々手を尽くして、もう何もやる事がない時に初めて言う言葉だ。」
怒るカン
「解りましたよ。やればいいんでしょ」
「サーシャさん。がんばりましょう!!」
落ち込んでいるサーシャに笑顔で励ますアルクだった。
しばらくたっても方法が見つからなかった。
「やっぱり、ヒレがある前提での部品ばかりですね」
「何かあるはずだ。何か」
焦るカンだった。
「君達は良いよねー。のんびり泳ぐだけで」
サーシャは、椅子に深く座り泳いでる魚達をぼんやり見ていた。
「サーシャ何をやっている早くやれ」
「休憩です。休憩。煮詰まった時は休憩が1番ですよ。カン様」
「確かに、頭が回らなくなってきたので休憩しましょう。飲み物を用意しますね」
「あ!!私、イチゴミルク(^○^)/」
急に元気になるサーシャ。
「カンさんは何が良いですか?」
「任せる」
モニターを必死に見ているカンだった。
「では、健康に良い緑茶にしましょう。セレクト 飲み物」
モニターに飲み物の絵が表示された。
そして、画面にタッチすると、各々のテーブルに飲み物が現れた。
ストローで美味しそうに飲むサーシャ
香りを嗅いで、コーヒーを味わうアルク
「ふーーー」
カンもコップを持って緑茶を飲みながら、泳いでいる魚達を見た。
ジンベイザメの親子が、優雅にカンの目の前を泳いでいった。
「これだ( ̄○ ̄)!!!」
突然カンが大声で叫んび、テーブルに両手をドンと叩いた。
「あちちちちち」
ビックリして思わず持っていたコーヒーを足元に、こぼしてしまったアルク
「はははっは。あんたバカね~( ̄▽ ̄)/」
お腹を抱えて大笑いするサーシャ
「見つけた!!」
カンはモニターを見ながら言った。
「何を見つけたんですか」
足元にかかったコーヒーを拭きながら答えるアルク
「両ヒレに変わるもんだよ。」
皆がカンの元に集まって来た。
「何です?それは?」
○蜘蛛男がいるモンスター艦
蜘蛛男が上機嫌で帰ってきた。
「どうだった?」
キツネ族の目が細いベルンザが言った。
「へぇ。ベルンザ様の言うとおり両ヒレを爆破しました。
これでやつらも終わりです。くくくく」
「残念な事に、お前が行ってから、カンガルーから100万ゴールドの改造費が出た。」
「何ですとぉおおおお!!」
「つまり、やつらは修理出来るわけだ」
「くそおおおおおおお」
壁を何発も殴っていた。
「運の良い奴らだ。」
「ベルンザ様。何かねぇーですか?」
「何か変わった事はなかったか?」
「別になにも・・・あ!!
そういえば、2つのイルカ艦を選んでいる時に、牛族が能力の高い方を強引に奪いました。」
「ほぉ~。あの力だけが自慢の連中か。どの艦にいる?」
「スピード艦の黒イルカです」
「テル スピード艦の黒イルカ」
モニターに黒牛が現れた。
「あれ?さっき爆発したと言っていた方では?」
「ああ!!それは隣のピンクイルカの方だ。」
機嫌が悪い黒牛だった。
「そうでしたか。すいません。両ヒレが爆発したので、お金を貸して欲しいと頼まれたもので」
「カカカッカ。間抜けな奴らだ」
上機嫌になる黒牛
「ですよねー。ただ気になる事も言っていたなぁ~」
「何だそれは?」
「イヤ言わない方が良いか」
「待って!!何だ気になるだろ」
「実は、2つのイルカ艦を選んだ時に、強引に奪っていた連中がいるらしんですよ。
それで、この爆発したのも、そいつらのせいだと言ってたんですよ」
「何!!!」
「しかも、戦いが始まった直後に、始末すると言ってましたよ。」
「本当か?」
「はい。どのイルカ艦か解りませんが気を付けて下さいね」
「あいつらーーーー!!絶対に許さん!!!!」
めちゃくちゃ怒った顔で言った。
「では。失礼します」
モニターが消えた。
「ベルンザ様。何をやったので?」
「黒牛にあいつらを始末してくれるよに、誘導したのさ」
「本当に動きますかね」
「動くさー。牛族は怒りっぽくて単純だからな。」
「さすが。ベルンザ様。自分の手を汚さず相手を倒す策。お見事です」
「フフフフ。大事なのはココさ」
頭のこめかに人差し指で、コンコンと叩きながら言った。
○打開策
「打開策はズバリ、ミニモンスター艦さ」
「モンスター艦より小さいミニモンスター艦を使うんですね。
なるほど。その手があったとわ。」
ポンと手を叩くアルク
「このモンスター艦には、召喚が出来たはず。
つまり、ミニモンスター艦を両ヒレの変わりに取り付ける作戦さ」
「そんな都合の良いミニモンスター艦あるんですか?」
モニターを覗き込むサーシャ
「もちろんだ。ワシのおすすめは、これだ」
====================================
【ミニスピード艦:火カエル】
全体ランクC1
HP C1:129(頭34・胴体55・手20・足20)
魔力 C1:157
防御力 C1:121
命中率 C1:0
回避率 C2:322
移動速度C2:277
防御魔法C1:火属性防御(消費魔力:5)
:火属性攻撃を半減させる
オプション:カード1枚まで(カードレベル上限C1まで)
====================================
「何で、これ何ですか?」
首を傾げるサーシャ
「ランクC1の中で、回避率と移動速度が速い方だからだ」
「でも、攻撃出来ないんじゃないですかー」
「攻撃する必要は無い。モンスター艦を運ぶだけだからな。
それに、火属性攻撃を半減出来る所が良い」
「確かに良いですが、壊れる前のモンスター艦より遅くなってしまうのがネックですね」
アゴを触りながら言うアルク
「大丈夫。それもちゃんと考えている」
「さすが、カン様」
「それは、4体買う」
「4体も買うんですか?」
「そうだ。4種類の火、水、風、土を1体ずつ買う事で、色々な属性攻撃に対処出来る」
「でも、4体の回避率や移動速度を合計しても、前の方が良いですよ」
「( ̄▽ ̄)フフフ。ワシもそう思ったんだが、これを買えば問題解決だ」
モニターを見せた
====================================
【コンボ:カエル】
全体ランクC3
説明:ミニモンスター艦のカエルが、3体以上いると回避率と移動速度がUP
同じ種類の場合は、1.5倍Up
違う種類の場合は、3倍UP
====================================
「複数のモンスター艦があると、コンボを発生させる事が出来る物ですね。」
「そういう事。凄く便利なんだ。これで前より回避率が86%、移動速度が約66%も強くなるはずだ」
====================================
○4体のカエル艦を使うと前より強くなる
回避率 B1:2080→B2:3864=(322×4体×3倍コンボ)
移動速度 B1:2000→B2:3324=(277×4体×3倍コンボ)
※役割と相性の値を加えた最終結果
回避率 A1:42806→A1:79521
移動速度 A1:36400→A1:60497
====================================
「なるほど。考えましたね」
「カン様。頭良い!!」
「ちなみに、お金はいくらですか?」
「1体5万ゴールドを4体買うので、20万ゴールド。
カエルコンボは、20万ゴールド。
合計40万ゴールド」
「おお。素晴らしい!! 修理する費用と同じくらいで、パワーUPさせるとわ」
感心するアルク
「そうだろう。そうだろう(^○^)/」
褒められて嬉しいカン
「余ったお金はどうするんです?」
「それは、これを買う」
====================================
【ミニバランス艦:ミニカブトムシ】
全体ランクC2
HP C2:369(頭134・胴体155・手44・足36)
魔力 C2:268
防御力 C2:366
命中率 C2:289
回避率 C2:334
移動速度C2:344
攻撃 C2:消化液(遠距離261・単体攻撃・消費魔力5・無属性・胴体)
:角(近距離388・単体攻撃・消費魔力20・無属性・頭)
オプション:カード2枚まで(カードレベル上限C2まで)
====================================
「なぜ、これに?」
「この艦で攻撃を仕掛けるためだ」
「え?でも戦力的にきついのでわ?」
「そのために、4体買うつもりさ。4体いれば連携して相手を倒す事も出来る」
「大丈夫ですかねー」
心配そうな顔のアルク
「それは解らん。でも戦いの選択肢を準備をする事は重要だ。何が役に立つか解らんからな」
「確かにそうですね。戦いにおいて絶対大丈夫と言う事は、ありませんからね」
「それで、カン様。これいくら何です?」
「1体20万ゴールドだ。」
「え?オーバーするじゃないですか。さっきのと合わせて、合計120万ゴールドですよ」
「( ̄▽ ̄)フフフフ。ワシも最初思った。だが、これを良く見てみろ」
画面の下の方を指でさした。
====================================
【3体で10%引き、5体で20%引き、8体で30%引き
そして、ペットモンスターくじを1枚差し上げます】
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赤い大きな字で書かれていた。
「セールをやっていたのね。良く見てますね~」
感心するサーシャだった。
「だろ? 8体買うので30%引き
つまり、合計84万ゴールドだ」
「賢い買い物ですわ。」
「そうだろう。そうだろう」
満面な笑みのカンだった。
「アルク買っても良いか?」
「そうですね。カンさんの案でいきましょう」
「よし。買うぞ」
モニターを操作した。
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火カエル×1体=5万
水カエル×1体=5万
風カエル×1体=5万
土カエル×1体=5万
カエルコンボ=20万
ミニカブトムシ×4体=80万
合計120万
※8体購入より30%割引
合計84万
支払い金額100万
残り16万
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「よし買ったぞ。うん?何かメッセージがあるぞ」
【ペットモンスターくじを1枚プレゼントします】
「このくじはどうやって使うんだ?」
「あ。それはこっちの画面ですわ」
サーシャが操作して、ペットモンスターくじが出来る所へ移動した。
「ところでペットモンスターとは?」
「餌を与えて成長するモンスターで、変わった能力を持つ者が多いです。」
「面白そうだな。ではやってみるか?」
「そうですね。戦力になるかもしれませんからね」
「よし。やろう」
くじを引くと書かれたボタンを押した。
【10枚のカードからお好きなカードを選んで下さい】
10枚のカードが一列にならんだ。
「どれにする?」
「そうですね。」
「私に任せて下さい。」
自信満々のサーシャが言った。
「そうだったな。予知が出来るんだったな」
「カン様信じてないでしょ。でも私の力をお見せします
どうゆうのが良いですか?」
「もちろん。戦力になる者だ」
「わかりました。」
サーシャは、右手にカードの束を置いた。
「カードミラクル」
カードが浮き上がり回転した。
その中から、カードを3枚取った。
「左から2番目に、力と攻撃が強いペットモンスターがいます。
左から8番目に、忠誠と変化のペットモンスターがいます。
左から9番目に、女と女難のペットモンスターがいます」
「ウム。どれが良いと思う?アルク」
「そうですね。解りやすいのは力と攻撃が強いカードですね。
でも、他のカードも捨てがたいです」
「サーシャは?」
「もちろん。女と女難のカード以外だったら、何でも良いです
女難ですよ。女難。悪いカードに決まってます。ね!カン様!!」
顔をぐいっとカンに近づけて、熱弁するサーシャ(○△○)!!
「そ、そうだな」
苦笑いするカン
「ワシとしてもどれでも良い・・・いや。女と女難のカード以外で多数決で決めよう」
凄い形相のサーシャが睨んでいたので、考えを改めたカンだった。
「そうしましょう」
ニコニコ笑顔のサーシャ
「では、力と攻撃が強いカードが良い人は?」
アルクが手をあげた。
「次に、忠誠と変化のカードが良い人は?」
カンが手をあげた。
ちらりとカンを見てサーシャも手をあげた。
「では、忠誠と変化のカードで良いな」
「はい。良いですカン様」
「わかりました」
「よし。左から8番目のカードを引こう」
カンはカードをタッチした。
「何が出てくるかワクワクするな~」
「そうですね。戦力になる者だったらいいですね」
すると、モニターが光って中からペットモンスターが現れた。
「何だこれは?」
カン達は、大きく目を見開いた。
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